ブール型(Boolean)のis変数・フラグについて
ブール型(Boolean)は、データ型の一種で真偽値(真理値、True/False)を保存するデータ型です。
真(True)と偽(False)の2つの値をだけを保存できるデータ型です。
この真偽判定の結果を入れておく変数のデータ型がブール型(Boolean)になります。
オン/オフの意味で「フラグ」と呼んだりもします。
ブール型(Boolean)について
・真か偽か
・TrueかFalseか
・正か否か
・良いか悪いか
・オンかオフか
・1か0か
このような2つの状態の結果を入れておく変数のデータ型としてBooleanがあります。
主な使い方としては、ブール型変数に判定結果を入れておき、その後にIfステートメントで処理を分岐させるために使用します。
以下は真偽値について書いたサイト内の記事です。
is変数
と呼んだりします。
isのバリエーションとして、
has,can等々も使われます。
また、オン/オフの意味で、
フラグ
と呼ぶこともあります。
is○○
という名前が使われています。
| VBA関数名 | 機能 |
| IsArray関数 | 変数が配列かどうかを示すブール型(Boolean)の値を返します。 |
| IsDate関数 | 式が日付であるかを示すブール型(Boolean)の値を返します。 |
| IsEmpty関数 | 変数が初期化されているかどうかを示すブール型(Boolean)の値を返します。 |
| IsError関数 | 式がエラー値かどうかを示すBoolean値を返します。 |
| IsMissing関数 | オプション(Optional)のVariant引数がプロシージャに渡されたかどうかを示すブール型(Boolean)の値を返します。 |
| IsNull関数 | 式に無効なデータ(Null)が含まれていないかどうかを示すブール型(Boolean)の値を返します。 |
| IsNumeric関数 | 式を数値として評価できるかどうかを示すブール型(Boolean)の値を返します。 |
| IsObject関数 | 識別子がオブジェクト変数を表しているかどうかを示すBoolean値を返します。 |
ブール型(Boolean)のis変数・フラグの使い方
「数値で10以上かつ20未満」
であるかどうかを判定した結果をメッセージボックスで表示します。
VBAコード自体は難しいものはありませんので詳しい解説はしません。
簡単なコメント程度の説明のみ記載しています。
実際の使用例のVBAコードを読んで使い方を学んでください。
ただし掲載しているVBAコードは、あくまでいろいろな書き方の紹介として掲載しているものです。
決してこのVBAコードが推奨の書き方ということではありません。
むしろ、勉強の例題として回りくどい書き方のほうが多くなっています。
VBA学習の手助けとして、より多くのVBAコードを読んでもらえれば良いと思います。
「数値で10以上かつ20未満」の判定
Sub sample1()
Dim v
Dim is10以上 As Boolean
Dim is20未満 As Boolean
Dim is10以上20未満 As Boolean
v = InputBox("数値を入力してください。")
If IsNumeric(v) Then
If v >= 10 Then
is10以上 = True
Else
is10以上 = False
End If
If v < 20 Then
is20未満 = True
Else
is20未満 = False
End If
If is10以上 = True And is20未満 = True Then
is10以上20未満 = True
Else
is10以上20未満 = False
End If
MsgBox "数値で10以上かつ20未満?" & vbLf & is10以上20未満
Else
MsgBox "非数値"
End If
End Sub
かなり回りくどい書き方になっています。
数値判定部分が邪魔なので、まずはここの書き方を変えてみます。
Sub sample2()
Dim v
Dim is10以上 As Boolean
Dim is20未満 As Boolean
Dim is10以上20未満 As Boolean
v = InputBox("数値を入力してください。")
If Not IsNumeric(v) Then
MsgBox "非数値"
Exit Sub
End If
If v >= 10 Then
is10以上 = True
Else
is10以上 = False
End If
If v < 20 Then
is20未満 = True
Else
is20未満 = False
End If
If is10以上 = True And is20未満 = True Then
is10以上20未満 = True
Else
is10以上20未満 = False
End If
MsgBox "数値で10以上かつ20未満?" & vbLf & is10以上20未満
End Sub
ネストが減ったので少し見やすくなった気もします。
では、10以上20未満の判定の書き方を変えてみましょう。
Sub sample3()
Dim v
Dim is10以上 As Boolean
Dim is20未満 As Boolean
Dim is10以上20未満 As Boolean
v = InputBox("数値を入力してください。")
If Not IsNumeric(v) Then
MsgBox "非数値"
Exit Sub
End If
is10以上 = (v >= 10)
is20未満 = (v < 20)
is10以上20未満 = (is10以上 And is20未満 )
MsgBox "数値で10以上かつ20未満?" & vbLf & is10以上20未満
End Sub
だいぶすっきりしました。
もう一段階まとめてしまいましょう。
Sub sample4()
Dim v
Dim is10以上20未満 As Boolean
v = InputBox("数値を入力してください。")
If Not IsNumeric(v) Then
MsgBox "非数値"
Exit Sub
End If
is10以上20未満 = (v >= 10 And v < 20)
MsgBox "数値で10以上かつ20未満?" & vbLf & is10以上20未満
End Sub
論理式をまとめるときの参考としては、以下を読んでください。
Sub sample5()
Dim v
Dim is10以上20未満 As Boolean
v = InputBox("数値を入力してください。")
is10以上20未満 = (IsNumeric(v) And v >= 10 And v < 20)
MsgBox "数値で10以上かつ20未満?" & vbLf & is10以上20未満
End Sub
ただし、非数値による例外エラーがでる判定がある場合は、先のように数値判定を別途先に行っておくようにしてください。
そしてIfの書き方は、プログラミングそのものになります。
どのような書き方がよいかはケースバイケースです。
その時々でより良い書き方ができるようになるために、
いろいろな書き方ができるようになっておきましょう。
サイト内の参考ページ
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