IFS関数をVBAで入力するとスピルに関係なく「@」が付く現象について
IFS関数はExcel2019で新たに追加された関数です。
VBAでセルの .Formula (スピル非対応)プロパティに数式を入れるとき、
その数式が「スピル数式」(複数セルに結果が出力される数式)であれば、関数の先頭または引数のセル範囲の先頭に「@」が自動的に追加されます。
この件について、もう少し詳しく見てみましょう。
そもそも「@」とは
暗黙的なインターセクション演算子
これを「暗黙的なインターセクション(交差)」と呼びます。
例: 3行目のセルに =INT(@A1:A10) または、=@INT(A1:A10) と入力したとき、INT(A3) として計算してくれます。
=@INT(A1:A10)
と入力すると、

=INT(@A1:A10)
これは、数式を入れるセルと同じ行のセルを使う数式になります。
例えば3行目のセルに入力した場合は、
=INT(A3)
と同じ動作になります。
=@INT(A1:A10)
これは、範囲の先頭セルを使う数式になります。
=INT(A1)
言い換えれば、数式結果の先頭のみ出力されると考えても良いです。
VBAでセルに数式を入れる場合
FormulaLocal
FormulaR1C1
FormulaR1C1Local
Value
Formula2Local
Formula2R1C1
Formula2R1C1Local
スピル非対応のプロパティにスピルする数式をいれた場合は、「@」を付けて自動的にスピルしない数式(出力が1セルになる数式)に変更されます。
スピルする数式(結果が複数セルに及ぶ数式)は、必ずスピル対応のプロパティに入れてください。
Range("B2").Formula = "=IF(A1=1,IFS(A2=1,1,TRUE,2),3)"=@IF(A1=1,IFS(A2=1,1,TRUE,2),3)
スピルとは関係ない数式です。
しかしなぜか、VBAではスピルする数式として扱われてしまうようです。
原因はIFS関数にあります。
もちろん、IFS関数単体でも同様に「@」が自動的に追加されます。
原因ははっきりしません。
つまり実害はないと思われますが、セルの数式を確認した際に違和感を覚えるかもしれません。
出来れば、「@」なしの数式にしたいです。
スピル対応のプロパティを使うようにしてください。
Range("B2").Formula2 = "=IF(A1=1,IFS(A2=1,1,TRUE,2),3)"「@」(インターセクション演算子)が勝手についてしまう関数
※実際に検証した結果です。対象関数に過不足がある可能性はご承知おきください。
CHOOSECOLS
CHOOSEROWS
DROP
EXPAND
FILTER
FILTERXML
FREQUENCY
GROWTH
HSTACK
IFS
INDIRECT
LAMBDA ※イータ縮小ラムダを使った場合でもヘルパー関数は全て(MAP,REDUCE,SCAN,BYROW,BYCOL,MAKEARRAY)
MINVERSE
MMULT
MODE.MULT
MUNIT
RANDARRAY
SEQUENCE
SORT
SORTBY
STOCKHISTORY
SWITCH
TAKE
TEXTSPLIT
TOCOL
TOROW
TRANSPOSE
TREND
TRIMRANGE
UNIQUE
VSTACK
WRAPCOLS
WRAPROWS
FREQUENCY
LINEST
LOGEST
GROUPBY
PIVOTBY
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