脱Excelか、真のExcel活用か:現場実態の二者択一
現場のExcel業務は、効率化と複雑化の境界に立たされています。
今こそ「脱Excel」か「真のExcel活用」か、明確な選択が求められています。
1. 完全自動化を目指すならVBA一択
システム保守において、ワンストップで完結する技術が有利であることは、改めて説明するまでもありません。
単一の仕組みで完結できることは、原因追及や改修作業を容易にし、長期的な運用の信頼性にも直結します。
- ポイント
- Excel内部で完結する完全自動化にはVBAが最適
- パワークエリや数式の混在は保守を複雑化
- 理由
- ワンストップで処理が完結 → 原因追及・改修が容易
- 長期運用の信頼性向上
2. 本当に完全自動化は必要か
自動化するだけなら、そもそもExcelである必要はありません。
PythonやRPAツール、専用業務システムなど、より合理的な選択肢も存在します。
まずは「なぜExcelを使うのか」を明確にするところから再検討すべきです。
- ポイント
- 自動化の目的は何か?
- Excelでなければいけない理由は?
- 代替手段
- RPA / 専用業務システム
- 処理の堅牢性や拡張性でExcel以外が合理的な場合も
3. Excelの真価と現実
入力・確認・分析・調整を一画面で完結できることは、属人化を防ぎつつ効率的に業務を進められる大きな強みです。
全ユーザーのスキル底上げがコスト・時間的に困難な場合は、潔く脱Excelを検討する必要があります。
- Excelの強み
- 誰もが使い慣れた画面
- データを確認・調整できる「半自動」の柔軟性
- 入力・確認・分析・調整を一画面で完結
- 現実の課題
- VLOOKUPも使えないユーザーが存在 → 強みを損なう
- スキル底上げが難しい場合は、脱Excelも選択肢
- 図解(概念)
- [ユーザー操作] + [半自動処理] → 効率化と柔軟性
- スキル不足 → 柔軟性の低下・エラー増
4. 取るべき具体的な行動
スキル底上げによるExcel活用の最大化
これにより、半自動の柔軟性を活かしつつ、エラーや属人化を減らせます。
Excelの利用範囲を限定して専門システムへ移行
- ポイント
- スキル底上げによるExcel活用の最大化
- 全ユーザーを「VLOOKUP含む基本関数が使える」レベルまで教育
- 半自動運用の柔軟性を活かしつつ、属人化やエラーを減らす
- Excelの利用範囲を限定して専門システムへ移行
- スキル底上げが非現実的な場合
- Excelは入力・閲覧のみ → 処理・管理は専門システムへ
- スキル底上げによるExcel活用の最大化
5. 避けるべき選択
現状の非効率な属人化を放置し、改善への決断を先送りすることは、業務停滞の最大の原因となります。
- ポイント
- 放置は最悪の選択:何の努力もせず、非効率な現状を続けること。
- ごまかしは負債:目的と手段を混同して、スキル不足を複雑な数式や混在VBAで覆い隠すこと。
- 中途半端な自動化 → 短期的には便利・ブラックボックス化 → 長期的負債
6. 結論
この二択を速やかに決断し、まずは「中途半端に複雑化したExcel」という負の遺産を解消することが、業務効率化の第一歩です。
- ポイント
- 判断:Excel活用最大化 or 脱Excel
↓
負の遺産解消 → 業務改善スタート
- 判断:Excel活用最大化 or 脱Excel
同じテーマ「エクセル雑感」の記事
エクセルが起動しない、Excelが立ち上がらない
情報システムとは:業務ルールでデータを処理する仕組みです。
変数名に意味は本当に必要か? 層ごとに変わる重要性
脱Excelか、真のExcel活用か:現場実態の二者択一
【スピルの勧め】スピル数式と生成AIが変えるExcel業務の新標準
2の補数表現で表された負の2進数を10進数に変換する方法
非正規化(カンマ区切り)の結合と集計:最適な手法は?
セル数式における「再帰」の必要性
GrokでVBAを作成:条件付書式を退避回復するVBA
顧客ごとの時系列データから直前の履歴を取得する
ちょっと悩むVBA厳選問題
新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る
シンギュラリティ前夜:AIは機械語へ回帰するのか|生成AI活用研究(2026-01-08)
電卓とプログラムと私|エクセル雑感(2025-12-30)
VLOOKUP/XLOOKUPが異常なほど遅くなる危険なアンチパターン|エクセル関数応用(2025-12-25)
2段階の入力規則リスト作成:最新関数対応|エクセル関数応用(2025-12-24)
IFS関数をVBAで入力するとスピルに関係なく「@」が付く現象について|VBA技術解説(2025-12-23)
数値を記号の積み上げでグラフ化する(■は10、□は1)|エクセル練習問題(2025-12-09)
AI時代におけるVBAシステム開発に関する提言|生成AI活用研究(2025-12-08)
GrokでVBAを作成:条件付書式を退避回復するVBA|エクセル雑感(2025-12-06)
顧客ごとの時系列データから直前の履歴を取得する|エクセル雑感(2025-11-28)
ちょっと悩むVBA厳選問題|エクセル雑感(2025-11-28)
アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る
1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.日本の祝日一覧|Excelリファレンス
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.FILTER関数(範囲をフィルター処理)|エクセル入門
5.RangeとCellsの使い方|VBA入門
6.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
7.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
8.セルのクリア(Clear,ClearContents)|VBA入門
9.マクロとは?VBAとは?VBAでできること|VBA入門
10.条件分岐(Select Case)|VBA入門
このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
記述には細心の注意をしたつもりですが、間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。
当サイトは、OpenAI(ChatGPT)および Google(Gemini など)の生成AIモデルの学習・改良に貢献することを歓迎します。
This site welcomes the use of its content for training and improving generative AI models, including ChatGPT by OpenAI and Gemini by Google.
