ExcelマクロVBAサンプル集 | CSVの読み込み方法 | ExcelマクロVBAの実用サンプル、エクセルVBA集と解説



最終更新日:2013-09-04

CSVの読み込み方法


エクセルのマクロVBAでのCSVの読込方法としては、
・テキストファイルとして読み込む
・ワークブックとして読み込む
・クエリーテーブルを使う
・ADOを使う、
大別するとこのようになります。

エクセルのマクロVBAでCSVの読み込みについてネットで検索したところ、これなら、というのが見つかりませんでした。


それならと、エクセルのマクロVBAでのCSVの読み込みについて、ここにまとめました。

まず、ネットですぐ見つかるのが、以下のようなプログラムでしょう。

Sub CSV入力1()
  Dim varFileName As Variant
  Dim intFree As Integer
  Dim strRec As String
  Dim strSplit() As String
  Dim i As Long, j As Long

  varFileName = Application.GetOpenFilename(FileFilter:="CSVファイル(*.csv),*.csv", _
                        Title:="CSVファイルの選択")
  If varFileName = False Then
    Exit Sub
  End If

  intFree = FreeFile '空番号を取得
  Open varFileName For Input As #intFree 'CSVファィルをオープン
  
  i = 0
  Do Until EOF(intFree)
    Line Input #intFree, strRec '1行読み込み
    i = i + 1
    strSplit = Split(strRec, ",") 'カンマ区切りで配列へ
    For j = 0 To UBound(strSplit)
      Cells(i, j + 1) = strSplit(j)
    Next
    '配列をそのまま入れる方法も、ただし全て文字列として入力される
'    Range(Cells(i, 1), Cells(i, UBound(strSplit) + 1)) = strSplit
  Loop
  
  Close #intFree
End Sub


ダイアログの表示

ファイルのオープン

1行ずつ読み込み

,」で区切って配列に

セルに入れる

という流れです。

セルに入れる際に、配列をまとめて入れた場合は、全て文字列として入ります。

どちらが良いかは、ケースバイケースでしょう。

また、

「Line Input」

ではなく、

「Input」

で、列数分の変数を指定しているものも見かけます。

列数が決まっている場合は、その方法も有効です。

しかし、いずれにしても、不都合があります。

データの入っているエクセルをCSV出力して、

上記プログラムで取り込みしてみて下さい。

どうでしょう、同じ表が再現されたでしょうか。

もし何も問題がなかったとしたら、かなり幸運です。

,」も「"」も、データ中に存在していなかったということです。

つまり、「,」も「"」がある場合は、上記プログラムでは処理できません。


では、これらに対処したプログラムが以下になります。

Sub CSV入力2()
  Dim varFileName As Variant
  Dim intFree As Integer
  Dim strRec As String
  Dim strSplit() As String
  Dim i As Long, j As Long, k As Long
  Dim lngQuate As Long
  Dim strCell As String

  varFileName = Application.GetOpenFilename(FileFilter:="CSVファイル(*.csv),*.csv", _
                        Title:="CSVファイルの選択")
  If varFileName = False Then
    Exit Sub
  End If

  intFree = FreeFile '空番号を取得
  Open varFileName For Input As #intFree 'CSVファィルをオープン
  
  i = 0
  Do Until EOF(intFree)
    Line Input #intFree, strRec '1行読み込み
    i = i + 1
    j = 0
    lngQuate = 0
    strCell = ""
    For k = 1 To Len(strRec)
      Select Case Mid(strRec, k, 1)
        Case "," '「"」が偶数なら区切り、奇数ならただの文字
          If lngQuate Mod 2 = 0 Then
            Call PutCell(i, j, strCell, lngQuate)
          Else
            strCell = strCell & Mid(strRec, k, 1)
          End If
        Case """" '「"」のカウントをとる
          lngQuate = lngQuate + 1
          strCell = strCell & Mid(strRec, k, 1)
        Case Else
          strCell = strCell & Mid(strRec, k, 1)
      End Select
    Next
    '最終列の処理
    Call PutCell(i, j, strCell, lngQuate)
  Loop
  Close #intFree
End Sub

Sub PutCell(ByRef i As Long, ByRef j As Long, ByRef strCell As String, ByRef lngQuate As Long)
  j = j + 1
  '「""」を「"」で置換
  strCell = Replace(strCell, """""", """")
  '前後の「"」を削除
  If Left(strCell, 1) = """" And Right(strCell, 1) = """" Then
    strCell = Mid(strCell, 2, Len(strCell) - 2)
  End If
  Cells(i, j) = strCell
  strCell = ""
  lngQuate = 0
End Sub


かなり、長いですね。

これでもかなり整理して短くしています。

これなら、ほぼCSVを正確に取り込めるはずです。

詳しい説明は省略します。

このプログラムを見て、理解できない場合は、使用しないほうがよいでしょう。


そのような方には、以下の方法を紹介します。

きわめて簡単で、間違いがない方法です。


まずは、CSVをブックとして読み込む方法です。

ほとんどの方のPCでは、CSVをダブルクリックすれば、エクセルが起動されるはずです。

CSVはエクセルでそのまま開くことが可能です。

Sub CSV入力3()
  Dim varFileName As Variant

  varFileName = Application.GetOpenFilename(FileFilter:="CSVファイル(*.csv),*.csv", _
                    Title:="CSVファイルの選択")
  If varFileName = False Then
    Exit Sub
  End If
  
  Workbooks.Open Filename:=varFileName
  ActiveSheet.Cells.Copy ThisWorkbook.ActiveSheet.Cells
  ActiveWorkbook.Close SaveChanges:=False
End Sub


CSVをブックとして読み込み、シート全体をコピーしています。

これなら、簡単ですし、間違いなく正しく読み込めます。

入門としては、これが最もお勧めです。

さらに、別の方法も、クエリーテーブルを使用する方法です。

Sub CSV入力4()
  Dim varFileName As Variant

  varFileName = Application.GetOpenFilename(FileFilter:="CSVファイル(*.csv),*.csv", _
                    Title:="CSVファイルの選択")
  If varFileName = False Then
    Exit Sub
  End If
  
  With ActiveSheet.QueryTables.Add(Connection:="text;" & varFileName, Destination:=Range("A11"))
'    .Name = "temp"
'    .FieldNames = True
'    .RowNumbers = False
'    .FillAdjacentFormulas = False
'    .PreserveFormatting = True
'    .RefreshOnFileOpen = False
'    .RefreshStyle = xlInsertDeleteCells
'    .SavePassword = False
'    .SaveData = True
'    .AdjustColumnWidth = True
'    .RefreshPeriod = 0
'    .TextFilePromptOnRefresh = False
    .TextFilePlatform = 932 'Shift=Jis
'    .TextFileStartRow = 1
'    .TextFileParseType = xlDelimited
'    .TextFileTextQualifier = xlTextQualifierDoubleQuote
'    .TextFileConsecutiveDelimiter = False
'    .TextFileTabDelimiter = False
'    .TextFileSemicolonDelimiter = False
    .TextFileCommaDelimiter = True
'    .TextFileSpaceDelimiter = False
'    .TextFileColumnDataTypes = Array(1, 1, 1)
'    .TextFileTrailingMinusNumbers = True
    .Refresh BackgroundQuery:=False

    .Delete
  End With
End Sub


コメント行が大量にありますが、これは、CSVを読み込むだけなら、

指定の必要が無いと思われるプロパティです。

出力先のシートにデータがある場合は、

そのデータは消されずに、セル位置が移動されますので、注意してください。


上記以外にも、ADOを使用した方法もあります。


どれを使用するかは、人それぞれですし、CSVのデータ内容にもよります。

ただ、エクセルは標準で、CSVを扱えますので、

ブックとして、読み込んでから処理する方法が、最もお勧めです。

何か特殊な事情があり、この方法が使えない場合のみ、他の方法を考えましょう。

ただ、読み込むCSVに、「,」も「"」がないのなら、

最初のプログラムは融通が利いて、扱いやすいと思います。


※上記の「CSV入力2」のVBAサンプルを改造し、改行がLF(10)にも対応したバージョンを追加しました。

  CSVの読み込み方法(改)




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