ExcelマクロVBA技術解説 | 空白セルを正しく判定する方法(IsEmpty,IsError,HasFormula) | Excelマクロの問題点と解決策、エクセルVBAの技術的解説



最終更新日:2015-02-16

空白セルを正しく判定する方法(IsEmpty,IsError,HasFormula)


空白セルの判定は、ExcelマクロVBAにおいては度々発生しますが、

正しく空白セルを判定する事は以外と難しいものです。

以下、A1セルが空白かどうか判定する方法をいくつか紹介します。

If Cells(1, 1) = "" Then
  '空白
End If
または、
If Len(Cells(i, 1)) = 0 Then
  '空白
End If


普通に、= ""が最も簡単です。

わざわざLen関数を使っているのを、ネットでは割と多く見かけます。

恐らく、VB等の記述からきているのでしょうが、

VBAでは特に使う必要性はないように思います。

では、これで空白セルの判定は終わりでしょうか・・・

それでは、この記事の意味がありませんね。(笑)

もし、A1セルに関数が入っていて、その結果が空白の場合です。

この場合に、空白セルと判定したくない場合です。

これは良くある事です。

上記のIfでは、空白と判定されてしまいますので、

何らかの対策が必要になります。

If Not Cells(i, 1).HasFormula Then
  If Cells(1, 1) = "" Then
    '空白
  End If
End If


HasFormulaは、数式が入力されている場合は、Trueが返ります。

つまり、数式が入力されていない状態で、""なら空白と判断しています。

これで大抵の場合はOKでしょう。

しかし、もし、セル値が、エラー値の場合はどうでしょう・・・

通常は、数式の結果がエラー値となっているので、

HasFormulaで、はじかれるので問題ないのですが、

エラー値そのものが値としてセル入っている場合は、

If Cells(i, 1) = "" Then

ここで、「型が一致しません」のエラーが発生してしまいます。

これを避けるには、

If Not IsError(Cells(i, 1)) Then
  If Not Cells(i, 1).HasFormula Then
    If Cells(i, 1) = "" Then

      '空白
    End If
  End If
End If


IsErrorはエラー値かどうか判定し、エラー値の場合は、Trueが返ります。

IsErrorとHasFormulaは、どちらが先でも良いですし、Andで判定しても問題ありません。

ここまで判定すれば問題ないでしょう。

しかし、たかが空白判定に、これほど面倒な事をする必要があるのでしょうか・・・

VBA関数はいろいろ用意されています。

If IsEmpty(Cells(i, 1)) Then
  '空白
End If


これだけで、いままで列挙してきた問題点を全て解決して、空白判定が出来ます。

マクロVBAを上達する為には、VBA関数の習得は必須です。

どんなVBA関数があるかは、一通り見て置く事をお勧め致します。


上記の赤訂正の部分について、ご指摘を受けました。

計算結果が空白("")を値貼り付けした場合に、IsEmptyはFalseを返します。

Excelの機能のジャンプでも、「空白セル」として判定されません。

従って、その前の3段階判定がやはり必要になります。

やはり、空白判定は、とても面倒なものです。




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