VBA技術解説
ブックが開いた時に自動実行(Workbook_OpenとAuto_Open)

ExcelマクロVBAの問題点と解決策、VBAの技術的解説
公開日:2013-09-09 最終更新日:2019-07-26

ブックが開いた時に自動実行(Workbook_OpenとAuto_Open)


Excelブックを開いた時にマクロVBAを自動実行させる方法として、
Workbook_OpenAuto_Open
この2通りの方法があります。
それぞれの簡単な説明と、動作の違いを解説します。

Workbook_Open

Workbook_Openは、ブックが開かれたときに起動されるブックのイベントプロシージャーになります。
Workbookのイベントプロシージャー|VBA入門
・Workbookのイベント一覧 ・イベントプロシージャー追加のVBE操作 ・Workbook_Open:Workbookのイベント ・Workbook_BeforeClose:Workbookのイベント ・Workbook_SheetChange:Workbookのイベント

VBEの「Microsoft Excel Objects」内の「ThisWorkbook」に記述します。

Private Sub Workbook_Open()
  '処理を記述
End Sub

参考
ブックを開いた時に指定シートを表示(Workbook_Open)
ブックを開いたときに自動的にマクロVBAを実行するにはWorkbook_Openを使います。Workbook_Openは、ブックを開いた時に自動的に実行されるイベントです、ブックを開いたときに自動的にマクロVBAを起動する方法としてはAuto_Openもあります。

Auto_Open

Auto_Openは、ブックが開かれたときに起動される特殊なプロシージャーになります。
標準モジュールに記述します。

Private Sub Auto_Open()
  '処理を記述
End Sub

プロシージャー名は全て小文字(auto_open)で書いても問題ありません。
真ん中の_(アンダースコア)を書き忘れてしまうと起動されません。
また、
どのモジュールに記述しても問題ありませんが、2つ以上のモジュールに記述するとエラーとなります。

※Auto_Openは、以前のバージョンとの互換性を保持するために残されているものです。

Workbook_OpenとAuto_Openの実行順序

Workbook_OpenAuto_Openも、どちらもブックが開かれたときに自動的に起動されますが、
そうなると、どちらが先に動くかが問題となります。

Workbook_Open

Auto_Open


この順序で(Workbook_Openが先に)起動されます。

Workbook_OpenとAuto_Openの違い

他のブックのマクロVBAでブックをOpenした時には、
Workbook_Openは起動されますが、Auto_Openは起動されません。

Workbooks.Open Filename:="Book1.xls"

この場合、Book1のWorkbook_Openは実行され、Auto_Openは実行されません。
※ただし、Workbook_BeforeCloseが起動される条件としては、
Application.EnableEventsがTrue状態の場合です。
Application.EnableEvents = True
とされている場合は、Workbook_BeforeCloseは起動されません。

マクロVBAでブックをOpenした時に、Auto_Openを実行するには
Application.Run "Book1.xls!Auto_Open"
または、
Workbooks("Book1.xls").RunAutoMacros Which:=xlAutoOpen
これらのどちらかをWorkbooks.Openに続けて記述する必要があります。

RunAutoMacrosのWhich:=XlRunAutoMacroの値
XlRunAutoMacro列挙
xlAutoActivate Auto_Activate マクロ
xlAutoClose Auto_Close マクロ
xlAutoDeactivate Auto_Deactivate マクロ
xlAutoOpen Auto_Open マクロ


Auto_Openは以前のバージョンとの互換性を保持するために残されているものですので、
特段の理由がなければ、Workbook_Openのみを使用した方が良いでしょう。




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