第14回.セルの書式を設定する(NumberFormatLocal,Font,Borders,Interior)
エクセルは表計算ソフトなので、計算が主体で、その計算結果こそが重要です。
とはいえ、その結果を表示する表の見栄えも重要な要素になります。
セルの書式を整えて見やすい表にしたいところです。
「セルの書式設定」ダイアログ画面
マクロVBAでセルの書式を設定する時は、
必ず、シートでの「セルの書式設定」ダイアログ画面と対で覚えるようにしましょう。
・表示形式
・配置
・フォント
・塗りつぶし
・保護
ここで設定できる内容については、一通り見ておいてください。
どんな設定が出来るか知らなければ、何も始まりません、マクロVBA以前の問題です。
セルの書式設定のマクロVBAコードは、
「マクロの記録」で簡単に調べることが出来ますので、特に細部を覚える必要はありません。
とはいえ、良く使うものを含め、最低限の書き方は覚えておく必要はあります。
必ず、シートでの「セルの書式設定」ダイアログ画面と対で覚えるようにしましょう。
・配置
・フォント
・塗りつぶし
・保護
どんな設定が出来るか知らなければ、何も始まりません、マクロVBA以前の問題です。
「マクロの記録」で簡単に調べることが出来ますので、特に細部を覚える必要はありません。
とはいえ、良く使うものを含め、最低限の書き方は覚えておく必要はあります。
表示形式
A1セルを、カンマ区切り、0サプレス、ゼロはブランク
A2セルを、平成○○年○○月○○日
A3セルを、パーセント、小数以下2桁、ゼロは0.00%
A4セルを、文字列
セル(Range,Cells)のNumberFormatLocalプロパティに値(書式文字)を入れる事で、表示形式を設定します。
NumberFormatプロパティもあり、ほぼ同様ですが、\12,345のようなロケール依存の表示はNumberFormatLocalを使います。
無用なトラブル回避のためにも、NumberFormatLocalを使ってください。
書式文字は、シートでの「セルの書式設定」の「ユーザー定義」とほぼ同様(違う場合もありますが)なので、これを参考にしてください。
A2セルを、平成○○年○○月○○日
A3セルを、パーセント、小数以下2桁、ゼロは0.00%
A4セルを、文字列
無用なトラブル回避のためにも、NumberFormatLocalを使ってください。
書式文字は、シートでの「セルの書式設定」の「ユーザー定義」とほぼ同様(違う場合もありますが)なので、これを参考にしてください。
フォント
A1セルを、フォントサイズを14
A2セルを、文字色を赤色
A3セルを、太字
セル(Range,Cells)のFontオブジェクトの各種プロパティに値を入れる事で設定します。
色の基本8色は、定数として
vbBlack、vbRed、vbGreen、vbYellow、vbBlue、vbMagenta、vbCyan、vbWhite
以上が用意されています。
自由に色指定したい場合は、RGB関数を使ってください。
A2セルを、文字色を赤色
A3セルを、太字
vbBlack、vbRed、vbGreen、vbYellow、vbBlue、vbMagenta、vbCyan、vbWhite
以上が用意されています。
RGB値を作成する関数として、RGB関数が用意されています。
RGB(red, green, blue)
red, green, blue、それぞれを0~255で指定します。
RGB(255, 0, 0) '赤
RGB(255, 255, 255) '白
RGB(0, 0, 0) '黒
RGB(red, green, blue)
red, green, blue、それぞれを0~255で指定します。
RGB(255, 0, 0) '赤
RGB(255, 255, 255) '白
RGB(0, 0, 0) '黒
罫線
A1:B5を、外枠太線、内側を普通の格子線
セル(Range,Cells)のBordersオブジェクトのプロパティに値を入れる事で設定します。
LineStyle ・・・ 線の種類
Weight ・・・ 線の太さ
Bordersに()で上下左右の線を引く位置を指定出来ます。
()を省略すると、上下左右に線を引きます。
外枠の罫線については、以下の書き方もあります。
指定範囲の外枠に対して線を引くときは、
BorderAround
これも使えますが、これはメソッドになり使い方が少々難しくなります。
LineStyle ・・・ 線の種類
Weight ・・・ 線の太さ
()を省略すると、上下左右に線を引きます。
BorderAround
これも使えますが、これはメソッドになり使い方が少々難しくなります。
塗りつぶし
A1セルを、青で塗りつぶし
A2セルを、赤(R):200、緑(G):80、青(B):120
セル(Range,Cells)のInteriorオブジェクトのプロパティに値を入れる事で設定します。
色の基本8色は、定数として
vbBlack、vbRed、vbGreen、vbYellow、vbBlue、vbMagenta、vbCyan、vbWhite
これらが用意されています。
RGBは関数になります。
RGB(赤, 緑, 青)
赤,緑,青にそれぞれ0~255の数値を指定して色を表現します。
A2セルを、赤(R):200、緑(G):80、青(B):120
vbBlack、vbRed、vbGreen、vbYellow、vbBlue、vbMagenta、vbCyan、vbWhite
これらが用意されています。
RGBは関数になります。
RGB(赤, 緑, 青)
赤,緑,青にそれぞれ0~255の数値を指定して色を表現します。
「セルの書式を設定する」のまとめ
・表示形式
・フォント
・罫線
・塗りつぶし
以上についてざっくりと説明しましたが、上記以外の詳細な書式設定方法は、
随時、「マクロの記録」を使い、必要なプロパティとその値を調べて使うようにしてください。
・フォント
・罫線
・塗りつぶし
以上についてざっくりと説明しましたが、上記以外の詳細な書式設定方法は、
随時、「マクロの記録」を使い、必要なプロパティとその値を調べて使うようにしてください。
ExcelマクロVBA入門の対応ページ
第31回.セルの書式(表示形式,NumberFormatLocal)
第32回.セルの書式(配置,Alignment)
第33回.セルの書式(フォント,Font)
第34回.セルの書式(塗りつぶし,Interior)
第35回.セルの書式(罫線,Border)
・マクロでの表示書式の指定 ・表示書式指定文字 ・表示書式指定文字の調べ方 ・Range.NumberFormatについて ・実際に表示されている形式の文字列を取得
第32回.セルの書式(配置,Alignment)
セル内での値を表示する位置(縦位置、横位置)をマクロVBAで指定できます。「セルの書式設定」→「配置」で指定する内容です。マクロVBAでの配置の指定 Range.プロパティ=設定値 指定できるプロパティの設定値は以下になります。
第33回.セルの書式(フォント,Font)
・マクロでの指定 ・色定数 ・RGB関数 ・色の指定を解除(自動) ・フォント(Font)設定についての注意点
第34回.セルの書式(塗りつぶし,Interior)
・マクロVBAでのInterior指定 ・色定数 ・RGB関数 ・塗りつぶしなし ・条件付き書式との使い分け
第35回.セルの書式(罫線,Border)
・A1セル~B5セルに格子線を引いた時のマクロの記録 ・マクロVBAでの罫線指定 ・Bordersのプロパティ ・Range.BorderAroundメソッド ・マクロVBAでの罫線の注意点
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