Excelマクロの記録で覚えるVBA | 第17回.並べ替え | Excelマクロの自動記録を使って、エクセルVBAの初心者向け入門解説



最終更新日:2013-05-10

第17回.並べ替え


エクセルでは避けて通れない、「並べ替え」をやります。


実は、あまりやりたくないのですが・・・


いや、2003と2007以降で、全く変わってしまったのです。




1行目がタイトル、2〜11行にデータが入っているとします。


まずは、2007以降です。


1.マクロの記録

2.A1を選択

3.昇順

4.記録終了


作成れたマクロは、


Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
'

'
  Range("A1").Select
  ActiveWorkbook.Worksheets("Sheet1").Sort.SortFields.Clear
  ActiveWorkbook.Worksheets("Sheet1").Sort.SortFields.Add Key:=Range("A1"), _
    SortOn:=xlSortOnValues, Order:=xlAscending, DataOption:=xlSortNormal
  With ActiveWorkbook.Worksheets("Sheet1").Sort
    .SetRange Range("A1:J11")
    .Header = xlYes
    .MatchCase = False
    .Orientation = xlTopToBottom
    .SortMethod = xlPinYin
    .Apply
  End With
End Sub


マクロの記録がこのように記録している気持ちはわかるのですが、


2〜3行目は、Withの中に入れられます。


つまり、

ActiveWorkbook.Worksheets("Sheet1").Sort.SortFields.Clear
ActiveWorkbook.Worksheets("Sheet1").Sort.SortFields.Add Key:=Range("A1"), _
    SortOn:=xlSortOnValues, Order:=xlAscending, DataOption:=xlSortNormal

前半の、

ActiveWorkbook.Worksheets("Sheet1").Sort
は、

With

の後ろと一致しているは分かりますよね。

従って、その部分を省略して、

Withの中に入れられます。


また、省略可能な引数を、なるべく省略すると、以下になります。


Sub Macro1()
  With ActiveWorkbook.Worksheets("Sheet1").Sort
    .SortFields.Clear
    .SortFields.Add Key:=Range("A1"), Order:=xlAscending
    .SetRange Range("A1:J11")
    .Header = xlYes

    .Apply
  End With

End Sub


見やすくなりましたね。


省略した引数は、ソートのオプションや、値以外でソートする等の場合に指定するものです。


そのようなソートを指定場合は、マクロの記録をそのまま使用して下さい。


SortFields.Clear
以前のソートキーをクリアしています。

必ず指定して下さい。


SortFields.Add

ソートのキーを追加します。

繰り替え事で、必要な数だけ追加できます。


Order:=xlAscending

昇順の指定です。

降順の場合は、xlDescendingになります。


SetRange

ソートするデータ範囲です。


Header = xlYes

先頭が、ヘッダーかどうかの指定です。

先頭もデータの場合は、xlGuess(xlNoでも良いようです)になります。


Apply
ソートを実行します。



上記のソートは、2003では実行できません。


まだまだ、2003も多く使われていますので、極力、以下の2003方式でのソートにして下さい。


2003でのソート


同じ操作で、記録されるマクロです。


Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
'

'
  Range("A1").Select
  Range("A1:J11").Sort Key1:=Range("A1"), Order1:=xlAscending, Header:= _
    xlYes, OrderCustom:=1, MatchCase:=False, Orientation:=xlTopToBottom, _
    SortMethod:=xlPinYin, DataOption1:=xlSortTextAsNumbers
End Sub


同じように、省略可能な部分を省略します。


Sub Macro1()
  Range("A1:J11").Sort Key1:=Range("A1"), Order1:=xlAscending, Header:=xlYes
End Sub


2007以降と同様に、省略した引数は、ソートのオプションの指定するものです。


そのようなソートを指定場合は、マクロの記録をそのまま使用して下さい。


Range("A1:J11").Sort

これでソートします。


Key1:=Range("A1")

ソートキーの指定です。

Key1〜Key3まで指定できます。


Order1:=xlAscending

昇順の指定です。

降順の場合は、xlDescendingになります。

Key1〜Key3とセットで指定します。


Header:=xlYes

先頭が、ヘッダーかどうかの指定です。

先頭もデータの場合は、xlGuess(xlNoでも良いようです)になります。



2007以降でも、ソートキーが3個以内なら、こちらを使用した方が簡単です。


何より、他の人共有する可能性があるなら、2003でも動作するようにしておく必要があります。



2003までは、ソートキーが3個までしか指定できませんでした。


しかし、2007以降は、その制限がなくなりました。


これは大きな進歩です。


しかし、マクロでは、それぞれのバージョンで互換性の問題がありますので、


手放しでは喜べません。


あるマクロを作るとして、そのマクロを、2003の人も、2007の人も使うとしたら、


結局は、2003までの機能しか使うことができません。


しかも、このソートの場合は、機能というより、記述そのものが全く変わってしまっています。


2007でマクロの記録で、マクロを作成し、ソートキーが3個以内だから・・・、


それでも、2003では動作しないのです。


以上、気を付けてください。






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