ExcelマクロVBA入門 | 第42回.セルをコピーするとは | Excelマクロの基礎と応用、エクセルVBAの入門・初級・初心者向け解説



最終更新日:2013-02-18

第42回.セルをコピーするとは


セルをコピーするとは、どういう事でしょうか。


セルは、Rangeオブジェクトです。



オブジェクトそのものは、コピーできません。


では、何をコピーしているのでしょぅか。


それは、


オブジェクトのプロパティの値をコピーしているのです


.Copyで.Pasteなら、Rangeの全てのプロパティをコピーしているのです。


値の貼り付けなら、.Valueをコピーしているに過ぎないのです


このように考えれば、


Range("セル番地1").Value = Range("セル番地2").Value


つまり、


Range("セル番地2").Valueの値を、Range("セル番地1").Valueに入れているのです


これで、値のコピーが出来る事が理解できると思います。


Range("セル番地2").Interior.Color = Range("セル番地1").Interior.Color


このようにすれば、背景色がコピーされます。


これは、シートを指定すれば、別シート間でも可能です。



さらに、.Valueであれば、セル範囲でも正しく動作します。


Sheets("Sheet1").Range("A1:B10").Value = Sheets("Sheet2").Range("A1:B10").Value


これで、値のコピーが出来てしまいます。


注意点としては、


このセル範囲の場合は、.Valueを省略できません、省略してしまうと正しくコピーされません。



このセル範囲どうしでのコピーは、.Valueの時だけ特別に可能となっています。


.Value以外の場合は、セル範囲を、セル範囲にコピーは出来ません


コピー先にはセル範囲を指定可能ですが、コピー元にはセル範囲は指定できません


正確には、正しくコピーされないと言う事です。


Sheets("Sheet2").Range("A1:B10").Interior.Color = Sheets("Sheet1").Range("A1").Interior.Color


これはOKですが、


次の指定は、ダメです。


Sheets("Sheet2").Range("A1:B10").Interior.Color = Sheets("Sheet1").Range("A1:B10").Interior.Color



コピーの使い分け


以下、Rangeは、ブック指定・シート指定・セル範囲等の指定を総称して書いています。


・セルを全て同じ状態でコピーしたい場合は、


 コビー元Range.Copy Destination:=コピー先Range


・罫線のように複数のプロパティが関係している場合や、セル範囲で値以外のコピーの場合


 コビー元Range.Copy

 コピー先Range.PasteSpecial Paste:=xlPasteFormats

 (xlPasteFormatsは適宜変わります)


・上記以外なら、特に値のコピーなら、


 コピー先Range.プロパティ = コビー元Range.プロパティ


こんな感じで、使い分けすれば良いでしょう。


マクロにおいては、セルのコピーは頻繁に発生します。



注意点としては、


コビー元Range.Copy


とだけ書いた場合は、クリップボードにコピーされますので、


マクロ実行中に、エクセル以外のソフトであろうと、Ctrl+C等を使うと正しく動作しなくなります



このセルのコピーの書き方で、結構マクロの技量が計れます。


さらには、マクロの処理速度にも大きく影響しますので、


しっかり習得して下さい。





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