VBA練習問題解答
練習問題31(セル結合を解除して値を埋める)解答

Excelマクロ練習問題集、エクセルVBAの学習教材
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2019-07-30

練習問題31(セル結合を解除して値を埋める)解答

マクロVBA練習問題31の解答ページです。


マクロVBA練習問題

セル結合されていると、マクロVBAでは扱いにくい場合が多々あります。
そこで、
セル結合を解除して、結合されていたセル範囲に同じ値を入れたいと思います。
以下の表を見てください。

                 
  B2 C2 D2 E2 F2 G2 H2  
  B3 C3 D3 F3 G3 H3  
  B4 C4 D4 E4 F4 G4 H4  
  B5 D5 E5 H5  
  B6 D6 H6  
  B7 D7 E7 F7 G7 H7  
  B8 D8 E8 F8 G8 H8  
  B9 C9 D9 E9 F9 G9 H9  
                 
※上記表の全体を選択し、コピー(Ctrl+C)の後、エクセルのシートのA1セルに貼り付け(Ctrl+V)してください。

練習問題用のExcelファイル
上記のように、
ところどころ不規則にセル結合されているシートがあります。
このようなシートがブック内に複数あります。
全シートに対して、
セル結合を解除して、結合されていたセル範囲に同じ値を入れてください。
上記表であれば、処理後の結果は以下のようになります。

B2 C2 D2 E2 F2 G2 H2
B3 C3 D3 D3 F3 G3 H3
B4 C4 D4 E4 F4 G4 H4
B5 C4 D5 E5 E5 E5 H5
B6 C4 D6 E5 E5 E5 H6
B7 C4 D7 E7 F7 G7 H7
B8 C4 D8 E8 F8 G8 H8
B9 C9 D9 E9 F9 G9 H9

では、お考えください。
すぐに解答を見ずに、必ず自力で書けるとこまででも良いので書きましょう。

シンキングタイム

シンキングタイム開始


シンキングタイム終了

当サイトのコンテンツ
ExcelマクロVBA入門
VBA入門シリーズは、マクロVBAを実務で自在に使いこなし業務を効率化・自動化できるようになることを目的としています。始めはより詳しく丁寧に解説しつつ少しずつ難易度を上げることで無理なく学習を進められるようにしています。「マクロ」と「VBA」の違い マクロはエクセルの操作を自動化する機能であり、

書くべきマクロVBAが分からない時は、
ここでじっくり勉強してから再チャレンジしてください。

マクロVBA練習問題解答

では解答のマクロVBAコードです。

Sub 練習31()
  Dim ws As Worksheet
  Dim target As Range
  Dim tRange As Range
  Dim v As Variant
  For Each ws In Worksheets
    For Each target In ws.UsedRange
      If target.MergeCells Then
        v = target.Value
        Set tRange = target.MergeArea
        tRange.MergeCells = False
        tRange.Value = v
      End If
    Next
  Next
End Sub

VBAコードの個別の解説は不要でしょう。
セル結合に関する、プロパティ・メソッドについては以下を参照してください。
第85回.結合セルの扱い|マクロVBA入門
セルが結合されていると、マクロでは時に扱いづらい事があります、セル結合されている場合に、VBAでどのように取り扱うかを解説します。そもそも、やたらにセル結合すべきではないのですが、見た目重視で作られたシートでは、セル結合が頻繁に使用されているものです。

セル結合を解除した後では、範囲を把握できなくなってしまいますので、
結合を解除する前に、結合範囲を一旦変数に入れて記憶しています。

セル結合に入っているValueは、先頭セルだけにしか入っていませんので、
target.Value
これだけで済ませていますが、
target.Item(1).Value
このように具体的に記述しておくのも、後で見た時に理解しやすいかもしれません。



同じテーマ「マクロVBA練習問題解答」の記事

練習問題23(総合練習5)解答

マクロVBA練習問題23の解答ページです。マクロVBA練習問題 ・A2セルに日付、B2セルに名前を指定します。この条件に合うデータを、シート「練習23_データ」から抜出し、5行目以降に表示して下さい。
練習問題24(再帰呼出し)解答
マクロVBA練習問題24の解答ページです。マクロVBA練習問題 ・以下の表の全組み合わせを作成して下さい。サンプルデータでは、組み合わせの数は、8*3*6*5=720通りです。・各項目はカンマ(,)で区切って下さい。
練習問題25(各種VBA関数)解答
マクロ練習問題25の解答ページです。マクロVBA練習問題 ・以下の表において、課題に従って元データより回答欄に出力して下さい。※1問目なら、回答欄に"Excelマクロ(vba)練習"と出力する。
練習問題26(全シート処理とハイパーリンク)解答
マクロVBA練習問題26の解答ページです。マクロVBA練習問題 全シートのハイパーリンク付き一覧を先頭シートに作成します。現在のブックの先頭に新規シートを追加し、既存シートのシート名一覧をハイパーリンク付きで作成して下さい。
練習問題27(データ分割し別ブック保存)解答
マクロVBA練習問題27の解答ページです。マクロVBA練習問題 アクティブブックのアクティブシートのA列に担当、B列に支店が入っています。支店ごとのブックを作成して下さい。作成したブックの保存先は、アクティブブックと同一フォルダとして下さい。
練習問題28(シートを別ブックにして値のみにする)解答
マクロVBA練習問題28の解答ページです。マクロVBA練習問題 アクティブブックにはシートが複数(Sheet1,Sheet2,Sheet3)あります。Sheet1だけを別ブックにして、計算式を抜き(値だけに)にしてから保存して下さい。
練習問題29(ロット引き当て)解答
マクロVBA練習問題29の解答ページです。マクロVBA練習問題 入荷後の在庫を、注文に対して割り振ります。以下の表をみて下さい。この表において、F列と、H列~K列を埋めます。注文数に見合った、入荷数を割り振ります。
練習問題30(マトリックス→リスト形式)解答
マクロVBA練習問題30の解答ページです。マクロVBA練習問題 売上と仕入の、支店別年度別のマトリックス表があります。これをリスト形式(データベース形式)のデータに変換してください。以下の表をみて下さい。
練習問題31(セル結合を解除して値を埋める)解答
練習問題32(連続数値部分を取り出し記号で連結)解答
マクロVBA練習問題32の解答ページです。マクロVBA練習問題 文字列処理の応用問題です。ab123cde45fg678hij 123-45-678 いくつかの文字といくつかの数値が、交互に出てくる文字列から、数値部分のみを取り出し、連続している数値は一塊として、記号(-)で連結します。
初級脱出10問パック解答
マクロVBA練習問題初級脱出10問パックの解答ページです。解答コード掲載箇所へジャンプ マクロVBA練習問題 初級を脱出するためのVBA問題を10問1パックにしました。ページ内目次 問題1:文字列結合 問題2:文字列分割 問題3:消費税計算 問題4:数値合計とMsgBox 問題5:セル範囲のコピー 問題6:セル範囲…


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

ブール型(Boolean)のis変数・フラグについて|VBA技術解説(2024-04-05)
テキストの内容によって図形を削除する|VBA技術解説(2024-04-02)
ExcelマクロVBA入門目次|エクセルの神髄(2024-03-20)
VBA10大躓きポイント(初心者が躓きやすいポイント)|VBA技術解説(2024-03-05)
テンキーのスクリーンキーボード作成|ユーザーフォーム入門(2024-02-26)
無効な前方参照か、コンパイルされていない種類への参照です。|エクセル雑感(2024-02-17)
初級脱出10問パック|VBA練習問題(2024-01-24)
累計を求める数式あれこれ|エクセル関数応用(2024-01-22)
複数の文字列を検索して置換するSUBSTITUTE|エクセル入門(2024-01-03)
いくつかの数式の計算中にリソース不足になりました。|エクセル雑感(2023-12-28)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
3.RangeとCellsの使い方|VBA入門
4.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作
5.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
6.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
7.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)|VBA入門
8.並べ替え(Sort)|VBA入門
9.セルのクリア(Clear,ClearContents)|VBA入門
10.Findメソッド(Find,FindNext,FindPrevious)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。


このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ