Google Apps Script入門
第12回.表範囲をまとめて消去する

Google Apps Script(GAS)の入門解説です
最終更新日:2016-10-28

第12回.表範囲をまとめて消去する

プログラミングにおいて、出力先を初期クリアしておくことは基本です、


スプレッドシートで、あるシートから別のシートに集計・編集出力する時にも、

出力先のシートは、初期クリアしておく必要があります。


まずは、セルの値を消す方法です。

セルの値の消去

setValueで、空文字を入れる。
sheet.getRange(1, 1).setValue("")
clearContent
sheet.getRange(1, 1).clearContent()
clearメソッドを使う
sheet.getRange(1, 1).clear()

値だけではなく、書式も消去されね初期状態になります。


では、
以下のような表で、データ部分だけを消去する場合を考えましょう。



スプレッドシート 画像

この表で、データ部、つまり、B2セル~D11セルを消去する場合です。
ただし、列数も増える場合もあるし、当然、行数は常に増減します。


完成スクリプト

function sample12() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet()
  var lastRow,lastCol
  lastRow = sheet.getLastRow()
  lastCol = sheet.getLastColumn()
  sheet.getRange(2, 2, lastRow-1, lastCol-1).clearContent()
}


スクリプトの解説

getLastRowで、最終行を取得
getLastColumnで、最終列を取得
この数値を使って、
getRange(row, column, numRows, numColumns)
rowは、行の位置の数値、3なら3行目
columnは、列の位置の数値、2なら2列目
numRowsは、行数、2なら、2行分
numColumnsは、列数、3なら3列分

これらを使って、一括で消去しています。
上の表であれば、
getLastRowは、11
getLastColumnは、4
なので、
heet.getRange(2, 2, lastRow-1, lastCol-1).clearContent()

これは、
heet.getRange(2, 2, 10, 3).clearContent()
となります。


VBAのCurrentRegionについて

VBAのCurrentRegionに該当するメソッドは無いようです。
従って、
一つのシートに複数の表があるときに、
個別(表ごと)に、上記のような消去をしようとすると、かなり大変なことになります。
Google Apps Scroptに、CurrentRegionという概念が無いのは、とても不便ではありますが、
そもそも、シートに複数の表を配置したりするべきではなく、
データベースとして使えるように、表形式を作成することは、
スプレッドシート(Excel含む)においては、基本であり鉄則であると理解してください。


GoogleスプレッドシートもExcelも、それぞれの長所短所はあります。
しかし、基本を守って使う限りは、短所はあまり気にならないものです。
ここがダメだからあっちを使う
ではなく、
ここが良いからこっちを使う
出来る事なら、こういう判断をしたいものです。




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条件で処理を変える(条件分岐,if)
条件で処理を変える(条件分岐,switch)
表範囲をまとめて消去する
セルに書式を設定する
複数のシートを扱う
複数のスプレッドシートを扱う
Google Apps Scriptの文法
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組み込み関数を使う
いろいろな繰り返し処理


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