マクロ記録でVBA
イミディエイトで値の確認

Excelマクロの自動記録を使って、エクセルVBAの初心者向け入門解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2013-09-04

第11回.イミディエイトで値の確認


前回、FormulaR1C1Valueの違いを説明しましたが、


それを確認するための方法を紹介します。

これはデバックで使用するツールになります。


デバッグとは、

プログラムの誤り(バグと呼ばれる)を探し、取り除くこと。


マクロの実行途中で、セルや変数の値を確認することができます。



VBE(Visual Basic Editor)のイミディエイトを使います。


詳細は、「コーディングとデバッグ 」に記載してありますので、参考にして下さい。



以下、今回の、FormulaR1C1Value確認方法を簡単に説明します。


VBE(Visual Basic Editor)で、イミディエイトウインドウを表示します。


「表示」→「イミディエイト ウインドウ」、ショートカットは、Ctrl+Gです。


Excel VBA 解説


Cells(i, j).FormulaR1C1 = "=RC1*R1C"


の行を選択し、プレークポイントを設定します。


「デバッグ」→「ブレークポイントの設定/解除」、ショートカットはF9です。


Excel VBA 解説


このようになります。


Excel VBA 解説

ブレークポイントを設定した行は、茶色の反転表示になります。


左のの部分をクリックすることでも、ブレークポイントの設定/解除が出来ます。



では、100マスの計算結果部分をすべて消去してから、マクロを実行して下さい。


ブレークポイントを設定した行が黄色になります。


この行で実行が中断しています。


この状態で、「イミイティエイト ウインドウ」を使用します。


「イミイティエイト ウインドウ」に、


?Cells(i, j).FormulaR1C1

と入力し、Enterして下さい。

行が1行先に進んだだけですね。

これは、値が空白だということです。


?Cells(i, j).Value

と入力し、Enter。

これも同様に、値が空白です。


こんな感じになったはずです。


Excel VBA 解説


つまり、

Cells(i, j).FormulaR1C1

Cells(i, j).Value

も値が入っていないということになります。



では、次の行に進めます。


「デバッグ」→「ステップイン」、ショートカットはF8です。


Excel VBA 解説


黄色の行が次に進んだはずです。


では、再度「イミイティエイト ウインドウ」に、


?Cells(i, j).FormulaR1C1

と入力し、Enter。

=RC1*R1C

と表示されます。


?Cells(i, j).Value

と入力し、Enter。

14

と表示されます。


Excel VBA 解説


こんな感じで表示されたはずです。


つまり、

Cells(i, j).FormulaR1C1

には、計算式、=RC1*R1C

が入っていて、


Cells(i, j).Value

には、計算結果の値、 14 が入っているということです。


では、さらに、


?Cells(i, j)

と入力し、Enter。

14

と表示されますよね。

つまり、Cells(i, j)だけで、

.Value.FormulaR1C1を省略した場合は、

.Valueになると覚えておいて下さい。



確認が終わったら、ブレークポイントを解除します。


ブレークポイントの行を選択し、F9


または、左のの部分をクリックします。


または、Ctrl+Shift+F9で全てのブレークポイントがすべて解除されます。


デバッグについては、今後も機会があれば紹介していきます。


.Value.FormulaR1C1の違いを理解できたでしょうか。





同じテーマ「マクロの記録でVBA」の記事

第8回.計算式を入れる

前回までは、セルに文字を入れました。エクセルは表計算ソフトですから、計算式を入れたいですよね。今回からは、計算式を入れる方法、その値をコピーする方法等の説明になります。では、以下のようなシートを作成して下さい。
第9回.計算式をコピーする
前回作成した100マス計算を、別シートにコピーしてみましょう。第6回、第7回の内容とほぼ同様になります。エクセルVBAでは、このシート間のデータコピーが最もよく行われる事の1つであり、VBAの基本でもあります。
第10回.計算結果を入れる
前回作成した100マス計算の回答部分を、マクロで計算して入れてみましょう。従って、マクロの記録は使いません。タイトルと違うね(笑)、でもね、マクロの記録では出来ない事が多いのです。だから、VBAを覚える必要があるのです。
第11回.イミディエイトで値の確認
第12回.セルに色を塗る
今回はちょっと難しいことをします。100マス計算に手入力で回答を入れて、その結果の成否を判定してみましょう。100マスの計算結果を一旦全て消して下さい。手入力で、回答を入れて下さい。掛け算九九は大丈夫ですか(笑) 全部入れなくて良いです。
第13回.罫線を引く
前回までで、文字、数値を入れ、色も塗りました。この辺で、罫線の引き方をやりましょう。100マス計算の罫線を、一度全て消してください。ではマクロの記録です。1.マクロの記録 2.A1~K11を選択 3.罫線の格子(外側、内側を細線) 4.記録終了 作成されたマクロは、驚くほどの長さですね、少し笑えます。
第14回.行列を入れ替えて貼り付け
はい、今回は、「形式を選択して貼り付け」の「行列を入れ替える」をやってみましょう。Sheet1の100マスを、Sheet2へ、行列を入れ替えて貼り付けします。ではマクロの記録です、Sheet2を選択している状態からです。
第15回.いろいろな消去
セルの値や書式等を消去してみましょう、では、マクロの記録です、1.マクロの記録 2.A1~K11を選択…範囲は適当で良いです。3.「Delete」4.罫線で、枠なし 5.塗りつぶしで、塗りつぶしなし 6.フォントの色で、自動 7.セルの書式設定で、標準 8.記録終了 作成れたマクロは、Selection.Clear…
第16回.行の挿入・削除
行の挿入と、行の削除をやってみましょう、では、マクロの記録です。1.マクロの記録 2.1行目を選択 3.「挿入」…Ctrl+Shift++ 4.A列を選択 5.「挿入」…Ctrl+Shift++ 6.1行目を選択 7.「削除」…Ctrl+Shift+- 8.A列を選択 9.「削除」…Ctrl+Shift+- 10.…
第17回.並べ替え
エクセルでは避けて通れない、「並べ替え」をやります。実は、あまりやりたくないのですが… いや、2003と2007以降で、全く変わってしまったのです。1行目がタイトル、2~11行にデータが入っているとします。
第18回.オートフィルタ
フィルタをやりましょう。まあ、表計算らしい機能ではあります。では、マクロの記録です、データは何でも良いでしょう。1.マクロの記録 2.フィルタ 3.1のみ選択…たまたま1のデータを入れただけです。4.記録終了 作成れたマクロは、2003の場合は、Selection.AutoFilterSelection.AutoF…


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

エクセルが起動しない、Excelが立ち上がらない|エクセル雑感(2024-04-11)
ブール型(Boolean)のis変数・フラグについて|VBA技術解説(2024-04-05)
テキストの内容によって図形を削除する|VBA技術解説(2024-04-02)
ExcelマクロVBA入門目次|エクセルの神髄(2024-03-20)
VBA10大躓きポイント(初心者が躓きやすいポイント)|VBA技術解説(2024-03-05)
テンキーのスクリーンキーボード作成|ユーザーフォーム入門(2024-02-26)
無効な前方参照か、コンパイルされていない種類への参照です。|エクセル雑感(2024-02-17)
初級脱出10問パック|VBA練習問題(2024-01-24)
累計を求める数式あれこれ|エクセル関数応用(2024-01-22)
複数の文字列を検索して置換するSUBSTITUTE|エクセル入門(2024-01-03)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
5.RangeとCellsの使い方|VBA入門
6.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)|VBA入門
7.並べ替え(Sort)|VBA入門
8.メッセージボックス(MsgBox関数)|VBA入門
9.セルのクリア(Clear,ClearContents)|VBA入門
10.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。


このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ