エクセルVBAでのシート指定方法
ExceのマクロVBAにおいてシート指定は必須になりますが、
シートの指定方法は何種類かあり、それぞれの特徴があります。
✅シートの名称で指定
✅シートのオブジェクト名で指定
それぞれの主な使用場面やメリット、デメリット等を解説します。
シートのインデックス番号で指定
ただし、非表示シートも含んでいますので注意してください。
左から、1,2,3・・・の順になります。

インデックスを定数値で指定
VBAにおいて、このような使い方をするのはかなり限定的になります。

変数で指定
Dim i As Long
For i = 1 To Worksheets.Count
Worksheets(i).Range("A1") = "test1"
Next
全シートに対する処理をする場合の定番一つになります。
・最終シートを指定
・全シートの処理
シートの名称で指定
マクロVBAにおいては、最も多く使われる方法になります。
定数値で指定
VBAの記述が長くなってしまうので、Withステートメントやオブジェクト変数を使うようにします。
With Worksheets("Sheet1")
.Range("A1") = "test1"
.Range("A2") = "test2"
End With
Dim sht As Worksheet
Set sht = Worksheets("Sheet1")
sht.Range("A1") = "test1"
sht.Range("A2") = "test2"
第51回.Withステートメント
Constで指定
使う都度に指定するのは、メンテナンス性が悪くなります。
シート名を変更したい時に、VBAコードの何か所も変更しなければならなくなるからです。
Public Const sht1 = "Sheet1"
Sub sample()
Worksheets(sht1).Range("A1") = "test2"
End Sub
シート名を変更する場合は、Constの値を変更するだけで完了できるようになります。
シート関数
例えば、"Sheet1"を"Sheet11"と変更してしまうと、
Worksheets("Sheet1).Range("A1") = "test1"
このVBAはエラーとなってしまいます。

とにかく、目的のシートのシート名を取得できるようにします。
例えば、
「シート指定」というシートを追加して、A1セルに、
このように入れると、A1セルには、
Sheet1
と表示されます。
そこで、このセルの値を使ってシート指定します。
Dim sht As String
sht = Worksheets("シート指定").Range("A1")
Worksheets(sht).Range("A1") = "test"
「シート指定」シートは、VBAでしか使用する必要が無いので、非表示にしておけば良いでしょう。
この方法であれば、シートを削除しない限りVBAの変更はしなくて良くなります。
シートのオブジェクト名で指定
オブジェクト名は、VBEで変更することが出来ます。

Sheet1(Sheet1)
オブジェクト名(シート名)
括弧の中が、通常使用しているシート名です。
このオブジェクト名は、VBEもしくはVBAからしか変更できませんので、
通常のユーザーが間違って変更してしまう事はありません。
シート名を変更してもオブジェクト名に影響はありません。
Sheet1.Range("A1") = "test"
このように、オブジェクト名を直接記述するだけになります。
obj○○○
sht○○○
このように接頭子を付けておくと管理しやすいと思います。
ActiveXコントロールをシートに追加した時は、コントロールが入力候補に表示されます。
以下は、Sheet1にActiveXのチェックボックスを追加してある場合です。

シート位置やシート名称に左右されないという利点があります。
オブジェクト名はVBEからでなければ変更できないので、間違って変更してしまう事もないでしょう。
また、他ブック(マクロ記述しているブック以外のブック)に対しては使えません。
固定的なThisWorkbookのシートにおいてのみ使う方法になります。
ブックの保護
これは避けて通れません。
マクロの先頭で、必要なシートが揃っているかどうかを確認するようにすれば良いでしょうが、
さすがに、少々面倒な気がしてしまうと思います。
もしそこまでする必要があるのであれば、その前にブックの保護をしておくことをお勧めします。

そのような場合は、
マクロ内で、ブックの保護を解除してからシートを挿入し、最後にまたブック保護しておく必要があります。
ThisWorkbook.Unprotect
Worksheets.Add
ThisWorkbook.Protect
第68回.シートの保護、ブックの保護(Protect)
VBAでのシート指定方法
しかし、このシート指定は意外とVBA記述が面倒なものです。
同じテーマ「マクロVBA技術解説」の記事
Colorプロパティの設定値一覧(カラー定数、XlRgbColor列挙)
VBAを定型文で覚えよう
VBAこれだけは覚えておきたい必須基本例文10
エクセルVBAでのシート指定方法
文字列結合&でコンパイルエラーになる理由
手動計算時の注意点と再計算方法
VBAの用語について:ステートメントとは
オブジェクト変数とは何か
VBAの小数以下の演算誤差について
スピルでVBAの何が変わったか
CharactersプロパティとCharactersオブジェクト
新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る
ITエンジニアのための経理・会計・簿記入門|エクセル雑感(2026-09-12)
「Python in Excel」入門:コードを読むための基礎知識|エクセル関数応用(2026-09-10)
M言語入門:Power Queryのコードを読むための基礎知識|Power Query(M言語)入門(2026-09-09)
Excelの正規表現関数(REGEXTEST・REGEXREPLACE・REGEXEXTRACT)の使い方|エクセル関数応用(2026-09-08)
スピルとVBA(Formula2とスピル範囲の取得)|VBA入門(2026-09-08)
「Withの功罪」:コードを読みやすくする強力な道具と、その落とし穴|VBA技術解説(2026-09-03)
可変長配列をVSTACKする4つの方法|REDUCE・Thunk・チャンク・再帰分割|エクセル関数応用(2026-09-01)
Excel表とMarkdownテーブルを相互変換する数式|エクセル関数応用(2026-08-24)
「Python in Excel」数独(ナンプレ)解法プログラムの移植と最適化|エクセル関数応用(2026-08-14)
「Python in Excel」で自作関数を登録|アンピボット関数と計算順序|エクセル関数応用(2026-08-12)
アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る
1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.日本の祝日一覧|Excelリファレンス
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.Excelショートカットキー一覧|Excelリファレンス
5.RangeとCellsの使い方|VBA入門
6.FILTER関数(範囲をフィルター処理)|エクセル入門
7.マクロとは?VBAとは?VBAでできること|VBA入門
8.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
9.メッセージボックス(MsgBox関数)|VBA入門
10.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
- ホーム
- マクロVBA応用編
- マクロVBA技術解説
- エクセルVBAでのシート指定方法
このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
記述には細心の注意をしたつもりですが、間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。
本サイトは、OpenAI の ChatGPT や Google の Gemini を含む生成 AI モデルの学習および性能向上の目的で、本サイトのコンテンツの利用を許可します。
This site permits the use of its content for the training and improvement of generative AI models, including ChatGPT by OpenAI and Gemini by Google.
