Excelマクロの記録で覚えるVBA | 第3回.複数セルに文字を入れる | Excelマクロの自動記録を使って、エクセルVBAの初心者向け入門解説



最終更新日:2013-02-18

第3回.複数セルに文字を入れる


前回作成したマクロです。


Sub Macro1()

  Range("A3").Select
  ActiveCell.FormulaR1C1 = "マクロを書いたぞ!"

End Sub


さて、おそらく誰でも思う事は、1行で書けないのかってことだと思います。


書けます!


Range("A3").Select
は、セルA3を選択し、アクティブにしています。

そして、

ActiveCell.・・・

つまり、ここでのアクティブセルとは、A3になる訳です。

これを消しこみます。

Range("A3").Select
ActiveCell
.FormulaR1C1 = "マクロを書いたぞ!"

このように、Select=ActiveCellなのですから、

同時に消しこめるのです。

結果、

Range("A3").FormulaR1C1 = "マクロを書いたぞ!"

となります。

Range("A3")のFormulaR1C1に"マクロを書いたぞ!"を入れる

になります。


では、マクロを実行してみて下さい。

ちゃんと、A3に「マクロを書いたぞ!」と入りましたよね。



次は、複数セルに同時に同じ文字を入れて見ましょう。


1.「マクロの記録」を開始

2.セルA1〜セルB2をドラッグで選択

3.「複数セルに一括入力」と入力し、Ctrl+Enter

4.「記録終了」


では、マクロの中身をみてみましょう。


Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
'

'
  Range("A1:B2").Select
  Selection.FormulaR1C1 = "複数セルに一括入力"
  Selection.Characters(1, 2).PhoneticCharacters = "フクスウ"
  Selection.Characters(6, 2).PhoneticCharacters = "イッカツ"
  Selection.Characters(8, 2).PhoneticCharacters = "ニュウリョク"
End Sub

前回同様、読み仮名の行は無視して、削除します。


まずは、

Range("A1:B2")

見た通りではありますが、

セルA1〜セルB2の方形のセル範囲(A1,A2,B1,B2の4つのセル)の指定になります。

Range("開始セル:終了セル")

ですね。


そして、次が、前回とちょっと違いますね。

前回は、

ActiveCell.FormulaR1C1

だったのに、

今回は、

Selection.FormulaR1C1

となっています。

ActiveCellは1つのセルです。

複数選択した場合は、最初に選択したセルで、バックが白いままになっているセルです。

これに対し、今回は、

Range("A1:B2").Select
で選択したセル範囲全てに対して、文字を入れています。

そこで、ActiveCellではなく、Selectionとの記述になっています。

前回も、Selectionでも良かったのですが、「マクロの記録」がActiveCellと記録しただけです。


これ、もうお分かりですよね。

Selectionが消しこめます。

Range("A1:B2").Select
Selection
.FormulaR1C1 = "複数セルに一括入力"

結局、

Range("A1:B2").FormulaR1C1 = "複数セルに一括入力"

で良い事になります。


では、実際にマクロを起動して確認して下さい。

ちゃんと、A1〜B2に「複数セルに一括入力」と入りましたよね。



おそらく、ずーと疑問なのが、FormulaR1C1ですよね。


ちょっとウザイ気がします。


そもそも何者なんだってことですね。


身元の詮索は止めましょう。(笑)


詮索せずに、消えてもらいましょう。


そうです、

Range("A1:B2") = "複数セルに一括入力"

これだけでやってみましょう。


どうでしたか、ちゃんと動きましたよね。


つまりは、不要ということです。


ではなぜ、不要なものが、「マクロの記録」で作成されているのかって、聞きたいですか。


それは、そのうち説明します、今はとにかくFormulaR1C1はいらないのです。



ではさらに、とびとびのセルにもじの一括入力をしてみましょう。


1.「マクロの記録」を開始

2.セルA1を選択
3.Ctrlを押しながら、セルA3、セルA5を選択

3.「とびとびセル」と入力し、Ctrl+Enter

4.「記録終了」


では、マクロの中身をみてみましょう。

Sub Macro2()
'
' Macro2 Macro
'

'
Range("A1,A3,A5").Select
Range("A5").Activate
Selection.FormulaR1C1 = "とびとびセル"
End Sub


Range("A1,A3,A5").Select
今度は、とびとびのセルの指定です。

,」(カンマ)で区切って、複数のセルを指定します。


また、変なのが出てきました。

Range("A5").Activate
これは、どのセルをアクティブにするかの指定です。

ドラッグで複数セルを選択した場合は、最初のセルがアクティブセルになっています。

しかし、

Ctrlを押しながらの選択は、最後のセルがアクティブになるのです。

これを、VBAで書くとこうなるのです。

そして、結局のところ、文字を入れる事には、関係が無いと言う事です。


すると、もう大丈夫ですね。

Range("A1,A3,A5").Select
Range("A5").Activate
Selection.FormulaR1C1
= "とびとびセル"

つまり、

Range("A1,A3,A5") = "とびとびセル"
で良い事になります。


では、実際にマクロを起動して確認して下さい。

大丈夫ですよね、ちゃんと入りましたよね。



今回は、いっぱい覚えちゃいましたね。


整理しておきます。


Range("A3").Select
ActiveCell.FormulaR1C1
= "マクロを書いたぞ!"

Range("A3") = "マクロを書いたぞ!"

Range("A1:B2").Select
Selection.FormulaR1C1
= "複数セルに一括入力"

Range("A1:B2") = "複数セルに一括入力"

Range("A1,A3,A5").Select
Range("A5").Activate
Selection.FormulaR1C1
= "とびとびセル"

Range("A1,A3,A5") = "とびとびセル"


大分わかってきましたでしょうか。


もう文字をいれるだけなら、大丈夫でしょう。


でもねー、同じ文字ばかり入れてもねー・・・


おっしゃる通り、意味無いです。キッパリ


次回はVBAらしく、変化のある入れ方をしましょう。






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