Google Apps Script入門
複数のシートを扱う

Google Apps Script(GAS)の入門解説です
公開日:2016-10-05 最終更新日:2022-11-04

第14回.複数のシートを扱う


スプレッドシートを使っていて、一つのシートで済むことはむしろ少ないと思います。


Google Apps Scriptで、複数のシートを扱う時のスクリプトの書き方になります。


複数のシートを扱う例題

シートは以下のように、
シート1
シート2
この2つがあるとして、
シート1がアクティブ
つまりシート1を選択している状態で、解説を進めます。

GAS スプレッドシートの参考画面

今までは、アクティブシートのみ扱ってきました。

var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet()

これで、アクティブシートを取得していましたが、
この部分から根本的に書き方が変わります。

いきなり、シートを取得するのではなく、
まずは、
アクティブなスプレッドシート(ブック)を取得します。

var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()

これで取得しているのは、あくまで、アクティブなスプレッドシート(ブック)になります。
そのブックの中にあるシートを取得するという事です。


シート名でシートを取得

「シート2」のA1セルに値を入れる。

function sample14_1() {
  var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
  var sheet = ash.getSheetByName("シート2")
  sheet.getRange(1, 1).setValue("やあ")
}

アクティブなスプレッドシート(ブック)を
var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
これで取得し、
その、アクティブなスプレッドシート(ブック)内の、
"シート2"というシートを、
var sheet = ash.getSheetByName("シート2")
これで取得しています。


インデックスでシートを取得

2番目のシートのA2セルに値を入れる。

function sample14_2() {
  var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
  var sheet = ash.getSheets()[1]
  sheet.getRange(2, 1).setValue("ども")
}
function sample14_3() {
  var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
  var sheets = ash.getSheets()
  sheets[1].getRange(3, 1).setValue("はい")
}

シートのインデックスは、0から始まります。
つまり、1番目のシートが0、2番目のシートが1になります。
インデックスは、[インデックス]のように、[]で記述します。
※Excelでは1から始まり()で記述しますので、要注意です。

2つのスクリプトは、どちらでも同じです。

前者は、
var sheet = ash.getSheets()[1]
これで、2番目のシートをいきなり取得しています。

後者は、
var sheets = ash.getSheets()
これで、シート全部(ここでは2つのシート)を取得し、
sheets[1]
この指定で、全シートの中の2番目のシートを取得しています。


シート数を取得

function sample14_4() {
  var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
  var i = ash.getSheets().length
  Browser.msgBox(i)
}

アクティブなスプレッドシート(ブック)を
var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
これで取得し、
その、アクティブなスプレッドシート(ブック)の中にあるシート数を
.length
で取得しています。


全シートを処理す

全シートのA1セルにシート名を入れる。

function sample14_5() {
  var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
  var sheets = ash.getSheets()
  for (i = 0; i < ash.getSheets().length; i++) {
    sheets[i].getRange(1, 1).setValue(sheets[i].getName())
  }
}

forで、0から、シート数 - 1 まで順に処理します。
※ゆくゆくは、for eachでの処理を掲載していきます。
forループのなかで、sheets[i]でシートを特定しています。


複数のシートの最後に

複数シートを扱う事は、スプレッドシートを扱う上で必須になります。

シート指定は、基本になりますので、しっかりと覚えて下さい。




同じテーマ「Google Apps Script入門」の記事

第11回.条件で処理を変える(条件分岐,switch)
第12回.表範囲をまとめて消去する
第13回.セルに書式を設定する
第14回.複数のシートを扱う
第15回.複数のスプレッドシートを扱う
第16回.Google Apps Scriptの文法
第17回.JavaScript リファレンス
第18回.組み込み関数を使う
第19回.いろいろな繰り返し処理
第20回.エラー処理(try・・・catch)
第21回.配列って何なんだ?


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

カンマ区切りデータの行展開|エクセル練習問題(2026-01-28)
開いている「Excel/Word/PowerPoint」ファイルのパスを調べる方法|エクセル雑感(2026-01-27)
IMPORTCSV関数(CSVファイルのインポート)|エクセル入門(2026-01-19)
IMPORTTEXT関数(テキストファイルのインポート)|エクセル入門(2026-01-19)
料金表(マトリックス)から金額で商品を特定する|エクセル練習問題(2026-01-14)
「緩衝材」としてのVBAとRPA|その終焉とAIの台頭|エクセル雑感(2026-01-13)
シンギュラリティ前夜:AIは機械語へ回帰するのか|生成AI活用研究(2026-01-08)
電卓とプログラムと私|エクセル雑感(2025-12-30)
VLOOKUP/XLOOKUPが異常なほど遅くなる危険なアンチパターン|エクセル関数応用(2025-12-25)
2段階の入力規則リスト作成:最新関数対応|エクセル関数応用(2025-12-24)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.日本の祝日一覧|Excelリファレンス
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.FILTER関数(範囲をフィルター処理)|エクセル入門
5.RangeとCellsの使い方|VBA入門
6.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
7.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
8.マクロとは?VBAとは?VBAでできること|VBA入門
9.セルのクリア(Clear,ClearContents)|VBA入門
10.メッセージボックス(MsgBox関数)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。
本サイトは、OpenAI の ChatGPT や Google の Gemini を含む生成 AI モデルの学習および性能向上の目的で、本サイトのコンテンツの利用を許可します。
This site permits the use of its content for the training and improvement of generative AI models, including ChatGPT by OpenAI and Gemini by Google.



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ