ExcelマクロVBA技術解説 | オートフィルタ(AutoFilter)の使い方まとめ | Excelマクロの問題点と解決策、エクセルVBAの技術的解説



最終更新日:2015-08-16

オートフィルタ(AutoFilter)の使い方まとめ

オートフィルタはエクセルの中でもデータ処理において非常に強力なものです、
特に大量データの処理には書くことのできない機能となっています。
しかし、使い方が難しく、またバージョン違いの影響が大きく、使いずらい物となっていて、問い合わせを受ける事も多いです。


今まで、オートフィルタに関する記事は、いくつかの書いてきました。
まずは、以下の記事をお読み頂きたい。

マクロの記録でVBA:第18回.オートフィルタ

マクロの記録でVBA:第19回.オートフィルタ2

マクロVBA入門:第89回.オートフィルタ(AutoFilter)

マクロVBAサンプル集:オートフィルター(AutoFilter)

マクロVBAサンプル集:日付のオートフィルタ(AutoFilter)

それぞれでVBAの記述について解説していますが、
とても覚えきれるものではありませんし、
かなり面倒なシロモノであることは間違いありません。

何が面倒かというと、
Criteria
の指定方法です。
Criteria1だけで、かつ数値・文字なら、それほどの問題はないのですが、
複数の値や日付のオートフィルタは、とても面倒なものです。

まず最初に考えるべきは、1フィールド(1列)で1値での絞り込みにすることを考えましょう。
どういう事かというと、
ある列の絞り込みで、"a"と"b"を絞り込みたいのなら、
作業列を追加して、"a" or "b" のとき1、それ以外は0を入れます。
そして、作業列で絞り込むようにします。
例.
A列で、"a"と"b"で絞り込むなら
とりあえず100行までとして、
B列に、
For i = 2 To 100
  If Cells(i, 1) = "a" Or Cells(i, 1) = "a" Then
    Cells(i, 2) = 1
  Else
    Cells(i, 2) = 0
  End If
Next

とします。
これでB列でオートフィルタすれば良いわけです。

しかし、ここで問題が発生します。
一行ずつにデータを入れていたら、大量データの時は、それだけで多大な時間がかかってしまいます。
それを解決させるには、配列を使用して、セルへの一括更新のテクニックを使います。

Dim i As Long
Dim ary
ary = Range("A1:B100")
For i = 2 To 100
  If ary(i, 1) = "a" Or ary(i, 1) = "a" Then
    ary(i, 2) = 1
  Else
    ary(i, 2) = 0
  End If
Next
Range("A1:B100") = ary

このようにセルとのやりとりは一括で処理するようにします。
これでB列でオートフィルタすれば高速処理が実現できます。
サンプルのコードはかなり簡易的に書いていますので適宜変更して下さいね。

エクセルの機能を活用しつつ、
オブジェクト操作による、マクロが遅いという問題点を解消します。

マクロVBAでは、単一機能を覚えても、なかなか使いこなせません。
複数の機能を上手に組み合わせることが最も重要で、最も難しいことになります。




同じテーマ「ExcelマクロVBA技術解説」の記事

文字列としてのプロシージャー名を起動する方法(Run,OnTime)
ドキュメントの作成者を取得(GetObject,BuiltinDocumentProperties)
複雑な条件(複数除外等)のオートフィルター(AutoFilter)
条件付きコンパイル(32ビット64ビットの互換性)
Application.Goto使用時の注意
ExecuteExcel4Macroについて
再帰呼出しについて(再帰プロシージャー)

新着記事 ・・・新着記事一覧を見る

空白セルを正しく判定する方法2|ExcelマクロVBA技術解説(5月6日)
フルパスをディレクトリ、ファイル名、拡張子に分ける|ExcelマクロVBA技術解説(4月15日)
テキストボックスの各種イベント|Excelユーザーフォーム入門(4月9日)
フォルダ(サブフォルダも全て)削除する、Optionでファイルのみ削除|ExcelマクロVBAサンプル集(4月4日)
最後の空白(や指定文字)以降の文字を取り出す|エクセル関数超技(3月26日)
先頭の数値、最後の数値を取り出す|エクセル関数超技(3月26日)
Excelファイルを開かずにシート名をチェック|ExcelマクロVBAサンプル集(3月23日)
数式の参照しているセルを取得する|ExcelマクロVBAサンプル集(3月18日)
CSVの読み込み方法(改の改)|ExcelマクロVBAサンプル集(3月17日)
変数とプロシージャーの命名について|ExcelマクロVBA技術解説(2月12日)

アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|ExcelマクロVBA入門
2.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作
3.RangeとCellsの使い方|ExcelマクロVBA入門
4.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|ExcelマクロVBA入門
5.徹底解説(VLOOKUP,MATCH,INDEX,OFFSET)|エクセル関数超技
6.変数とデータ型(Dim)|ExcelマクロVBA入門
7.セルの参照範囲を可変にする(OFFSET,COUNTA,MATCH)|エクセル関数超技
8.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|ExcelマクロVBA入門
9.CSVの読み込み方法|ExcelマクロVBAサンプル集
10.定数と型宣言文字(Const)|ExcelマクロVBA入門



  • >
  • >
  • >
  • オートフィルタ(AutoFilter)の使い方まとめ

  • このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


    記述には細心の注意をしたつもりですが、
    間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
    なお、掲載のVBAコードは自己責任で使ってください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。




    ↑ PAGE TOP