連続数値部分を取り出し記号で連結
文字と数値が混在している文字列から、連続している数値を取り出し、記号(-ハイフン等)で連結します。
ab123cde45fg678hij
↓
123-45-678
車中で思い浮かんだのだが、
関数でできるのか?
↓
123-45-678
車中で思い浮かんだのだが、
関数でできるのか?
作成する関数の仕様
ab123cde45fg678hij
↓
123-45-678
いくつかの文字といくつかの数値が、交互に出てくる文字列から、
数値部分のみを取り出し、連続している数値は一塊として、記号(-)で連結します。
ab123cde45fg678hij
数値部分だけ取り出すと、
123 45 678
これを記号(-)で連結して、
123-45-678
このように変換する関数です。
↓
123-45-678
数値部分のみを取り出し、連続している数値は一塊として、記号(-)で連結します。
ab123cde45fg678hij
数値部分だけ取り出すと、
123 45 678
これを記号(-)で連結して、
123-45-678
このように変換する関数です。
スピル前:2019永続版まで
=SUBSTITUTE(
TRIM(
CONCAT(
IF(
ISNUMBER(MID(A1,ROW(OFFSET(A1,0,0,LEN(A1))),1)*1),
MID(A1,ROW(OFFSET(A1,0,0,LEN(A1))),1),
" ")
)
),
" ","-"
)
スピル後:Office365
=SUBSTITUTE(
TRIM(
CONCAT(
IF(
ISNUMBER(MID(A1,SEQUENCE(LEN(A1)),1)*1),
MID(A1,SEQUENCE(LEN(A1)),1),
" ")
)
),
" ","-"
)
ROW(OFFSET(A1,0,0,LEN(A1)))
↓
SEQUENCE(LEN(A1))
LET関数:Office365 Insider 2020年3月現在
=LET(
セル,A1,記号,"-",
分割,MID(セル,SEQUENCE(LEN(セル)),1),
数値,IF(ISNUMBER(分割*1),分割," "),
SUBSTITUTE(TRIM(CONCAT(数値))," ",記号)
)
関数の作成手順
C1=SEQUENCE(LEN(A1))
1文字ずつに分解
D1=MID(A1,C1#,1)
数値はそのまま、文字は半角スペース" "
E1=IF(ISNUMBER(D1#*1),D1#," ")
数字と半角スペース" "をすべて結合
F1=CONCAT(E1#)
前後のスペースを削除、中間のスペースは1つに
F2=TRIM(F1)
半角スペース" "を"-"に置換
F3=SUBSTITUTE(F2," ","-")
これらを一つの数式に全てネストしたものが前記の数式になります。
F2にはF2=の数式を入れ、F1にはF1=の数式を入れ…順にネストしていけば完成します。
1つの式で済んでいるのは良いのですが、、、
さすがにネストが深すぎて、解読困難になっています。
LET関数の作成手順
前記の個別の数式、
C1=SEQUENCE(LEN(A1))
D1=MID(A1,C1#,1)
E1=IF(ISNUMBER(D1#*1),D1#," ")
F1=CONCAT(E1#)
F2=TRIM(F1)
F3=SUBSTITUTE(F2," ","-")
このままLET関数の名前(変数)にしてしまうと、さすがに変数が多すぎて、ちっとも可読性が良くなりません。
そこで、上記のセルの数式のうち、他の数式で1回しか参照されていないものや、簡単な数式はまとめておきましょう。
C1はD1で1回しか使われていないので、
D1=MID(A1,SEQUENCE(LEN(A1)),1)
F1,F2はそれぞれ1回しか使われていないし簡単な数式なのでまとめてしまいましょう。
F3=SUBSTITUTE(TRIM(CONCAT(E1#)) ," ","-")
残ったのは、
D1=MID(A1,SEQUENCE(LEN(A1)),1)
E1=IF(ISNUMBER(D1#*1),D1#," ")
F3=SUBSTITUTE(TRIM(CONCAT(E1#)) ," ","-")
これをLET関数にします。
F3は最後の数式、D1とE1を名前(変数)にします。
最後は保守性を考えて、関数としての引数を作成します。
A1が入力セル、"-"は記号、これらは見やすく変更しやすいように名前(変数)にします。
以上で完成です。
D1=MID(A1,C1#,1)
E1=IF(ISNUMBER(D1#*1),D1#," ")
F2=TRIM(F1)
F3=SUBSTITUTE(F2," ","-")
そこで、上記のセルの数式のうち、他の数式で1回しか参照されていないものや、簡単な数式はまとめておきましょう。
D1=MID(A1,SEQUENCE(LEN(A1)),1)
F3=SUBSTITUTE(TRIM(CONCAT(E1#)) ," ","-")
D1=MID(A1,SEQUENCE(LEN(A1)),1)
E1=IF(ISNUMBER(D1#*1),D1#," ")
F3=SUBSTITUTE(TRIM(CONCAT(E1#)) ," ","-")
これをLET関数にします。
F3は最後の数式、D1とE1を名前(変数)にします。
=LET(
分割,MID(A1,SEQUENCE(LEN(A1)),1),
数値,IF(ISNUMBER(分割*1),分割," "),
SUBSTITUTE(TRIM(CONCAT(数値))," ","-")
)
A1が入力セル、"-"は記号、これらは見やすく変更しやすいように名前(変数)にします。
以上で完成です。
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