ExcelマクロVBA技術解説 | ドキュメントの作成者を取得(GetObject,BuiltinDocumentProperties) | Excelマクロの問題点と解決策、エクセルVBAの技術的解説



最終更新日:2016-09-06

ドキュメントの作成者を取得(GetObject,BuiltinDocumentProperties)


エクスプローラーで表示される作成者を取得したいとの問い合わせを受けたので改めて確認をしました、
所有者と混同されがちですが全く別のものになります、DOSのDIRで表示できるものは所有者になります。

従ってVBAでShell.Application作成者を取得すると書かれているものは全て勘違いをしています。

作成者は、各ドキュメントが保有している属性となります。
各ドキュメントというのは、Office(Excel、Word、PowerPoint等々)と考えてもらえば結構です。
それでは、それをどうやって取得するかですが、
各アプリケーション(Excel、Word、PowerPoint等々)を開けば取得できますが、
ファイル一覧を作成するとしたら、それぞれを判定していたのでは面倒なので、
統一的な取得方法を模索することになります。

Sub sample()
  Dim i As Long
  Dim strFile As String
  Dim strPath As String
  Dim obj As Object
  
  With Application.FileDialog(msoFileDialogFolderPicker)
    .InitialFileName = "C:\"
    .AllowMultiSelect = False
    .Title = "フォルダの選択"
    If .Show = False Then
      Exit Sub
    End If
    strPath = .SelectedItems(1) & "\"
  End With
  
  Application.EnableEvents = False '起動時のOpenイベント等を停止
  On Error Resume Next 'GetObjectで取得できないファイルの対策
  strFile = Dir(strPath)
  i = 2
  Do While strFile <> ""
    Cells(i, 1) = strFile 'ファイル名
    Cells(i, 2) = FileDateTime(strPath & strFile) '更新日時
    Cells(i, 3) = FileLen(strPath & strFile) 'サイズ
    Set obj = GetObject(strPath & strFile)
    If Err.Number <> 0 Then
      'Officeのドキュメントではないということ
      Err.Clear
    Else
      Cells(i, 4).Value = obj.BuiltinDocumentProperties(3) 'Author
      Cells(i, 5).Value = obj.BuiltinDocumentProperties(7) 'Last Author
      obj.Close
    End If
    strFile = Dir()
    i = i + 1
  Loop
  Set obj = Nothing
  Application.EnableEvents = True
End Sub


アクティブシートのA列から
ファイル名、更新日時、サイズ、作成者、最終作成者
の順に出力しています。
1行目には見出しを事前に入れておいてください。
また、初期クリアしていませんので、適宜入れて下さい。

GetObjectのところで、当該のアプリケーションで開いてプロパティを取得しても良いことになります。
しかし、前述のとおり、Excel限定なら良いのですが、WordもPowerPointもあるとなると、かなり面倒になってきます。
そこで簡単かつ統一的にプロパティを取得する方法としてGetObjectを使用しています。
Application.EnableEvents = False
これでOpenに伴うイベント動作を停止していますが、Excel以外では有効となりません。
ですが、Excel以外でOpenイベントの入ったドキュメントもそうそうあるものではないと思いますので、通常はこれで問題ないと思います。
もし、Excel以外で、そのようなドキュメントを扱っているのなら、別途考慮してください。


BuiltinDocumentProperties
3または"Author"を引数に指定します、どちらでも同じです。
以下に一覧を掲載します。

インデックス 名称
1 Title
2 Subject
3 Author
4 Keywords
5 Comments
6 Template
7 Last author
8 Revision number
9 Application name
10 Last print date
11 Creation date
12 Last save time
13 Total editing time
14 Number of pages
15 Number of words
16 Number of characters
17 Security
18 Category
19 Format
20 Manager
21 Company
22 Number of bytes
23 Number of lines
24 Number of paragraphs
25 Number of slides
26 Number of notes
27 Number of hidden Slides
28 Number of multimedia clips
29 Hyperlink base
30 Number of characters (with spaces)
31 Content type
32 Content status
33 Language
34 Document version


沢山ありますが、実際に使われているものは限られます。
また、設定自体は存在していても使えないものもあるようです。




同じテーマ「ExcelマクロVBA技術解説」の記事

複雑な条件(複数除外等)のオートフィルター(AutoFilter)
条件付きコンパイル(32ビット64ビットの互換性)
Application.Goto使用時の注意
ExecuteExcel4Macroについて
再帰呼出しについて(再帰プロシージャー)
リボンを非表示、2003以前ならメニューを非表示
Excelのバージョンを判断して「名前を付けて保存」

新着記事 ・・・新着記事一覧を見る

SUMIFの間違いによるパフォーマンスの低下について|エクセル関数超技(6月17日)
条件式のいろいろな書き方:TrueとFalseの判定とは|ExcelマクロVBA技術解説(6月15日)
空白セルを正しく判定する方法2|ExcelマクロVBA技術解説(5月6日)
フルパスをディレクトリ、ファイル名、拡張子に分ける|ExcelマクロVBA技術解説(4月15日)
テキストボックスの各種イベント|Excelユーザーフォーム入門(4月9日)
フォルダ(サブフォルダも全て)削除する、Optionでファイルのみ削除|ExcelマクロVBAサンプル集(4月4日)
最後の空白(や指定文字)以降の文字を取り出す|エクセル関数超技(3月26日)
先頭の数値、最後の数値を取り出す|エクセル関数超技(3月26日)
Excelファイルを開かずにシート名をチェック|ExcelマクロVBAサンプル集(3月23日)
数式の参照しているセルを取得する|ExcelマクロVBAサンプル集(3月18日)

アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|ExcelマクロVBA入門
2.RangeとCellsの使い方|ExcelマクロVBA入門
3.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|ExcelマクロVBA入門
4.変数とデータ型(Dim)|ExcelマクロVBA入門
5.徹底解説(VLOOKUP,MATCH,INDEX,OFFSET)|エクセル関数超技
6.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|ExcelマクロVBA入門
7.定数と型宣言文字(Const)|ExcelマクロVBA入門
8.セルの参照範囲を可変にする(OFFSET,COUNTA,MATCH)|エクセル関数超技
9.CSVの読み込み方法|ExcelマクロVBAサンプル集
10.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作



  • >
  • >
  • >
  • ドキュメントの作成者を取得(GetObject,BuiltinDocumentProperties)

  • このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


    記述には細心の注意をしたつもりですが、
    間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
    なお、掲載のVBAコードは自己責任で使ってください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。

    ↑ PAGE TOP