IF関数の論理式で比較演算子を省略したCOUNT系関数を書くのは
ツイッターの連続ツイートのまとめです。
IF関数の第一引数の論理式で、比較演算子を省略してCOUNT系関数だけを書いている数式をちょくちょく見かけます。
IF(COUNTIF(...),真の処理,偽の処理)
これはエクセルでは、
0がFalse、0以外がTRUE
これを利用して、COUNT系関数が1以上の時には比較演算子(>0 等)を省略しても同じ意味になる事を利用したものです。
これについて連続ツイートしたので、そのまとめです。
連ツイの内容
=IF(COUNT(...),真,偽)
一般的な書籍やMS公式ページ見てこのような使い方はしないとおもいますし、こういう発想に至るとは思えないのです。
誰かがどこかで広めているのですか?
どのような経緯で、そういう数式を使うに至ったのかを知りたいのです。
そんなにあちこちで使われているとは思えないのに、ツイッターでは度々見かけるので・・・
あっ、もしかしてツイッターで覚えたってことですかね・・・
ツイッターでは、1文字でも短い人が優勝みたいな企画があったりするので、そういうところから広まってしまったのかもしれないと、ちょっと危惧しています。
これはどこかで覚えるべきものだと思います。
ただ、数式でこの暗黙の変換を使うかと言う事ですね。
当然数値以外の文字ではエラーになります。
では問題です。
関数で数値を論理値に変換してください。
制限時間30秒
関数では何があるでしょうか。
真偽値(論理値)を返す関数。
ISBLANK
ISERR
ISERROR
ISEVEN
ISFORMULA
ISLOGICAL
ISNA
ISNONTEXT
ISNUMBER
ISODD
ISOMITTED
ISREF
ISTEXT
AND
OR
NOT
XOR
TRUE
FALSE
※抜け漏れご容赦
TRUE関数とFALSE関数は、そのまま定数として返す関数です。
残ったのは、
AND,OR,NOT,XOR
XORは馴染みがないと思うのでそれ以外で。
AND関数またはOR関数が良いですかね。
NOT関数の場合は、真偽の処理を入れ替える必要があります。
IF(COUNTIF(...),1件以上,0件)
IF(COUNTIF(...)<>0,1件以上,0件)
IF(AND(COUNTIF(...)),1件以上,0件)
IF(NOT(COUNTIF(...)),0件,1件以上)
これらが同じ意味になります。
普通に、
COUNTIF(...)>0
COUNTIF(...)<>0
COUNTIF(...)>=1
こういう書き方が良いと思います。
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