第2回.対話モードの使い方とヘルプ
Pythonには対話モード(インタラクティブ シェル)でスクリプトを実行する方法があります。
対話モードでは、1行入力するごとに実行されていきます。
ユーザーが対話形式でスクリプトを入力していくものです。
また、対話モードではヘルプが使えますので、その使い方も説明します。
目次
IDLEでの対話モードの使い方
IDLEを起動します。
>>>
入力カーソルがこの後ろにあります。
ここにPythonのコードを入力していくのですが、まずは数式をいれて計算させてみましょう。
>>> (1+2)*3
これを入れてEnterします。
計算結果が表示されました。
では前回入れた、printを入れてみましょう。
>>> print("これからパイソンをやっていきます。")
Enterすると、
IDLEを終了するには、
>>> quit()
と入れてEnter
これは、quit関数を使ったことになります。
exit()関数を使っても同じことができます。
終了させるショートカットは、
Ctrl + Q
Ctrl + D
単に終わらせるだけなら、
ウィンドウを「×」で閉じて構いませんし、
Alt + F4
でも構いません。
IDLEの詳しい使い方については以下を参照してください。
入力カーソルがこの後ろにあります。
ここにPythonのコードを入力していくのですが、まずは数式をいれて計算させてみましょう。
>>> (1+2)*3
これを入れてEnterします。
では前回入れた、printを入れてみましょう。
>>> print("これからパイソンをやっていきます。")
Enterすると、
>>> quit()
と入れてEnter
exit()関数を使っても同じことができます。
Ctrl + Q
Ctrl + D
単に終わらせるだけなら、
ウィンドウを「×」で閉じて構いませんし、
Alt + F4
でも構いません。
Visual Studioでの対話モードの使い方
前回作成したソリューションを起動します。
もし無ければ新規に作成してください。
「Python001.sln」これがソリューションになりますので、
この拡張子.slnをダブルクリックで開くことができます。
「Python環境のウィンドウ」が表示されていなければ表示してください。
メニュー「表示」→「その他のウィンドウ」→「Python環境」
「インタラクティブ ウィンドウを開く」
ここをクリックします。
もしくは、
メニューの「表示」→「その他のウィンドウ」→「Python インタラクティブ ウィンドウ」
左下のウィンドウが対話モードのウィンドウになります。
IDLEと同様に、
>>> ここに入力していきます。
こちらは特に終了する必要がありません。
quit()を入れても、
このようにプロセスが終了するだけでウィンドウが残ってしまうので意味がありません。
「×」でウィンドウを閉じてください。
再度、「インタラクティブ ウィンドウを開く」で新しくプロセスが開始されます。
画面内容を消去するだけなら、右クリックメニューに「画面をクリアする」があります。
右クリックメニュー
もし無ければ新規に作成してください。
この拡張子.slnをダブルクリックで開くことができます。
メニュー「表示」→「その他のウィンドウ」→「Python環境」
ここをクリックします。
メニューの「表示」→「その他のウィンドウ」→「Python インタラクティブ ウィンドウ」
IDLEと同様に、
>>> ここに入力していきます。
quit()を入れても、
「×」でウィンドウを閉じてください。
再度、「インタラクティブ ウィンドウを開く」で新しくプロセスが開始されます。
ヘルプの使い方
対話モードで、helpが使えます。
>>> help(引数)
helpはPythonの組み込み関数です。
引数には、pythonのオブジェクト・関数を指定します。
help関数をhelpで出してみると、
また、今まで使ってきたprintをhelpで出してみると、
ついでに、quitとexitも観ておきましょう。
>>> help(引数)
helpはPythonの組み込み関数です。
引数には、pythonのオブジェクト・関数を指定します。
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