第15回.複数のスプレッドシートを扱う
Google Apps Scriptで、他のスプレッドシート(他のブック)のセル値を取得・変更する場合の解説です。
他のスプレッドシートからインポート(IMPORTRANGE)
ほとんどの場合は、上記のようにIMPORTRANGE関数を使う事で実現できますので、GASを使う必要性は低いように感じます。
しかし、より複雑な処理を行いたい時、行列位置が不定で、都度の判定が必要な場合等、GASを使う必要がある場合も出てきます。
エントリー用のスプレッドシート
マスタのスプレッドシート
この場合、
エントリー用のスプレッドシートでは、IMPORTRANGE関数の応用でマスタシートから自由にデータ取得できますので、GASを使わなくてもできます。
しかし、マスタに無いデータを入力した場合に、それをマスタに追加したい、このような場合はGASが必要になってきます。
無論、マスタの登録をしてから入力する運用ができれば問題ないのですが、なかなかそうもいかない場合があります。、
他のスプレッドシートの指定方法
スプレッドシートキー
スプレッドシート(ブック)の場合は、
URIの一部に、ファイル名入っています。

スプレッドシートキー
と言います。
このスプレッドシートキーをコピーしておきましょう。
以下の処理をするスクリプトを書きます。
別のスプレッドシートのシート2の最終行の下のA列に、そのブック名とシート名を結合した文字列を入れる。
別のスプレッドシートのシート2の最終行のA列の値と行数を、自身のシート2のセルA1に入れる。
完成スクリプト
function sample15_1() {
var sh1 = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
var sh2 = SpreadsheetApp.openById("スプレッドシートキー")
var sheet1 = sh1.getSheetByName('シート2')
var sheet2 = sh2.getSheetByName('シート2')
var lastRow
lastRow = sheet2.getLastRow() + 1
sheet2.getRange(lastRow, 1).setValue(sh2.getName() + ":" + sheet2.getName())
lastRow = sheet2.getLastRow()
sheet1.getRange(1, 1).setValue(sheet2.getRange(lastRow, 1).getValue() + ":" + lastRow)
}
sh1が、自身のブック
sh2が、スプレッドシートキーで指定したブック
sheet1が、自信のブックのシート2
sheet2が、スプレッドシートキーで指定したブックのシート2
として、変数を使っています。
文字列結合
+演算子
+は、四則演算の加算の記号ですが、文字列結合でも+記号を使います。
右辺と左辺の両方が数値の場合は、足し算
右辺と左辺の片方でも文字列の場合は、文字列結合となります。
※VBAでは
右辺と左辺の両方が文字列の場合は、+記号で文字列を結合できます。
右辺と左辺で数値と文字が混在している場合は、+記号では型エラーとなります。
複数のスプレッドシートの最後に
基本技術になりますので、必ず覚えておきましょう。
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