エクセル入門
VSTACK関数(配列を縦方向に順に追加・結合)

Excelの初心者向け入門解説
最終更新日:2022-11-06

VSTACK関数(配列を縦方向に順に追加・結合)


VSTACK関数はOffice365のExcelに2022年になってから追加された新しい関数です。


配列を縦方向(垂直方向)に順番に追加し、1つの大きな配列を作成して返します。
VSTACK関数は各配列引数を行単位で上から順に(つまり下へ下へ)追加して新しい配列を作成します。
横方向(水平方向)に結合する場合はHSTACK関数を使用します。
・HSTACK関数の構文 ・HSTACKの基本動作 ・HSTACK関数の使用例と解説


VSTACK関数の構文

=VSTACK(配列1,[配列2],...)

配列1 配列またはセル範囲を指定します。
必須です。
配列2 配列またはセル範囲を指定します。
配列2以降は省略可能です。
※配列は全部で254個まで指定できます。(執筆時点で確認したものです)

VSTACK関数は、引数の各配列を行単位で縦方向(垂直方向)に順番に追加して形成された配列を返します。
引数の順番に従って上から順に(つまり下へ下へ)追加していきます。

結果の配列は次の次元になります。
行:各配列引数のすべての行の合計です。

列:各配列引数の列数の最大値。

各引数の配列の列数が最大列数より少ない場合、
不足している列は「#N/A」のエラー値で埋められます。
IFERROR関数内でVSTACKを使用することで、「#N/A」を任意の値に置き換えることができます。


VSTACKの基本動作

Excel エクセル VSTACK関数 配列操作関数

数式
=VSTACK(A1:C4, E1:G2)
解説
Excel エクセル VSTACK関数 配列操作関数

4行×3列の配列と、2行×3列の配列をVSTACKで縦に結合しています。
4行+2行=6行
最大列数=3列
結果は、6行×3列の配列となります。



VSTACK関数の使用例と解説

2つのセル範囲をVSTACKで縦に結合する

=VSTACK(A1:B4,D1:F2)
Excel エクセル VSTACK関数 配列操作関数

4行×2列の配列と、2行×3列の配列をVSTACKで縦に結合しています。
4行+2行=6行
最大列数=3列
結果は、6行×3列の配列となります。
そこで、4行×2列の配列は3列目の値がないので、その部分は「#N/A」で埋められます。

2つのセル範囲をVSTACKで縦に結合し、IFERRORで不足部分のエラーを解消

=IFERROR(VSTACK(A1:B4,D1:F2),"")
Excel エクセル VSTACK関数 配列操作関数

結果の6行×3列の配列に対して不足している部分の「#N/A」をIFERRORで""に置き換えています。

配列とセル範囲をVSTACKで縦に結合する

=VSTACK(SEQUENCE(2,3),A1:C1,SEQUENCE(3,3))
Excel エクセル VSTACK関数 配列操作関数

SEQUENCE関数で作成される数列配列とセル範囲をVSTACKで縦につなげています。
=SEQUENCE(2,3)
Excel エクセル VSTACK関数 配列操作関数
A1:C3
Excel エクセル VSTACK関数 配列操作関数
=SEQUENCE(3,3)
Excel エクセル VSTACK関数 配列操作関数

2つのテーブルをVSTACKで縦に結合してからユニーク化

=SORT(UNIQUE(VSTACK(tblA,tblB)))
Excel エクセル VSTACK関数 配列操作関数

「tblA」と「tblB」をVSTACKで順に縦につなげていきます。
そしてUNIQUE関数で重複をなくして一意(ユニーク)なデータを作成しています。

列全体を指定してVSTACKで縦に結合する場合

=UNIQUE(VSTACK(FILTER(A:C,A:A<>""),FILTER(E:G,E:E<>"")))
Excel エクセル VSTACK関数 配列操作関数

列全体(全行数)をVSTACKで結合することは出来ません。
そこで、FILTER関数でデータを絞ってから結合しています。
FILTER関数での絞り込みは、キーとなる列(必須入力列)を使います。


LAMBDA以降の新関数の問題集 ・・・ 解答は別ページになっています。

・目次 ・LAMBDA踊るぞ編 ・LAMBDA踊るぞ編2 ・SCAN編 ・MAP編 ・REDUCE編 ・山手線営業の旅編 ・BYROW,BYCOL編 ・ここからはフリー問題だよ編 ・好きな関数を使ってくれ編 ・いろんな関数を使ってね編 ・魔球編 ・豚が木に登れば落ちることもある編 ・たまには100点とってみたいものだ編 ・これは何と言う処理なんだろ編 ・数字は嫌いなのだ編 ・外堀から埋めていくぞ編 ・なぜわざわざそうしたいのか編 ・かっこつけてんじゃないよ編 ・頭の体操だけど新関数の出番はあるか?編 ・定番だけど出してなかったよね編
LAMBDA以降の新関数の使用例
・2つの1次元配列から、それをクロス結合した結果を返す ・A列が同じ行のB列の値を連結して、A列の一意な値とともに出力 ・名前定義を使わずにLAMBDA関数で再帰する方法 ・文字列を大文字小文字変換して大小文字の全組み合わせを出力 ・2つのテーブルの片方しかない行を縦に連結出力 ・3連単、3連複のフォーメーション買目を全て列挙する ・FILTER関数の出力行数・列数を指定する ・月が縦で日が横の表を、曜日(7列)で縦に折り返す ・文字列内の括弧()()の中の文字を取り出して列挙 ・表内にあるセル内改行を複数行に展開 ・文字列の中から1文字削除の全パターン出力 ・クロスABC分析 ・月利が毎月変動する月複利の計算 ・レーベンシュタイン距離 ・文字列を数字と数字以外で分割 ・縦横スピルしないXLOOKUP代替(MATCH+INDEX,FILTER,CHOOSEROWS) ・直積(クロス結合、…




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