マクロ記録でVBA
第9回.計算式をコピーする

Excelマクロの自動記録を使って、エクセルVBAの初心者向け入門解説
最終更新日:2013-02-18

第9回.計算式をコピーする


前回作成した100マス計算を、別シートにコピーしてみましょう。


第6回、第7回の内容とほぼ同様になります。


エクセルVBAでは、このシート間のデータコピーが最もよく行われる事の1つであり、


VBAの基本でもあります。


今回は、確認を含めて、さらに1歩進んだ説明をします。



では、さっそく「マクロの記録」からです。


Sheet1全セルをSheet2にコピーします。


最初は、Sheet2が選択された状態から、


1.マクロの記録

2.Sheet1を選択

3.全セルを選択

4.コピー

5.「Sheet2」を選択

6.セルA1を選択

7.貼り付け

8.記録終了


作成されたマクロです。




Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
'

'
  Sheets("Sheet1").Select
  Cells.Select
  Selection.Copy
  Sheets("Sheet2").Select
  Range("A1").Select
  ActiveSheet.Paste
  Range("B2").Select
End Sub


恒例の消しこみです。


Sub Macro1()

  Sheets("Sheet1").Cells.Copy
  Sheets("Sheet2").Select
  Range("A1").Select
  ActiveSheet.Paste
End Sub


ここまでは良いですね。


全セルの指定が、Cellsである事くらいでしょうか。


この場合は、Rangeではないのです、Cellsで、()の指定をしません。


この結果は、Sheet1とSheet2は同じ内容になります。



では、計算式はコピーせずに、計算結果のみコピーするには、どうすれば良いでしょうか。


そうですね、値のコピーをすれば良いです。


でも、書式はコピーしたいので、計算式が入っている部分のみ値をコピーしましょう。


これは、マクロの記録をしなくても、良いですね。


第6回で既に作成したマクロの、コピー範囲だけ直せば完成します。




Sub Macro2()
  Sheets("Sheet1").Range("B2:K11").Copy
  Sheets("Sheet2").Range("B2").PasteSpecial _
    Paste:=xlPasteValues, Operation:=xlNone, SkipBlanks:=False, Transpose:=False
End Sub


太字の部分が、前回作成したマクロとの違いです。


Rangeの範囲だけの違いです。


以上の2つのマクロを実行すると、書式が全て同じで、


計算式の入っているセルのみ、直接値の入ったシートが作成されました。



では、この値のコピーを、「.COPY」を使わずにコピーしてみましょう。


これも既に、作成済みのマクロの、セル範囲の変更になります。


Sub Macro4()
  Dim i
  Dim j
  i = 2
  Do While i <= 11
    j = 2
    Do While j <= 11
     Sheets("Sheet2").Cells(i, j).Value = Sheets("Sheet1").Cells(i, j).Value
     j = j + 1
    Loop
    i = i + 1
  Loop
End Sub


太字の部分に注意して下さい。


以前は、1~10のループでしたが、


今回は、2~11のループになっています。


1~10のループで記述すれば、


Sub Macro4()
  Dim i
  Dim j
  i = 1

  Do While i <= 10
    j = 1
    Do While j <= 10
     Sheets("Sheet2").Cells(i + 1, j + 1).Value = Sheets("Sheet1").Cells(i + 1, j + 1).Value
     j = j + 1
    Loop
    i = i + 1
  Loop
End Sub


太字の部分の違いになります。


この2つは、どちらでも、好みで使い分ければ良いでしょう。


ループする回数を基準に考えるか、セルの行列位置を基準に考えるかの違いです。



では、さらに、「.COPY」を使わずに、計算式をコピーする場合は、どうしたら良いでしょう。


計算式をR1C1形式で入れる場合は、


FormulaR1C1


を使用することを説明しました。


Value


の代わりに、これを指定すれば良いのです。


Sheets("Sheet2").Cells(i, j).FormulaR1C1 = Sheets("Sheet1").Cells(i, j).FormulaR1C1


これで、計算式がコピーされます。


実際にマクロを実行して、動作を確認して下さい。


セルのコピー、値のコピーは覚えられたでしょうか。


これが出来ないと、VBAが始まりませんので、しっかり覚えて下さい。


次回は、VBAで計算した結果を、セルに入れてみましょう。





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第6回.別のシートにコピーする
第7回.別のシートにコピーする2
第8回.計算式を入れる
第9回.計算式をコピーする
第10回.計算結果を入れる
第11回.イミディエイトで値の確認
第12回.セルに色を塗る
第13回.罫線を引く
第14回.行列を入れ替えて貼り付け
第15回.いろいろな消去
第16回.行の挿入・削除


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