英小文字が入力されたら大文字に変換(Worksheet_Change)
セルに英小文字が入力されたら直ちに英大文字に変換するVBAです。
ワークシートのイベントを使い、セルの入力確定と同時に変換します。
Worksheet_Changeイベント
変更されたセルが、Rangeオブジェクトとして渡されます。
英小文字が入力されたら大文字に変換するVBA
Private Sub Worksheet_Change(ByVal Target As Range)
Dim myRng As
Range
Application.EnableEvents = False
For Each myRng In Target
If Not Intersect(myRng, Columns("A")) Is Nothing
Then
myRng.Value = UCase(myRng.Value)
End
If
Next
Application.EnableEvents = True
End Sub
上記VBAでは、A列のみを対象にしています。
英小文字が入力されたら大文字に変換するVBAの解説
For Each myRng In Target
これで、対象セル全てを処理しています。
Application.EnableEvents = False
これで、新たなイベント発生を抑止しています。
この指定がないと、VBAでセル値を変更したことで新たにWorksheet_Changeが実行されてしまいます。
つまり、
myRng.Value = UCase(myRng.Value)
この時点で、再びWorksheet_Changeが起動されてしまいます。
結果的に、イベントの連鎖が起こり、エラーとなってしまいます。
Application.EnableEvents = True
これを入れ忘れると、プロシージャー終了後に新たなイベントが発生しなくなってしまいます。
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