Google Apps Script入門
第4回.セルに数字や文字を入れる

Google Apps Script(GAS)の入門解説です
最終更新日:2021-03-05

第4回.セルに数字や文字を入れる


Google Apps Scriptでスプレッドシートのセルに値を入れてみます。
スプレッドシートを扱うのですから、まずはセルを扱う事から始めます。



新しいfunctionを追加

スプレッドシートを開いて、スクリプトエディタを起動してください。
前回作成したfunctionの下に、新しいfunctionを追加します。

google apps script 画像

function mySample1() {

}


ここは全てタイピングしてください。
関数名(functionの名前)は何でも良いです
日本語も使えますが、使う人は少ないかもしれません。
()と{の間は、上記では半角空白を入れていますが、なくても構いません、見易さの問題です。
最後の}を忘れずに、先に書いておきましょう。


インデントについて

functionの中は、TABで1段下げてから書き始めるようにして下さい。
function以外でも出てきますが、{}の中を書くときは、TABで下げてから書き始めて下さい。
{
 |←TABで下げてから書き始める
}


これは見易さの問題ですが、重要です。
見ずらいスクリプトより、見やすいスクリプトの方が良いに決まっています。

本シリーズでのコード掲載時には、
インデントを、全角空白2個で対応する場合があります。
HTMLでは、連続した半角空白が意味を持たない為です。
コピペして使っても問題ありませんが、適宜、TABに置き換えて下さい。



ではスクリプトを書いていきます。
まずは、書き方の説明をします、コードの解説はその後で。
書くことに慣れないと、時間ばかりかかってしまいます。


書く練習

Ctrl+Space
続けて
s

google apps script 画像

SpreadsheetApp
を選択し、Enter
.g

と入力、

google apps script 画像

getActiveSheet()
を選択し、Enter

google apps script 画像

getRange(・・・
を選択し、Enter
.getRange(row, column)
と入力されるので、
getRange(1, 1) // ←カンマの後ろの半角空白はあっても無くても良い
と変更し、)の後ろをに入力カーソルを移動して、
.setv
と入力、

google apps script 画像

setValue(・・・
を選択し、Enter
.setValue(value)
と入力されるので、
.setValue("Hello World")
と変更してください、もちろん文字は何でも良いですよ。
文字ではなく、数値なら、"で囲う必要はありません。

SpreadsheetApp.getActiveSheet().getRange(1, 1).setValue("Hello World")

このように書けたはずです。

文字を囲う"について
"(ダブルクオーテーション)でも、'(シングルクオーテーション)でも、どちらでも構いません。
本シリーズでは、VBA経験者が多いだろうという事を考慮して、
VBAに合わせて、"(ダブルクオーテーション)で統一します。


実行して確認

保存(Ctrl+S)してください。
保存しないと実行できません。

では、実行してみましょう。

google apps script 画像

シートを見ると、

google apps script 画像

このように、A1セルに「Hello World」が入ります。


コードの解説

SpreadsheetApp
スプレッドシートのアプリケーションです。

getActiveSheet
SpreadsheetAppのメソッドです。
アクティブシート(Sheetオブジェクト)を取得します。

getRange
Sheetオブジェクトのメソッドです。
指定のセル(Rangeオブジェクト)を取得します。

セルは、Rangeオブジェクトになります。

getRange(row, column)
getRange(row, column, numRows)
getRange(row, column, numRows, numColumns)
getRange(a1Notation)


この4通りの使い方があります。

rowは、行の位置の数値、3なら3行目
columnは、列の位置の数値、2なら2列目

numRowsは、行数、2なら、2行分
numColumnsは、列数、3なら3列分
a1Notationは、セルの番地記号、"B3"や"A1:B3"等

試しに、
getRange(1, 1, 2, 3)
と変更して実行してみましょう。
A1セル~C2セル、つまり、A1起点に2行3列に、
「Hello World」が入ります。

setValue
セルに引数の値を入れます。


オブジェクトについて

シートやセルはオブジェクトになります。
そして、オブジェクトは階層構造になっていると理解してください。

スプレッドシートのアプリケーション
↓の中に
ブック(スプレッドシート)
↓の中に
シート
↓の中に
セル


という構造になっています。
※今回はブックが一つしかなく、かつ、アクティブシートは決まっているので、ブックの指定が必要ないので省略されています。

上記の↓を.(ドット演算子と言う)に書き換えてつなげることで、
目的のオブジェクトに到達できます。
上記の場合は、

アプリケーション.アクティブシート.セル

と言う書き方になっています。


メソッドについて

getActiveSheet
getRange
setValue


これらは、メソッドになります。
※ここはVBAと違うところですね、VBAではプロパティになります。

メソッドを実行することで、目的のオブジェクトを受け取っています。
つまり、

getActiveSheetを実行して、アクティブシートを受け取り、
getRangeを実行して、セル(Rangeオブジェクト)を受け取り、
setValueを実行して、セルに値を入れています。


ステートメントの末尾について

SpreadsheetApp.getActiveSheet().getRange(1, 1).setValue("Hello World")

これが1ステートメント、つまり1文になります。
ステートメントの終わりは、
改行もしくは;(セミコロン)になります。

ですので、

SpreadsheetApp.getActiveSheet().getRange(1, 1).setValue("Hello World");

このように、末尾に;(セミコロン)を付ける事が一般的には多いです。

改行で良いのにわざわざ;(セミコロン)を付ける必要があるのかという論争になります。
結論としては、可読性もあまり変わりませんので、どちらでも良いと思います。
改行もしくは;(セミコロン)でステートメントが終了するという事を、しっかりと分かっていれば良いのです。
本シリーズでは、基本的に;(セミコロン)は省略します。
理由は、
;(セミコロン)を書くようにすると、
書き忘れに対しての修正の手間や、読者の無用な混乱を避けるためという理由です。


スクリプトを読めるようになりましょう

SpreadsheetApp.getActiveSheet().getRange(1, 1).setValue("Hello World")

これは、
アプリケーションアクティブシートA1セル"Hello World"を入れる
頭の中で、
.(ドット演算子)は、「」と読み進めながら、
同時に、
実際のスプレッドシートの、どの部分を扱っているかを理解するようにしましょう。




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