ExcelマクロVBA技術解説 | VBAにおける括弧()の使い方 | Excelマクロの問題点と解決策、エクセルVBAの技術的解説



最終更新日:2013-10-22

VBAにおける括弧()の使い方


メソッドやSubやFunctionを呼ぶときに、引数を括弧()で囲うのか、囲わないのか・・・

初心者が赤い文法エラーがでて悩むことの一つです。



まず、基本系から

オブジェクト.メソッド 引数1, 引数2, 引数3
Call オブジェクト.メソッド(引数1, 引数2, 引数3)
Set 変数 = オブジェクト.メソッド(引数1, 引数2, 引数3)

Subプロシージャー 引数1, 引数2, 引数3
Call Subプロシージャー(引数1, 引数2, 引数3)

Functionプロシージャー 引数1, 引数2, 引数3
Call Functionプロシージャー(引数1, 引数2, 引数3)
変数 = Functionプロシージャー(引数1, 引数2, 引数3) ・・・ 戻り値がオブジェクトならSetが必要

このようになります。

なんとなく理解できるでしょうか。

以下は文法エラーとなります。

オブジェクト.メソッド(引数1, 引数2, 引数3)
Call オブジェクト.メソッド 引数1, 引数2, 引数3
Set 変数 = オブジェクト.メソッド 引数1, 引数2, 引数3
Call オブジェクト.メソッド 引数1, 引数2, 引数3
Call Subプロシージャー 引数1, 引数2, 引数3
Call Functionプロシージャー 引数1, 引数2, 引数3
変数 = Functionプロシージャー 引数1, 引数2, 引数3


VBAにおいて半角空白(上ではHTMLの都合上、適宜全角空白になっています)は、区切として使われます。

ただし、演算子の前後やカンマの後ろは、区切ではなく、見やすく入っているだけとして見て下さい。

そこで、演算子やカンマで繋がっているものは、一塊としてみるようにすると、

メソッド 半角空白 引数
Call 半角空白 メソッド
Subプロシージャー 半角空白 引数1
Call 半角空白 Subプロシージャー(引数)

このように、 半角空白 が、2つ出てくることはありません。

ですので、

Call 半角空白 オブジェクト.メソッド 半角空白 引数

この指定は、ありえない指定ということです。

では、半角空白がなくて良い場合と、1つ必要になる場合はどうかです。

もともと、

Subプロシージャー

これだけ書けば、Callが省略されている訳ですから問題ありません。

そこで、引数を追加する時に、

Subプロシージャー(引数)
Subプロシージャー 引数

どちらになるかと言う事になります。

これは、引数が1つならコンパイルしても、どちらもOKとなります。

ただし、前者は、

Subプロシージャー (引数)

のように、引数の括弧の前に半角空白が自動的に付きます。

つまり、そこには、区切が必要だと言う事です。

これは、1つの引数を括弧()で囲ったことになり、

それは、引数を渡すのではなく、引数の値を評価して、その値を渡す事になります。

これは、ByRefの引数でも、値を渡す事になるので、ByValとして使う事になります。

ByVal、ByRefについては、値渡し、参照渡しについて(ByVal,ByRef)

このような間違いをしないように、まずはCallは省略しない事をお勧めします。



変数 = Functionプロシージャー 引数1, 引数2, 引数3

これは、普通に考えておかしいですよね。

これでは、

変数 = Functionプロシージャー

これに対して、引数を指定していることになってしまいます。

要は、=の左辺・右辺に区切としての半角空白が入る事はありません。
(当然、演算子の前後の半角空白は除いてって事です)

Set 変数

は、これで一塊なので、前述と同じ扱いになります。


また特殊な記述で、

オブジェクト.メソッド(引数1, 引数2, 引数3).メソッド

このような記述も可能です、あまり良い書き方ではないのですが・・・

このような場合は、間違って括弧()を半角空白で書いてしまう事はないでしょうが

オブジェクト.メソッド 引数1, 引数2, 引数3

オブジェクト.メソッド(引数1, 引数2, 引数3).メソッド

このように、突然に括弧()を付ける必要が出てきてしまいます。

これも本来は、

Call オブジェクト.メソッド(引数1, 引数2, 引数3)

と書くべきなのですが、メソッドの場合はCallを省略する事の方が普通ですね。

そして、Callを省略した途端に、このような不便さが露呈してしまうのです。


括弧()については、VBAの単なる決まりでしかなく、

他の言語から見ると、むしろ特殊な感じさえあります。

ですので、こだわる必要はなく、

単にそういう決まりなんだと受け入れるしかないと思います。




同じテーマ「ExcelマクロVBA技術解説」の記事

Rangeオブジェクト.Valueの省略について
ユーザー操作を制限する(Locked,Protect,ScrollArea)
プログラミングの基本〜ロジックの組み立て
シートに数式を設定する時のセル参照の指定方法
標準モジュールとシートモジュールの違い
クリップボードを使わないセルのCopy
Rangeの使い方:最終行まで選択を例に

新着記事 ・・・新着記事一覧を見る

ファイルの一覧取得・削除(File)|Google Apps Script入門(1月24日)
フォルダの一覧取得・作成・削除(Folder)|Google Apps Script入門(1月24日)
フォルダとファイルを扱う(DriveApp)|Google Apps Script入門(1月24日)
スプレッドシートが非常に遅い、高速化するには|Google Apps Script入門(1月17日)
画像のトリミング(PictureFormat,Crop)|ExcelマクロVBAサンプル集(12月27日)
シート保護|Google Apps Script入門(12月24日)
表示の固定|Google Apps Script入門(12月24日)
グラフ|Google Apps Script入門(12月21日)
入力規則|Google Apps Script入門(12月13日)
並べ替え|Google Apps Script入門(12月12日)

アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.RangeとCellsの使い方|ExcelマクロVBA入門
2.最終行の取得(End,Rows.Count)|ExcelマクロVBA入門
3.徹底解説(VLOOKUP,MATCH,INDEX,OFFSET)|エクセル関数超技
4.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|ExcelマクロVBA入門
5.セルの参照範囲を可変にする(OFFSET,COUNTA,MATCH)|エクセル関数超技
6.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|ExcelマクロVBA入門
7.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作
8.CSVの読み込み方法|ExcelマクロVBAサンプル集
9.変数とデータ型(Dim)|ExcelマクロVBA入門
10.VBAのFindメソッドの使い方には注意が必要です|ExcelマクロVBA技術解説



  • >
  • >
  • >
  • VBAにおける括弧()の使い方

  • このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


    記述には細心の注意をしたつもりですが、
    間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
    なお、掲載のVBAコードは自己責任で使ってください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。

    ↑ PAGE TOP