Excelマクロの記録で覚えるVBA | 第10回.計算結果を入れる | Excelマクロの自動記録を使って、エクセルVBAの初心者向け入門解説



最終更新日:2013-02-18

第10回.計算結果を入れる


前回作成した100マス計算の回答部分を、マクロで計算して入れてみましょう。


従って、マクロの記録は使いません。



タイトルと違うね(笑)、でもね、マクロの記録では出来ない事が多いのです。


だから、VBAを覚える必要があるのです。



では、プログラムを提示してから解説しましょう。


元のプログラムは、前回作成した、「.COPY」を使わずに値のコピーをするプログラムです。


Sub Macro1()
  Dim i
  Dim j
  i = 2
  Do While i <= 11
    j = 2
    Do While j <= 11
    Cells(i, j) = Cells(i, 1) * Cells(1, j)
    j = j + 1
    Loop
    i = i + 1
  Loop
End Sub


太字の部分のみ変更しています。


計算結果を入れるセルが、

Cells(i, j)


ここには、同行の1列目のセル同列の1行目のセル掛け算を入れる訳です。


これが、Cells(i, 1) * Cells(1, j)

になります。


Cells(i, 1)は、i行1列目のセル


Cells(1, j)は、1行j列目のセル

これで、一瞬で100マスに計算結果が埋められます。


100マスの計算結果を消してから実行してみて下さい。





四則演算の演算子は、ワークシートと同様です。


+:足し算

−:引き算

*:掛け算

/:割り算


また、計算順序もワークシートと同様です。


*/が先に計算され、次に+−となります。


しかし、計算順序は、()で必ず明記するようにしましょう。





計算をワークシート上で行い、その結果の値を取り出して、再度セルに入れる方法もあります。


第8回と、第9回で作成したマクロの組み合わせになります。


Sub Macro2()

  Range("B2:K11").FormulaR1C1 = "=RC1*R1C"
  Sheets("Sheet1").Range("B2:K11").Copy
  Sheets("Sheet2").Range("B2").PasteSpecial _
    Paste:=xlPasteValues, Operation:=xlNone, SkipBlanks:=False, Transpose:=False

End Sub



この解説は既にしましたね。


Range("B2:K11").FormulaR1C1 = "=RC1*R1C"
絶対参照と相対参照の組み合わせです。

RC1は、同じ行の、1列目のセル

R1Cは、1行目の、同じ列


Sheets("Sheet1").Range("B2:K11").Copy
これで、セル範囲をクリップボードにコピーします。


Sheets("Sheet2").Range("B2").PasteSpecial _
    Paste:=xlPasteValues, Operation:=xlNone, SkipBlanks:=False,

値の貼り付けです。



では、2重ループを使って、セルを1つずつ処理してみましょう。


Sub Macro3()
  Dim i
  Dim j
  i = 2
  Do While i <= 11
    j = 2
    Do While j <= 11
    Cells(i, j).FormulaR1C1 = "=RC1*R1C"
    Cells(i, j).Value = Cells(i, j).Value
    j = j + 1
    Loop
    i = i + 1
  Loop
End Sub


注意点は、太字の部分だけです。


Cells(i, j).FormulaR1C1 = "=RC1*R1C"
これで、計算式をセルに入れています。

入れた直後に、ワークシートで再計算されます。


Cells(i, j).Value = Cells(i, j).Value
これで、値を取り出し、同じセルに入れ直しています。


Cells(i, j).FormulaR1C1 = "=RC1*R1C"
この直後、

Cells(i, j).FormulaR1C1には、"=RC1*R1C"が入っており、

Cells(i, j).Valueには、その計算結果が入っています。

そして、Valueに値を入れた時点で、FormulaR1C1も計算式ではなく、数値が入ることになります。



上のような、マクロの途中で、その内容(セルや変数)を確認したい場合は、


VBE(Visual Basic Editor)のイミディエイトを使います。


その方法については、次回に説明します。






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