第5回.100マスに数値を入れる
まずは、前回の宿題の回答です。
Sub Macro1()
Dim i
i = 1
Do While i <= 10
Cells(1, i) = i
i = i + 1
Loop
End
Sub
縦に入れた時の、この部分を
Cells(i, 1) = i
↓
Cells(1, i) = i
このように、行数と列数を入れ替えます。
これで横に1~10が入ります。
では次は、縦10、横10のセルに、1~100までを入れてみましょう。
こんな感じに入れます。
どうでしょうか、マクロを作成してみて下さい。
↓
↓
↓
↓
↓
こんなプログラムになります。
Sub Macro1()
Dim i
Dim j
Dim k
i = 1
k =
1
Do While i <= 10
j = 1
Do While j <= 10
Cells(i, j) = k
k = k + 1
j = j + 1
Loop
i = i +
1
Loop
End Sub
急に長いプログラムになってしまった感じですが、順番に考えましょう。
iは、行数に使用します。
jは、列数に使用します。
kは入れる数値です。
そして、10行に入れるプログラムは、
i = 1
Do While i <= 10
Cells(i, 1) = i
i = i +
1
Loop
でした。
この1行に数値を入れる部分を10列に入れるようにすればよいのです。
i = 1
Do While i <= 10
10列に入れる
i = i + 1
Loop
つまり、
Cells(i, 1) = i
を
j = 1
Do While j <= 10
Cells(i, j) = 連番
j = j + 1
Loop
にするのです。
すると、
i = 1
Do While i <= 10
j = 1
Do While j <=
10
Cells(i, j) = k
j = j + 1
Loop
i = i +
1
Loop
となります。
後は、kを1ずつアップしていけば、最初のプログラムが出来上がります。
エクセルのシートは、縦横の2次元ですから、
上記のプログラムが作成出来れば、
シートの好きな位置に、好きな数値、好きな文字を入れる事が可能です。
前回も言いましたが、これが、VBAの基本であり、全てでもあります。
このプログラムを3分以内に作成出来れば、とりあえずは合格でしょう。
今回はこれだけにします。
これが十分に理解出来なければ、次に進む意味がありません。
もう一度言います。
これが基本です、腹の底に落としこんで下さい。
次回は、この100マスを、別のシートにコピーしてみましょう。
それが出来たら、縦横を入れ替えてコピーします。
ここが正念場です、ここを過ぎれば、VBAが楽しいものに変わります。
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