Googleスプレッドシート入門
入力規則

Google スプレッドシートの入門解説です
公開日:2016-09-24 最終更新日:2016-09-26

入力規則

Googleスプレッドシートで入力規則を設定します、


入力規則は、間違った入力をさせないために、

セルに入力できる値を制限する機能です。


以下の表に、
B列の商品コードには、「商品マスタ」の商品コードをリスト表示
E列の数量には、0~100の数値
このように入力規則を設定します。

Google スプレッド 参考画像


B列の商品コードには、「商品マスタ」シートの商品コードをリスト表示

B2~B11を選択し、
メニューの
データ→入力規則

Google スプレッド 参考画像

Google スプレッド 参考画像

セル範囲は、既に入ってます。
そして、
リストを範囲で設定初期値になっていますので、
そのまま。

「条件のリストを範囲で選択」の右の赤枠のボックスに、
リストとなる一覧、ここでは「商品マスタ」のA列の商品コードの範囲を指定します。

・「商品マスタ」へ移動
・赤枠のボックスをクリック
・A2~A11をドラッグで選択


Google スプレッド 参考画像

これで「OK」です。
1つ前の画面に戻ります。
もちろん、データの範囲は、データに応じて適宜指定します。

Google スプレッド 参考画像

リスト以外の値は入力させたくない場合は、
無効なデータの場合:入力拒否
を選択してください。

これで設定は完了しましたので、
保存」をクリック

Google スプレッド 参考画像

セルの右の▼をくりっくすると、

Google スプレッド 参考画像

リストが表示され、リストから選択できるようになります。

※リスト範囲の自動拡張
ExcelではOFFSET関数を使って実現しますが、スプレッドシートでは、この手は使えません。
一覧リストを使用して、「入力規則」の「リスト」を作成し、さらに、一覧リストへの追加・削除に自動対応させるものです。シート「リスト」の部署を使用して、シート「入力」に入力規則のリストを範囲可変で作成します。名前を定義します。
と言うより、そんな事をする必要がありません。
スプレッドシートのリスト範囲は、データが入っていなければ無視されます。
途中に空白セルがあっても、下の方が空白であっても、
ちゃんと詰まって表示されます。
従って、大きめに範囲を指定しておけば、それで済んでしまいます。
列全体を指定しても構いませんが、通常1行目は項目見出しになっているので、
2行目から実際のデータが入っている行より何行か余分に指定しておけば良いです。


E列の数量には、0~100の数値

E2~E11を選択し、
メニューの
データ→入力規則

Google スプレッド 参考画像

「リストを範囲で設定」をクリックします。

Google スプレッド 参考画像

「数字」を選択

Google スプレッド 参考画像
0 と 100 を入れます。
Google スプレッド 参考画像

他の項目は、適宜指定してください。
今回は、
無効なデータの場合:入力を拒否
にしてみましょう。
完了したら、
「保存」をクリック

試しに、
E2セルに、150と入力すると、

Google スプレッド 参考画像

このようにメッセージが表示され、設定範囲以外の数値は入力ができなくなります。


※IMEの設定

残念ながら、Excelの入力規則にあるような、
IME(半角入力や全角入力)のコントロールはありません。
ブラウザで動作するアプリなので、仕方ないと思いますし、
今後も実装されることは期待できないと思います。


Googleスプレッドシートは、WEBアプリで、複数人で共有できることが最大のメリットの一つです。
複数人で共有した場合、どうしても間違ったデータが入ってしまう危険が増えます。
これを防ぐためにも、入力規則をしっかりと設定しておくことが望ましいです。




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