ExcelマクロVBA入門
第51回.Withステートメント

Excelマクロの基礎と応用、エクセルVBAの入門・初級・初心者向け解説
最終更新日:2019-03-03

第51回.Withステートメント


VBA With ステートメント


With ステートメントは、
指定したオブジェクトに対してオブジェクト名を再定義することなく、一連のステートメントを実行することができます。


文章で言えば、
主語を一度書いたら、その後は主語を省略する場合の書き方になります。



構文

With object
 [statements]

 ・・・
End With

With〜End Withの間では、

Withに指定したオブジェクト名を省略できるようになります。



Withステートメントを使わない通常の記述では、

オブジェクト.プロパティ = 値

とするところを

With オブジェクト
 .プロパティ = 値
End With


このように書く事が出来るということです。


使用例

Worksheets(1).Cells(1, 1) = 1
Worksheets(1).Cells(2, 1) = 2


これを、Withを使って書くと、

With Worksheets(1)
  .Cells(1, 1) = 1
  .Cells(2, 1) = 2
End With


このようになります。

つまり、

With〜End Withの間では、

.で書き始めれば、.の前のWithのオブジェクトが省略できることになります。

Range("A1").Font.Bold = True
Range("A1").Font.Color = vbRed
Range("A1").Font.Size = 12


これを、Withを使うと、

With Range("A1")
  .Font.Bold = True
  .Font.Color = vbRed


  .Font.Size = 12
End With


これは、さらに

With Range("A1").Font
  .Bold = True
  .Color = vbRed
  .Size = 12
End With


と書く事も出来ます。



Withのネスト

Withはネストする事も出来ます。

With Range("A1")
  With .Font
    .Bold = True
    .Color = vbRed
    .Size = 12
  End With
End With


Withがネストされている場合に、.の前の省略されているオブジェクトは、

直前(そのステートメントが含まれる最も内側)のWithステートメント

ただし、
Withのネストは、可読性が悪いので、多用するのは避けましょう。



VBAを書く時は、まずは、

With ワークシート

・・・

End With

このような形を意識して書き始めてみて下さい。


Withステートメントを使った時の、最も多い間違いは、

先頭の「.」を書き忘れてしまう事でしょう。

これは、いくら注意しても、やってしまいます。

ただ、そのような間違いが多いと意識していれば、減らすことが出来るでしょう。


Withを使用する事で、記述を省略できてタイピングも楽に速くなります。

そして何より、そのVBAコードが読みやすくなります。

Withステートメントは、積極的に使うようにして下さい。

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