Google Apps Script入門
第13回.セルに書式を設定する

Google Apps Script(GAS)の入門解説です
最終更新日:2021-03-06

第13回.セルに書式を設定する


スプレッドシートでは、主に表を作成しデータの入力・編集を行います。
データが重要とはいえ、やはり見栄えも重要な要素になってきます。


見栄え良く、見やすい表になるように書式設定をします。


書式を設定する例題

以下の表を使います。

Google Apps Script 画像

Google Apps Script 画像

上の何も書式設定されていない表を、
下の表のように書式設定します。


罫線

setBorderメソッド

setBorder(top, left, bottom, right, vertical, horizontal)
setBorder(top, left, bottom, right, vertical, horizontal, color, style)

top, left, bottom, right, vertical, horizontal
true : 罫線を引く
false : 罫線を消す
null : 罫線を変更しない

color
CSSの色設定

style
SpreadsheetApp.BorderStyleを指定
DASHED,DOTTED,SOLID のいずれか。
省略時はSOLID


塗りつぶし

setBackgroundメソッド

setBackground(color)
setBackgroundRGB(red, green, blue)

color : CSSの色設定
red, green, blue : 0 ~ 255


フォント サイズ

setFontSizeメソッド

setFontSize(size)

size
Integer


太字

setFontWeightメソッド

setFontWeight(fontWeight)

fontWeight : "normal" または "bold"


斜体

setFontStyleメソッド

setFontStyle(fontStyle)

fontStyle
"italic" または "normal"


フォント 色

setFontColorメソッド

setFontColor(color)

color
CSSの色設定


CSSの色設定

カラー名 16進数 RGB値
black #000000 0,0,0
gray #808080 128,128,128
silver #C0C0C0 192,192,192
white #FFFFFF 255,255,255
blue #0000FF 0,0,255
navy #000080 0,0,128
teal #008080 0,128,128
green #008000 0,128,0
lime #00FF00 0,255,0
aqua #00FFFF 0,255,255
yellow #FFFF00 255,255,0
red #FF0000 255,0,0
fuchsia #FF00FF 255,0,255
olive #808000 128,128,0
purple #800080 128,0,128
maroon #800000 128,0,0

以下の3とお降りの指定は、全て白色になります。

setBackground("white")
setBackground("#FFFFFF")
setBackgroundRGB(255, 255, b55)


完成スクリプト

function sample13() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet()
  var range
  
  range = sheet.getRange("B2:E12")
  range.setBorder(false, false, false, false, true, true, "black", SpreadsheetApp.BorderStyle.DOTTED)
  range = sheet.getRange("B2:E2")
  range.setBorder(true, null, true, null, null, null)
  range = sheet.getRange("B12:E12")
  range.setBorder(null, null, true, null, null, null)
  range = sheet.getRange("B2:B12")
  range.setBorder(null, true, null, true, null, null)
  range = sheet.getRange("E2:E12")
  range.setBorder(null, null, null, true, null, null)
  
  range = sheet.getRange("B2:E2")
  range.setBackgroundRGB(128,128,128)
  range.setFontColor("white")
  range.setFontWeight("bold")
  range.setFontStyle("italic")
  range.setFontSize(12)
  
  range = sheet.getRange("B3:B12")
  range.setFontWeight("bold")
  range.setBackground("teal")
}

罫線は、エクセルとは大分違いがありますので、注意してください。
エクセルVBAの感覚なら、

range = sheet.getRange("B2:E12")
range.setBorder(null, null, null, null, true, true, "black", SpreadsheetApp.BorderStyle.DOTTED)
range.setBorder(true, true, true, true, null, null)

これで、外枠細線、内側極細線の設定になりそうですが、
スプレッドシートでは、この指定では正しく設定されません。

上記の2行のsetBorderを、別々に実行すると正しく設定されますが、
同時に実行すると正しく設定されません。

これが仕様なのかどうか、どうも微妙な動作になっています。
ただし、そもそもスプレッドシートでは、罫線の種別も少ないので、
基本的には、標準線種のSOLIDで、まとめて設定するようにしましょう。


設定されている書式の取得

set○○メソッドで設定して、get○○メソッドで取得できます。


塗りつぶし

setBackgroundメソッドに対して、getBackgroundメソッド

フォント サイズ

setFontSizeメソッドに対して、getFontSizeメソッド

太字

setFontWeightメソッドに対して、getFontWeightメソッド

斜体

setFontStyleに対して、getFontStyleメソッド

フォント 色

setFontColorメソッドに対して、getFontColorメソッド

ただし、
setBorderメソッドは見当たりませんので、現時点では罫線の取得方法は不明です。



セルに書式を設定の最後に

表の見栄えは重要ですが、
表の本質はデータですので、過度の見栄えは必用ないと思います。

見てもらいたいデータ、気を付けてもらいたいデータ、
これらに視線が行きやすいように工夫することを考えると良いでしょう。




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