Google Apps Script入門
第22回.オブジェクト、メソッド、プロパティとは

Google Apps Script(GAS)の入門解説です
最終更新日:2016-10-29

第22回.オブジェクト、メソッド、プロパティとは

JavaSciptの文法を数回にわたってやりましたが、


最後として、

オブジェクト、プロパティ、メソッド

基本の用語を確認しておきましょう。


オブジェクト

オブジェクトとは操作対象の事です。
プログラムでは、「何かをどうする」と言った形で命令を書きます。
この「何を」がオブジェクトになります。


メソッド

メソッドはオブジェクトに対する命令です。
動作命令であり、多くは、動詞が使われ、
get○○
set○○
のような単語が使われます。
メソッドは、その動作の結果を返すものと、
結果を返さずに命令を実行するだけのものがあります。

メソッドの戻り値について
数値や文字と言った基本データだけではなく、
オブジェクトが返されることも多くあります。



プロパテイ

プロパティは、オブジェクトの内容や詳細、属性になります。
その、詳細、属性を取得したり、設定したりするものがプロパティになります。


具体例

シート数を取得するスクリプトとして、
第14回.複数のシートを扱う
スプレッドシートを使っていて一つのシートで済むことはむしろ少ないと思いますGoogleAppsScriptで複数のシートを扱う時のスクリプトの書き方になります。シートは以下のようにシート1 シート2 の二つがあるとしてシート1がアクティブつまりシート1を選択している状態で解説を進めます。
ここで、以下のスクリプトを紹介しました。

var ash = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
var i = ash.getSheets().length
Browser.msgBox(i)

オブジェクト
SpreadsheetApp
Browser

メソッド
getActiveSpreadsheet()
getSheets()

プロパティ
length

Google Apps Scriptでは、プロパティはあまり使う機会が少ないようです。

スクリブトに出てくる形式としては、以下が基本になります。
オブジェクト.メソッド()
変数 = オブジェクト.メソッド()
オブジェクト.プロパティ = 値
変数 = オブジェクト.プロパティ

組み合わされて使う事もあります。
オブジェクト.メソッド(オブジェクト.メソッド())
オブジェクト.メソッド(オブジェクト.プロパティ)
変数 = 組み込み関数(…, オブジェクト.メソッド(), …)


オブジエクトの階層構造とメソッドの戻り値

プログラミング言語を習い始め他時、
この場合の理解が難しいく躓くことが多いようです。

SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet().getRange(1, 1).setValue("やあ")

SpreadsheetAppがオブジェクトで、getActiveSpreadsheet()がメソッドです。
getActiveSpreadsheet()の戻り値がSpreadsheetのオブジェクトになります。

つまり、
SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
これで、アクティブなスプレッドシート(オブジェクト)を取得しています。
つまり、
アクティブなスプレッドシート.getActiveSheet().getRange(1, 1).setValue("やあ")
という事になります。

そして、
アクティブなスプレッドシート.getActiveSheet()
これで、アクティブなスプレッドシートのアクティブなシート(オブジェクト)を取得しています。
getActiveSheet()はメソッドで、戻り値がSheetオブジェクトです。
つまり、
アクティブなスプレッドシート.アクティブなシート.getRange(1, 1).setValue("やあ")

そして、
アクティブなシート.getRange(1, 1)
これで、アクティブなシートの、A1セル(Rangeオブジェクト)を取得しています。
getRange(1, 1)はメソッドで、戻り値がRangeオブジェクトです。
つまり、
アクティブなスプレッドシート.アクティブなシート.A1セル.setValue("やあ")

そして、
A1セル.setValue("やあ")
setValue("やあ")がメソッドで、セルに値を入れています。

このように、.ピリオドで複数つながっている場合は、
オブジェクトが階層構造になっていると理解しましょう。

オブジェクト.子オブジェクト.孫オブジェクト.メソッド()

子とか孫という表現は、正確な表現とは言えない部分もありますすが、
メソッドの戻りと、オブジェクトの階層を簡単には理解しやすいはずです。
オブジェクトのメソッドを実行することで、子オブジェクトを取得(捕まえる)というように理解しておきましょう。




同じテーマ「Google Apps Script入門」の記事

いろいろな繰り返し処理
エラー処理(try・・・catch)
配列って何なんだ?
オブジェクト、メソッド、プロパティとは
行・列を操作する(挿入・削除・非表示・サイズ)
シートの挿入・削除・名前変更
スプレッドシート(ブック)の作成・名前変更
セルのコピー&各種ペースト
セルに数式を入れる
リンクの挿入・編集・削除
メモの挿入・削除と改行文字


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

CSVの読み込み方法(ジャグ配列)|VBAサンプル集(7月15日)
その他のExcel機能(グループ化、重複の削除、オートフィル等)|VBA入門(7月14日)
オートフィルタ退避回復クラスを複数シート対応させるVBAクラス|VBA技術解説(7月6日)
オートフィルタを退避回復するVBAクラス|VBA技術解説(7月6日)
IfステートメントとIIF関数とMax関数の速度比較|VBA技術解説(6月23日)
Withステートメントの実行速度と注意点|VBA技術解説(6月6日)
VBA+SeleniumBasicで検索順位チェッカー(改)|VBA技術解説(6月2日)
マクロでShift_JIS文字コードか判定する|VBA技術解説(6月1日)
Shift_JISのテキストファイルをUTF-8に一括変換|VBAサンプル集(5月31日)
「VBAによる解析シリーズその2 カッコ」をやってみた|エクセル(5月21日)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
3.RangeとCellsの使い方|ExcelマクロVBA入門
4.変数とデータ型(Dim)|ExcelマクロVBA入門
5.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門
6.繰り返し処理(For Next)|ExcelマクロVBA入門
7.マクロって何?VBAって何?|ExcelマクロVBA入門
8.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作
9.ExcelマクロVBAの基礎を学習する方法|エクセルの神髄
10.空白セルを正しく判定する方法(IsEmpty,IsError,HasFormula)|VBA技術解説



  • >
  • >
  • >
  • オブジェクト、メソッド、プロパティとは

  • このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


    記述には細心の注意をしたつもりですが、
    間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
    なお、掲載のVBAコードは自己責任で使ってください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。




    このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
    本文下部へ