VBAでの式と文の違い
ツイッターで投票を行い、その後に解説したものです。
式と文の違いについての解説です。
投票ツイート
https://twitter.com/yamaoka_ss/status/1575865356924526592
改めて聞かれると説明が大変ですよね。
あまり意識することも無いと思います。
ではここで投票です。
VBAです。
Dim x, y
x = y
この「x = y」これは何?
・文
・式でも文でもない
・にゃんともいえない
式と文の違いについて
そもそもこの用語は厳密に定義されているのかもはっはりしません。
したがって、現時点での私の解釈だという事を理解しておいてください。
ただし、一般的にVBA(VB.NETも)では概ねこの解釈で良いと思っています。
これは、
「文」です。
「代入文」です。
最初にウィキペディアの「式 (プログラミング)」から
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%8F_(%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0)
>C#においては代入は式であるが、同じ.NET系言語であるVB.NETでは代入は文である。
このように書かれています。(詳細はwikiで)
VBAにおいて先の
x = y
これは
Let x = y
この省略であり、代入文です。
Debug.Print x = y
If x = y Then
これらの「x = y」は「式」です。条件式ですね。
式は評価され値を返します。
Let x = y
この「x = y」は値を返しません。
ですがVBAでは1つ問題があって、
「オブジェクト式」と言う言葉があります。
私はずっとこの用語を使っていなかったのですが、超有名な複数サイトでこの用語が使われています。
これは式なのか…
オブジェクト.プロパティ
オブジェクト.メソッド
このようなものを「オブジェクト式」と呼んでいます。
しかしこれは「式」と読んで良いのかが疑問です。(自分でも解説ページ書いといて、何ですけど😅)
Let 式 = 値
Call 式
「式」に値を入れたり、式をCallするというのは違和感があります。
ではなんと呼ぶか…
そうなんです、困りますよね😅
したがって、私もとりあえず割と広く使われている用語のようなので「オブジェクト式」として解説しています。
メンバーアクセス演算子
ドット(.)演算子
VBとしてはこのように呼ばれますが、VBAのページでは明確に記述されているものを見た覚えがありません。
(どこかにあるかもしれませんが)
VBAでは、
「式」は何らかの値を返すと考えれば良いと思います。
したがって値を返さない、
x = y
この代入は式ではなく代入文と呼ぶべきもでのす。
ただしyには値または式が書けますので、
x = y * z
この「y * z」これは式です。
つまり、これ(添付)で「文」だという事です。
Letでの「=」は代入文の必須の構成要素です。
If … Then、このThenと同様です。
VBAではIfは「文」であり「式」とは呼ばない(事が多い)。
同様に「代入文」と呼ぶ。と言うのが私の見解です。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/office/vba/language/reference/user-interface-help/let-statement
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