ExcelマクロVBA入門 | 第56回.Rangeオブジェクト | Excelマクロの基礎と応用、エクセルVBAの入門・初級・初心者向け解説



最終更新日:2013-02-18

第56回.Rangeオブジェクト



エクセルの根幹はセルです、つまりRangeオブジェクト。


この理解なくして、マクロは理解できません。



以下は、Rangeオブジェクトを参照するためのプロパティです。


つまり、Rangeオブジェクトを参照するということは、


Rangeオブジェクトを返すプロパティを参照するということです。

オブジェクト プロパティ 説明
Worksheet Range セルまたはセル範囲を表す
Cells セルを表す
Rows 行を表す
Columns 列を表す
Range Range セルまたはセル範囲を表す
Cells セルを表す
Rows 行を表す
Columns 列を表す
EntireRow セル範囲を含む 1 行または複数の行全体
EntireColumn セル範囲を含む 1 列または複数の列全体
Offset オフセットの範囲
Resize サイズを変更
End 領域の終端のセル。Ctrl+方向キーに相当
SpecialCells 指定された条件を満たしているすべてのセル
MergeArea 結合セル範囲を表す
Next 次のセルを表す


Rangeオブジェクトに、Rangeプロパティがあるあたりが、


ちょっと理解しづらいかもしれません。


Worksheet.Range


これは、WorksheetのRangeプロパティであり、


そのRangeプロパティを通して、Rangeオブジェクトを参照しています。


そして、Rangeオブジェクトにも、Rangeプロパティがあり、


同じく、Rangeオブジェクトを参照できるのです。


ここは、少々難しいと感じるかもしれませんが、


Rangeプロパティを介してRangeオブジェクトを参照しているのだと、


そのまま受け入れて下さい。


また、Offset、Resize等、まだ説明していないプロパティについては、


今後少しづつ説明していきます。




・データ型

Range


つまり、


Dim 変数 As Range


のように使います。

Dim MyRange As Range
Set MyRange = Worksheets(1).Range("B2:C10")
MyRange.Value = "文字列"


これは、


Worksheets(1).Range("B2:C10").Value = "文字列"


と同じことになります。


また、Rangeオブジェクトには、Cellsプロパティがあるので、


MyRange.Cells(2,2)は、C3セルになります。


つまり、Rangeオブジェクトの先頭位置が、Cells(1, 1)になります。


Worksheets(1).Cells


のように、


WorksheetオブジェクトのCellsは、シートの全セルを指しているわけです。


RangeオブジェクトのCellsは、そのRangeオブジェクト内の全セルを指しているのです。




・VBEの自動メンバ表示


VBE(Visual Basic Editot)では、自動メンバ表示されます。


Range("A1").


と、「.」を打った時点で、メンバが自動表示されます。


しかし、


Cells(1, 1).


では表示されません。


このような場合は、


Cells.


と、引数の()を省略すると、メンバが自動表示されるようになります。



・Rangeオブジェクトのプロパティとメソッド


とても多くのプロパティとメソッドが存在します。


上の表では、Rangeオブジェクトを返すプロパティのみ記載したわけですが、


全プロパティとメソッドについては、以下を参照して下さい。



Rangeオブジェクトのプロパティ一覧


Rangeオブジェクトのメソッド一覧



これらの一覧を全て覚える必要はないのですが、


一度くらいは、どんなプロパティがあるかだけでも、目を通しておくと良いでしょう。


最低限必要なプロパティ・メソッドは、このブログで、一度は説明いたします。



Rangeオブジェクトは、とても奥深く、難しいのです。


いきなり全てを理解することは困難です。


マクロを書くときは、常にRangeオブジェクトを意識して書くようにして下さい。


そうすることで、少しづつ理解が深まっていきます。






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