第14回.複数のシートを扱う
スプレッドシートを使っていて、一つのシートで済むことはむしろ少ないと思います。
複数のシートを扱う例題
シート1
シート2
この2つがあるとして、
シート1がアクティブ
つまりシート1を選択している状態で、解説を進めます。
この部分から根本的に書き方が変わります。
まずは、
アクティブなスプレッドシート(ブック)を取得します。
そのブックの中にあるシートを取得するという事です。
シート名でシートを取得
function sample14_1() {
var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
var sheet = ash.getSheetByName("シート2")
sheet.getRange(1, 1).setValue("やあ")
}
アクティブなスプレッドシート(ブック)を
var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
これで取得し、
その、アクティブなスプレッドシート(ブック)内の、
"シート2"というシートを、
var sheet = ash.getSheetByName("シート2")
これで取得しています。
インデックスでシートを取得
function sample14_2() {
var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
var sheet = ash.getSheets()[1]
sheet.getRange(2, 1).setValue("ども")
}
function sample14_3() {
var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
var sheets = ash.getSheets()
sheets[1].getRange(3, 1).setValue("はい")
}
シートのインデックスは、0から始まります。
つまり、1番目のシートが0、2番目のシートが1になります。
インデックスは、[インデックス]のように、[]で記述します。
※Excelでは1から始まり()で記述しますので、要注意です。
var sheet = ash.getSheets()[1]
これで、2番目のシートをいきなり取得しています。
var sheets = ash.getSheets()
これで、シート全部(ここでは2つのシート)を取得し、
sheets[1]
この指定で、全シートの中の2番目のシートを取得しています。
シート数を取得
function sample14_4() {
var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
var i = ash.getSheets().length
Browser.msgBox(i)
}
アクティブなスプレッドシート(ブック)を
var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
これで取得し、
その、アクティブなスプレッドシート(ブック)の中にあるシート数を
.length
で取得しています。
全シートを処理する
function sample14_5() {
var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
var sheets = ash.getSheets()
for (i = 0; i < ash.getSheets().length; i++) {
sheets[i].getRange(1, 1).setValue(sheets[i].getName())
}
}
forで、0から、シート数 - 1 まで順に処理します。
※ゆくゆくは、for eachでの処理を掲載していきます。
forループのなかで、sheets[i]でシートを特定しています。
複数のシートの最後に
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