ExcelマクロVBA技術解説 | 空白セルを正しく判定する方法(IsEmpty,IsError,HasFormula) | Excelマクロの問題点と解決策、エクセルVBAの技術的解説



最終更新日:2017-05-06

空白セルを正しく判定する方法(IsEmpty,IsError,HasFormula)


空白セルの判定は、ExcelマクロVBAにおいては度々発生しますが、

正しく空白セルを判定する事は以外と難しいものです。

以下、A1セルが空白かどうか判定する方法をいくつか紹介します。

If Cells(1, 1) = "" Then
  '空白
End If
または、
If Len(Cells(i, 1)) = 0 Then
  '空白
End If


普通に、= ""が最も簡単です。

わざわざLen関数を使っているのを、ネットでは割と多く見かけます。

恐らく、VB等の記述からきているのでしょうが、

VBAでは特に使う必要性はないように思います。

では、これで空白セルの判定は終わりでしょうか・・・

それでは、この記事の意味がありませんね。(笑)

もし、A1セルに関数が入っていて、その結果が空白の場合です。

この場合に、空白セルと判定したくない場合です。

これは良くある事です。

上記のIfでは、空白と判定されてしまいますので、

何らかの対策が必要になります。

If Not Cells(i, 1).HasFormula Then
  If Cells(1, 1) = "" Then
    '空白
  End If
End If


HasFormulaは、数式が入力されている場合は、Trueが返ります。

つまり、数式が入力されていない状態で、""なら空白と判断しています。

これで大抵の場合はOKでしょう。

しかし、もし、セル値が、エラー値の場合はどうでしょう・・・

通常は、数式の結果がエラー値となっているので、

HasFormulaで、はじかれるので問題ないのですが、

エラー値そのものが値としてセル入っている場合は、

If Cells(i, 1) = "" Then

ここで、「型が一致しません」のエラーが発生してしまいます。

これを避けるには、

If Not IsError(Cells(i, 1)) Then
  If Not Cells(i, 1).HasFormula Then
    If Cells(i, 1) = "" Then

      '空白
    End If
  End If
End If


IsErrorはエラー値かどうか判定し、エラー値の場合は、Trueが返ります。

IsErrorとHasFormulaは、どちらが先でも良いですし、Andで判定しても問題ありません。

ここまで判定すれば問題ないでしょう。

しかし、たかが空白判定に、これほど面倒な事をする必要があるのでしょうか・・・

VBA関数はいろいろ用意されています。

If IsEmpty(Cells(i, 1)) Then
  '空白
End If


これだけで、いままで列挙してきた問題点を全て解決して、空白判定が出来ます。

マクロVBAを上達する為には、VBA関数の習得は必須です。

どんなVBA関数があるかは、一通り見て置く事をお勧め致します。


上記の赤訂正の部分について、ご指摘を受けました。

計算結果が空白("")を値貼り付けした場合に、IsEmptyはFalseを返します。

Excelの機能のジャンプでも、「空白セル」として判定されません。

従って、その前の3段階判定がやはり必要になります。

やはり、空白判定は、とても面倒なものです。

※その後の追記

メールで頂いた内容で、

Cells(i, 1).Formula = ""

これで判定できるのではないかというものがありました。
・セル値が空白
・計算式が入っていない
・計算結果が空白("")を値貼り付けした場合は空白判定
これらを満たす判定が可能です。

本記事の流れとして、
Cells(i, 1) = ""
これでは、
・数式が入っているセルが判定出来ない → Not Cells(i, 1).HasFormula
・エラー値の場合 → Not IsError(Cells(i, 1))
と解説を進めて、では最終的にどのような判定が良いかという段で、いろいろと意見をもらいました。

実際に使う場面では、単にセル値が空白と言っても、
どれをどのように使うかは、処理内容によってさまざまになると思います。
例えば、
「セル値が空白に色を付ける」
とした場合、計算結果が空白も対象にする場合は、
Not IsError(Cells(i, 1))
Cells(i, 1) = ""
この組み合わせで判定が必要になってきます。

従って、実際に使う場合は、
ここでの、各プロパティを随時組み合わせて実現したい処理に対応してください。

以下の追加記事も参考にしてください。

空白セルを正しく判定する方法2





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