Google Apps Script入門 | 第5回.変数って何だ? | Google Apps Script(GAS)の入門解説です



最終更新日:2016-11-06

第5回.変数って何だ?

プログラミングを始めて、最初に変数で躓く人が多いようです、

変数が使えなければプログラムは書けません、

Google Apps Scriptでの変数について解説します。


スクリプトの書き方については、前回までの記事でしっかり習得しておいてください。


今回からは、結果のスクリプトのみ掲載し、詳細な書き順は掲載しません。

大文字小文字は区別されますので、タイピングする場合は、大文字小文字に注意してください。


変数とは

プログラムにおいて、
扱うデータを入れて必要なときに利用するために用意した入れ物で、
その入れ物に付けた名前が変数名になります。
入れ物と表現しましたが、
変数には、文字や数値と言った値だけでなく、オブジェクトも入れられます。
※実際にはオブジェクトそのものが入るわけではありませんが、
 それを考えるのは、もっと、ずっと後で良いです。


前回書いたスクリプト

function mySample1() {
 SpreadsheetApp.getActiveSheet().getRange(1, 1).setValue("Hello World")
}


A2セルにも文字を入れたい

これは、A1セルに、"Hello World"と入れます。
では、追加で、
A2セルに、"こんにちは"と入れるスクリプトを書き足しましょう。

function mySample1() {
 SpreadsheetApp.getActiveSheet().getRange(1, 1).setValue("Hello World")
 SpreadsheetApp.getActiveSheet().getRange(2, 1).setValue("こんにちは")
}

これで、
A1セルに、"Hello World"
A2セルに、"こんにちは"
と入ります。


もっと短く書けないのか

確かに、これで動きますが・・・長い・・・何でこんなに長いのか・・・
10個のセルに値を入れるとしたら・・・
コピペすれば別に長くても構わない。
確かにそうではありますが・・・
もっと複雑な処理を書こうとしたとき、
毎行、SpreadsheetAppから書くのかってことで、さすがに何とかならないものか。
SpreadsheetApp.getActiveSheet()
ここまでは同じなのだから、省略できないのか・・・
そう、考えるのは普通の事です。

ここで変数が出てきます。


シートを変数に入れる

SpreadsheetApp.getActiveSheet()
これを変数に入れられれば、
変数.getRange(1, 1).setValue("Hello World")
変数.getRange(2, 1).setValue("こんにちは")

このように書けそうです。
これなら、だいぶ短くなり、読みやすくなります。

SpreadsheetApp.getActiveSheet()
これを変数に入れるには、

var sheet
sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet()

または
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet()

このように書きます。

var変数宣言になります。
sheet変数名です。

先のスクリプトでは、変数宣言した後に、変数にオブジェクトを入れています。
後のスクリプトでは、変数宣言と同時に、変数にオブジェクトを入れています。

これ以降は、
sheetと書けば、SpreadsheetApp.getActiveSheet()の事になります。

Google Apps Scriptでは、変数宣言は必須です。
変数に型がありません、何でも入れる事が出来ます。

VBAでは
varはVBAではDimに相当します。
VBAでは、オブジェクトの場合は、
Setステートメントを使いますが、Google Apps Scriptでは不要です。


変数を使って書き直すと

function mySample1() {
 var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet()
 sheet.getRange(1, 1).setValue("Hello World")
 sheet.getRange(2, 1).setValue("こんにちは")
}


変数の宣言方法と使い方

上のスクリプトは、

function mySample1() {
 var app,sheet,range
 app = SpreadsheetApp
 sheet = app.getActiveSheet()
 range = sheet.getRange(1, 1)
 range.setValue("Hello World")
 range = sheet.getRange(2, 1)
 range.setValue("こんにちは")
}


このようにも書けます。

varでの変数宣言は、
var 変数1,変数2,変数3
のように、カンマで区切って、複数の変数を宣言できます。

何を変数に入れるかは自由です。
変数の使い方で、プログラムが全く違った書き方になります。


数値や文字を変数に入れる

ここまでは、オブジェクトを変数に入れる事に特化して書きましたが、
数値や文字を入れる場合も、全く同じです。

function test() {
 var i = 1
 i=i+1
Browser.msgBox(i)
}


これで、「2」と表示されます。


プログラミングの要点の一つが変数の使い方です。
変数の使い方にこれと言った決まりはありません。
そして、変数の使い方でプログラミングが大きく変わってきます。
どのような使い方をすれば良いかは、徐々に習得していきましょう。




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