SQL基礎問題4：2つのテーブルの不一致を抽出

公開日：2025-10-29　最終更新日：2025-11-03

SQL基礎問題4：2つのテーブルの不一致を抽出

2つのテーブルの不一致を探し、キーごとに件数集計するSQL問題です。

SQLの練習用になるべく単純なSQLで済む問題を出します。
SQLの練習として取り組んで見てください。

問題

※画像はExcelです。

テーブル「TBLA」には存在せず、テーブル「TBLB」にのみ存在する全てのIDを特定し、
それらのIDに対応するTBLBの「値」の合計をIDごとに求めてください。

解答SQL

SQLite3

SELECT
  B.ID,SUM(B.値) AS 合計値
 FROM TBLB AS B
 LEFT JOIN TBLA AS A ON B.ID = A.ID
 WHERE A.ID IS NULL
 GROUP BY B.ID

SQLの解説

LEFT JOIN
　→ TBLB を基準に TBLA を結合します。
　　同じ ID があれば対応付け、無ければ NULL のまま残します。
WHERE A.ID IS NULL
　→ 結合しても TBLA 側の ID が存在しない行だけを残します。
　　つまり「TBLB にしか無い ID」を抽出します。
GROUP BY B.ID
　→ 抽出した行を ID ごとにまとめます。
SUM(B.値)
　→ その ID の「値」を合計します。

SELECT
 B.ID,SUM(B.値)
 FROM TBLB AS B
 WHERE NOT EXISTS
     (SELECT 1 FROM TBLA AS A WHERE A.ID = B.ID)
 GROUP BY B.ID

SQLの解説

サブクエリ
　→ TBLA に含まれるすべての ID を取得します。
WHERE NOT EXISTS ( … )
　→ TBLA に存在しない ID の行だけを、TBLB から選びます。
GROUP BY B.ID
　→ 抽出した行を ID ごとにまとめます。
SUM(B.値)
　→ その ID の「値」を合計します。

SELECT
 B.ID,SUM(B.値)
 FROM TBLB AS B
 WHERE B.ID NOT IN
     (SELECT ID FROM TBLA)
 GROUP BY B.ID

SQLの解説

サブクエリ
　→ TBLA に含まれるすべての ID を取得します。
WHERE B.ID NOT IN ( … )
　→ TBLA に存在しない ID の行だけを、TBLB から選びます。
GROUP BY B.ID
　→ 抽出した行を ID ごとにまとめます。
SUM(B.値)
　→ その ID の「値」を合計します。

Excel

=LET(sql,
"SELECT
  B.ID,SUM(B.値) AS 合計値
 FROM ?TBLB AS B
 LEFT JOIN ?TBLA AS A ON B.ID = A.ID
 WHERE A.ID IS NULL
 GROUP BY B.ID",
QUERY(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(sql,"?TBLA","[TBL02$A2:B10]"),"?TBLB","[TBL02$D2:E14]")))

=LET(sql,
"SELECT
 B.ID,SUM(B.値)
 FROM
  ?TBLB AS B
 WHERE NOT EXISTS
    (SELECT 1 FROM ?TBLA AS A WHERE A.ID = B.ID)
 GROUP BY B.ID",
QUERY(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(sql,"?TBLA","[TBL02$A2:B10]"),"?TBLB","[TBL02$D2:E14]")))

=LET(sql,
"SELECT
 B.ID,SUM(B.値)
 FROM
  ?TBLB AS B
 WHERE
  B.ID NOT IN (
    SELECT ID
    FROM ?TBLA)
 GROUP BY B.ID",
QUERY(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(sql,"?TBLA","[TBL02$A2:B10]"),"?TBLB","[TBL02$D2:E14]")))

SQLの解説

SQLite3と同じになりますので、見比べながら読み解いてください。

※SQLの作成及び解説には生成AIの助けを借りています。特に解説文においてはAI出力を多く使用しています。

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