論理積(And)論理和(Or)と真(True)偽(False)の判定
And演算子、Or演算子は、2つの数式内のビット単位の比較を行います、
Trueとは何か、Falseとは何か
CInt(False) ・・・ 0
Falseとは0
Hex(False) ・・・ 0
Hex(False) ・・・ 0なので、Trueと同じ桁数で表すと、0000 0000 0000 0000
論理積(And)
値1 | 値2 | 結果 |
TRUE | TRUE | TRUE |
TRUE | FALSE | FALSE |
FALSE | TRUE | FALSE |
FALSE | FALSE | FALSE |
通常はこのように表現されますが、
Falseとは0 ・・・ 0000 0000 0000 0000
値1 | 値2 | 結果 |
1 | 1 | 1 |
1 | 0 | 0 |
0 | 1 | 0 |
0 | 0 | 0 |
全てのビットにおいて、この比較を行い結果を返します。
True(1111 1111 1111 1111) And False(0000 0000 0000 0000) ・・・ False(0000 0000 0000 0000)
False(0000 0000 0000 0000) And True(1111 1111 1111 1111) ・・・ False(0000 0000 0000 0000)
False(0000 0000 0000 0000) And False(0000 0000 0000 0000) ・・・ False(0000 0000 0000 0000)
010(2)
010(2)
論理和(Or)
値1 | 値2 | 結果 |
TRUE | TRUE | TRUE |
TRUE | FALSE | TRUE |
FALSE | TRUE | TRUE |
FALSE | FALSE | FALSE |
通常はこのように表現されますが、
Falseとは0 ・・・ 0000 0000 0000 0000
値1 | 値2 | 結果 |
1 | 1 | 1 |
1 | 0 | 1 |
0 | 1 | 1 |
0 | 0 | 0 |
全てのビットにおいて、この比較を行い結果を返します。
True(1111 1111 1111 1111) And False(0000 0000 0000 0000) ・・・ True(1111 1111 1111 1111))
False(0000 0000 0000 0000) And True(1111 1111 1111 1111) ・・・ True(1111 1111 1111 1111)
False(0000 0000 0000 0000) And False(0000 0000 0000 0000) ・・・ False(0000 0000 0000 0000)
010(2)
010(2)
Ifステートメントにおける真偽の判定
If 条件式 Then
真(True)の場合
Else
偽(False)の場合
End If
このように表現されることが多いですが、
Falseとは0
例.指定のフルパスがフォルダかの判定
strDir = Dir(パス, vbDirectory)
Do While strDir <> ""
If strDir <> "." And strDir <> ".." Then
If GetAttr(パス & strDir) And vbDirectory Then
Debug.Print strDir 'strDirはフォルダです
End If
End If
strDir = Dir()
Loop
概ね、このような記述をしますが、
vbDirectory ・・・ 16
2進数なら、
10010 And 10000
ほとんどの場合、And、Orでのビット単位の比較まで意識する必要はないでしょう。
あれっ、このIfステートメントは・・・
と思ったら、以上の事を思い出してみて下さい。
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