ExcelマクロVBAサンプル集 | オセロを作りながらマクロVBAを学ぼう6 | Excelマクロの実用サンプル、エクセルVBA集と解説



最終更新日:2017-12-06

オセロを作りながらマクロVBAを学ぼう6


ExcelマクロVBAでオセロ(リバーシ)を作っていきながらマクロVBAを学ぶ第6回です。

いよいよ今回は、黒石白石を交互に打てるようにします。

もちろん、相手の石を挟んでいる場所は、自分の石に取り替えます。
さて、いよいよゲームらしくなっていきます。

追加する機能は、
・ダブルクリックされた位置に手番の石を置く。
 (もちろん、置ける場所限定です。)
・相手の石を挟んでいたら、その相手の石を手番の石に取り替える。
・手番を交代します。
 (黒→白→黒→白・・・))


既に前回までに、
ダブルクリックされた位置に石が置けるかどうかの判定と、石を置くプロシージャーが完成しています。
これらを上手く利用します。
ほんの少しだけの変更で機能を実現します。


シートモジュール
前回までは、
ダブルクリックのイベントプロシージャーでは、石を置けるかどうかのメッセージを表示していました。
このメッセージ表示を石を置く処理に変更します。
ヒョウジンモジュールに、「次手着手」というSubプロシージャーを作りますので、
イベントプロシージャー無いでは、これをCallするように変更します。

Private Sub Worksheet_BeforeDoubleClick(ByVal Target As Range, Cancel As Boolean)
  Unprotect
  Set TarggetSheet = Sheet1
  Call 次手着手(Target)
  Cancel = True
  Protect
End Sub



標準モジュール

既に作成済の
is置ける全方向
is置ける1方向
この2つのプロシージャーを変更します。
石を置いたり、相手の石をひっくり返す機能を追加します。

Function is置ける全方向(ByVal Target As Range, _
            ByVal isTry As Boolean) As Boolean
  Dim i As Long
  Dim j As Long
  '既に石が置いてある場合は置けない
  If Target.Value <> "" Then
    is置ける全方向 = False
    Exit Function
  End If
  '8方向を順に判定
  For i = -1 To 1
    For j = -1 To 1
      If is置ける1方向(Target, i, j, isTry) Then
        is置ける全方向 = True
      End If
    Next
  Next
End Function

Function is置ける1方向(ByVal Target As Range, _
      ByVal i As Long, _
      ByVal j As Long, _
      ByVal isTry As Boolean) As Boolean
  Dim r As Long
  Dim c As Long
  Dim is置く石 As Boolean
  Dim is相手石 As Boolean
  Dim myRng As Range
  '石を置くセルの行列位置
  r = Target.Row
  c = Target.Column
  Set myRng = Nothing
  With TarggetSheet
    '空白or置く石と同じ医師が出てくるまで判定
    Do
      r = r + i
      c = c + j
      '空白(石が置かれていない
      If .Cells(r, c) = "" Then
        Exit Do
      End If
      '自分の石が置かれている
      If .Cells(r, c).Font.Color = 置く石.Font.Color Then
        is置く石 = True
        Exit Do
      End If
      '相手の石が置かれている
      If .Cells(r, c).Font.Color <> 置く石.Font.Color Then
        is相手石 = True
        If myRng Is Nothing Then
          Set myRng = .Cells(r, c)
        Else
          Set myRng = Union(myRng, .Cells(r, c))
        End If
      End If
    Loop
  End With
  '自分の石が置かれていて終了した時、それまでに相手の石があるか
  If is置く石 = True And is相手石 = True Then
    is置ける1方向 = True
    If Not isTry Then
      Call 石を置く(Target, 置く石)
      Call 石を置く(myRng, 置く石)
    End If
  End If
End Function

赤太字の部分が追加箇所です。
isTry
これは、
石が置けるかどうかの判定だけしたい場合は、True
石を置いて相手の石をひっくり返す場合は、Flase
呼び出すときの引数の指定で、判定だけ・石を置く
両方の機能を持たせられるようにしています。

Unionメソッドは、複数のRangeを結合して一つのRangeにします。
これを使っている理由は、
相手の石が見つかる度に石を取り換えるのではなく、
最後にまとめて石を取り換えるようにするためです。
Target ・・・ 新たに石を置くセル
myRng ・・・ 相手の石のセル(複数セル)


新規プロシージャーとして、以下を追加します。

Sub 次手着手(ByVal Target As Range)
  Call 共通変数設定
  If is置ける全方向(Target, False) Then
    Call 手番交代
    Call 置ける場所表示
  End If
End Sub

Sub 手番交代()
  With TarggetSheet
    If 置く石.Font.Color = .Range("先番石").Font.Color Then
      Set 置く石 = .Range("後番石")
      Set 相手石 = .Range("先番石")
    Else
      Set 置く石 = .Range("先番石")
      Set 相手石 = .Range("後番石")
    End If
    置く石.Copy Destination:=.Range("手番石")
  End With
End Sub

次手着手
マクロ作成中では、マクロをリセットすることが度々あります。
最初に共通変数設定をCallしているのは、
この場合に、Public変数が消えているので、それを想定しての処理となります。
is置ける全方向
この中で、石が置ける場合は石を置いて、相手の石も取り替えていますので、
Trueで返ってきた場合は(石が置ける)、手番の交代と新たに石を置ける場所の表示をしています。

手番交代
先番(黒石)と後番(白石)を取り換えています。


結構少ない変更と対かで実現できています。
必要なプロシージャーを効率的に作っておくことで、少ない変更と追加で機能拡張かできるようになります。


今回で、石を置いて相手の石をひっくり返す処理が出来ました。
とりあえず、少しは遊べるようになりました。
ただし、黒白どちらも自分で置かなければなりまん。
人対PCの機能は、まだしばらく先になります。

実際にやってみると、あれれ、と思う事が多々あります。
石を打つ場所がない時に、パスが出来ないから先に進まない・・・
全部石が埋まっても、何も変化がない・・・
そもそも、どっちが勝っているのかもわからない・・・
次回は、これらの対策をした機能を追加していきます。


7へ続きます。

全体の目次


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