Google Apps Script入門 | 第4回.セルに数字や文字を入れる | Google Apps Script(GAS)の入門解説です



最終更新日:2018-05-28

第4回.セルに数字や文字を入れる

Google Apps Scriptでスプレッドシートのセルに値を入れてみます、

スプレッドシートを扱うのですから、まずはセルを扱う事から始めます。


スプレッドシートを開いて、スクリプトエディタを起動してください。

前回作成したfunctionの下に、新しいfunctionを追加します。



function mySample1() {

}


ここは全てタイピングしてください。
関数名(functionの名前)は何でも良いです
日本語も使えますが、使う人は少ないかもしれません。
()と{の間は、上記では半角空白を入れていますが、なくても構いません、見易さの問題です。
最後の}を忘れずに、先に書いておきましょう。

インデントについて

functionの中は、TABで1段下げてから書き始めるようにして下さい。
function以外でも出てきますが、{}の中を書くときは、TABで下げてから書き始めて下さい。
{
 |←TABで下げてから書き始める
}


これは見易さの問題ですが、重要です。
見ずらいスクリプトより、見やすいスクリプトの方が良いに決まっています。

本シリーズでのコード掲載時には、
インデントを、全角空白2個で対応する場合があります。
HTMLでは、連続した半角空白が意味を持たない為です。
コピペして使っても問題ありませんが、適宜、TABに置き換えて下さい。


ではスクリプトを書いていきます。
まずは、書き方の説明をします、コードの解説はその後で。
書くことに慣れないと、時間ばかりかかってしまいます。

書く練習

Ctrl+Space
続けて
s



SpreadsheetApp
を選択し、Enter
.g
と入力、



getActiveSheet()
を選択し、Enter



getRange(・・・
を選択し、Enter
.getRange(row, column)
と入力されるので、
getRange(1, 1) // ←カンマの後ろの半角空白はあっても無くても良い
と変更し、)の後ろをに入力カーソルを移動して、
.setv
と入力、



setValue(・・・
を選択し、Enter
.setValue(value)
と入力されるので、
.setValue("Hello World")
と変更してください、もちろん文字は何でも良いですよ。
文字ではなく、数値なら、"で囲う必要はありません。

SpreadsheetApp.getActiveSheet().getRange(1, 1).setValue("Hello World")

このように書けたはずです。

文字を囲う"について
"(ダブルクオーテーション)でも、'(シングルクオーテーション)でも、どちらでも構いません。
本シリーズでは、VBA経験者が多いだろうという事を考慮して、
VBAに合わせて、"(ダブルクオーテーション)で統一します。


実行して確認


保存(Ctrl+S)
してください、保存しないと実行できません。
実行してみましょう。



シートを見ると、



このように、A1セルに「Hello World」が入ります。


コードの解説

SpreadsheetApp
スプレッドシートのアプリケーションです。
getActiveSheet
SpreadsheetAppのメソッドです。
アクティブシート(Sheetオブジェクト)を取得します。
getRange
Sheetオブジェクトのメソッドです。
指定のセル(Rangeオブジェクト)を取得します。

セルは、Rangeオブジェクトになります。
getRange(row, column)
getRange(row, column, numRows)
getRange(row, column, numRows, numColumns)
getRange(a1Notation)

の4通りの使い方があります。
rowは、行の位置の数値、3なら3行目
columnは、列の位置の数値、2なら2列目
numRowsは、行数、2なら、2行分
numColumnsは、列数、3なら3列分
a1Notationは、セルの番地記号、"B3"や"A1:B3"等

試しに、
getRange(1, 1, 2, 3)
と変更して実行してみましょう。
A1セル〜C2セル、つまり、A1起点に2行3列に、
「Hello World」が入ります。
setValue
セルに引数の値を入れます。


オブジェクトについて

シートやセルはオブジェクトになります。
そして、オブジェクトは階層構造になっていると理解してください。

スプレッドシートのアプリケーション
↓の中に
ブック(スプレッドシート)
↓の中に
シート
↓の中に
セル


という構造になっています。
※今回はブックが一つしかなく、かつ、アクティブシートは決まっているので、
 ブックの指定が必要ないので、省略されています。

上記の↓を.(ドット演算子と言う)に書き換えてつなげることで、
目的のオブジェクトに到達できます。
上記の場合は、

アプリケーション.アクティブシート.セル

と言う書き方になっています。


メソッドについて

getActiveSheet
getRange
setValue

これらは、メソッドになります。
※ここはVBAと違うところですね、VBAではプロパティになります。

メソッドを実行することで、目的のオブジェクトを受け取っています。
つまり、
getActiveSheetを実行して、アクティブシートを受け取り、
getRangeを実行して、セル(Rangeオブジェクト)を受け取り、
setValueを実行して、セルに値を入れています。


ステートメントの末尾について

SpreadsheetApp.getActiveSheet().getRange(1, 1).setValue("Hello World")
これが1ステートメント、つまり1文になります。
ステートメントの終わりは、
改行もしくは;(セミコロン)になります。
ですので、
SpreadsheetApp.getActiveSheet().getRange(1, 1).setValue("Hello World");
のように、末尾に;(セミコロン)を付ける事が一般的には多いです。
改行で良いのにわざわざ;(セミコロン)を付ける必要があるのかという論争になります。
結論としては、可読性もあまり変わりませんので、どちらでも良いです。
改行もしくは;(セミコロン)でステートメントが終了するという事を、しっかりと分かっていれば良いのです。
本シリーズでは、基本的に;(セミコロン)は省略します。
理由は、
;(セミコロン)を書くようにすると、
書き忘れに対しての修正の手間や、読者の無用な混乱を避けるためです。


スクリプトを読めるようになりましょう

SpreadsheetApp.getActiveSheet().getRange(1, 1).setValue("Hello World")
これは、
アプリケーションアクティブシートA1セル"Hello World"を入れる
頭の中で、
.(ドット演算子)は、「」と読み進めながら、
同時に、
実際のスプレッドシートの、どの部分を扱っているかを理解するようにしましょう。





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