エクセル関数超技 | 論理式とは条件式とは(IF関数,AND関数,OR関数) | Excel関数の解説、関数サンプルと高等テクニック



最終更新日:2015-05-30

論理式とは条件式とは(IF関数,AND関数,OR関数)


エクセルを使いこなす上で論理式はとても重要です、
そもそも論理式とは何か、どうして論理式というのか、
論理式の作り方、論理式の使い方について解説します。

そもそも論理式という言い方が分かりずらいと思う。

なぜエクセルでは論理式というのか・・・
Microsoftのヘルプによると、

IF関数
構文: IF(logical_test, value_if_true, [value_if_false])
logical_test - A value or logical expression that can be evaluated as TRUE or FALSE.
value_if_true - [optional] The value to return when logical_test evaluates to TRUE.
value_if_false - [optional] The value to return when logical_test evaluates to FALSE.

このlogical expressionを訳しているので論理式になったのでしょう。

ちなみにVBAのIfステートメントは、
If condition Then [statements] [Else elsestatements]
このように書かれていますので、そのまま訳せば条件式になるでしょう。

一般的な用語としては、論理式と条件式に特段の違いはありません。
しいて言うなら、
複数の条件式を論理演算子で組み合わせたものが論理式
くらい感じでしょうか。
しかし、各プログラミング言語によって使い方はまちまちになります。
エクセルにおいても、IF関数は論理式と書かれますが、
同じように論理式を使う場合でも、条件付き書式のように条件という言い方をします。

では、そもそも式とは何か
式とは評価された値を持ちます。
論理式は、真(True)か偽(False)のどちらかの値になります。
注意してもらいたいのは、真の値は1つではないことです。
エクセルにおいては、
偽(False)は0です、そして真(True)は0以外の数値です。
偽(False)=0
真(True)<>0

になります、通常は真(True)=1ですが、0以外は全て真(True)と判定されます。

AND関数
AND(論理式1, [論理式2], ...)
すべての引数がTRUE(真)と評価された場合はTRUE(真)を返します。
引数のうち一つでもFALSE(偽)と評価された場合はFALSE(偽)を返します。

OR関数
OR(論理式1, [論理式2], ...)
いずれかの引数がTRUE(真)のとき、TRUE(真)を返します。
引数がすべてFALSE(偽)である場合は、FALSE(偽)を返します。

簡単な考え方として
AND関数は、各引数の値(真=1,偽=0)を掛け算します。
OR関数は、各引数の値(真=1,偽=0)を足し算します。
その結果が、0なら偽(False)、0以外なら真(True)となります。
関数なので、ネストが出来ます。
AND(AND(・・・), OR(・・・))
常に内側から判定し真(1)偽(0)の値にしていきます。

IF関数でのAND関数の使い方
算数、国語、英語という名前のセルがあるとして

・算数、国語、英語の全科目が80以上の場合「合格」、以外は「不合格」
=IF(算数>=80,IF(国語>=80,IF(英語>=80,"合格","不合格"),"不合格"),"不合格")
これをAND関数を使えば、
=IF(AND(算数>=80,国語>=80,英語>=80),"合格","不合格")

・算数、国語、英語の1科目でも80以上の場合「合格」、以外は「不合格」
=IF(算数>=80,"合格",IF(国語>=80,"合格",IF(英語>=80,"合格","不合格")))
=IF(OR(算数>=80,国語>=80,英語>=80),"合格","不合格")

このあたりまでは、どちらでも良い感じでしょうか。

・算数、国語、英語の2科目以上が80以上の場合「合格」、以外は「不合格」
=IF(算数>=80,IF(国語>=80,"合格",IF(英語>=80,"合格","不合格")),IF(国語>=80,IF(英語>=80,"合格","不合格"),"不合格"))
=IF(OR(AND(算数>=80,国語>=80),AND(算数>=80,英語>=80),AND(国語>=80,英語>=80)),"合格","不合格")

このくらいになると思考の整理が大変になってくるのでAND関数OR関数が使えると大分書くのが楽になります。
しかし、良く考えを整理して、論理的思考をめぐらすと、
=IF(IF(算数>=80,1,0)+IF(国語>=80,1,0)+IF(英語>=80,1,0)>=2,"合格","不合格")
このように書くことが出来ます。
この書き方なら、>=2の部分を変更するだけで、○科目以上という条件を変更できます。
要は、条件を論理的に整理して書くのが論理式の極意です。




同じテーマ「エクセル関数超技」の記事

先頭の数値、最後の数値を取り出す
最後の空白(や指定文字)以降の文字を取り出す
SUMIFの間違いによるパフォーマンスの低下について
複数条件の合計・件数
入力規則のリストを、追加・削除に自動対応で作成
入力規則のリストを、2段階の絞り込みで作成1
入力規則のリストを、2段階の絞り込みで作成2

新着記事 ・・・新着記事一覧を見る

SUMIFの間違いによるパフォーマンスの低下について|エクセル関数超技(6月17日)
条件式のいろいろな書き方:TrueとFalseの判定とは|ExcelマクロVBA技術解説(6月15日)
空白セルを正しく判定する方法2|ExcelマクロVBA技術解説(5月6日)
フルパスをディレクトリ、ファイル名、拡張子に分ける|ExcelマクロVBA技術解説(4月15日)
テキストボックスの各種イベント|Excelユーザーフォーム入門(4月9日)
フォルダ(サブフォルダも全て)削除する、Optionでファイルのみ削除|ExcelマクロVBAサンプル集(4月4日)
最後の空白(や指定文字)以降の文字を取り出す|エクセル関数超技(3月26日)
先頭の数値、最後の数値を取り出す|エクセル関数超技(3月26日)
Excelファイルを開かずにシート名をチェック|ExcelマクロVBAサンプル集(3月23日)
数式の参照しているセルを取得する|ExcelマクロVBAサンプル集(3月18日)

アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|ExcelマクロVBA入門
2.RangeとCellsの使い方|ExcelマクロVBA入門
3.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|ExcelマクロVBA入門
4.変数とデータ型(Dim)|ExcelマクロVBA入門
5.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|ExcelマクロVBA入門
6.定数と型宣言文字(Const)|ExcelマクロVBA入門
7.徹底解説(VLOOKUP,MATCH,INDEX,OFFSET)|エクセル関数超技
8.マクロって何?VBAって何?|ExcelマクロVBA入門
9.CSVの読み込み方法|ExcelマクロVBAサンプル集
10.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作



  • >
  • >
  • >
  • 論理式とは条件式とは(IF関数,AND関数,OR関数)

  • このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


    記述には細心の注意をしたつもりですが、
    間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
    なお、掲載のVBAコードは自己責任で使ってください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。

    ↑ PAGE TOP