マクロ記録でVBA
第11回.イミディエイトで値の確認

Excelマクロの自動記録を使って、エクセルVBAの初心者向け入門解説
最終更新日:2013-09-04

第11回.イミディエイトで値の確認


前回、FormulaR1C1Valueの違いを説明しましたが、


それを確認するための方法を紹介します。

これはデバックで使用するツールになります。


デバッグとは、

プログラムの誤り(バグと呼ばれる)を探し、取り除くこと。


マクロの実行途中で、セルや変数の値を確認することができます。



VBE(Visual Basic Editor)のイミディエイトを使います。


詳細は、「コーディングとデバッグ 」に記載してありますので、参考にして下さい。



以下、今回の、FormulaR1C1Value確認方法を簡単に説明します。


VBE(Visual Basic Editor)で、イミディエイトウインドウを表示します。


「表示」→「イミディエイト ウインドウ」、ショートカットは、Ctrl+Gです。


Excel VBA 解説



Cells(i, j).FormulaR1C1 = "=RC1*R1C"


の行を選択し、プレークポイントを設定します。


「デバッグ」→「ブレークポイントの設定/解除」、ショートカットはF9です。


Excel VBA 解説


このようになります。


Excel VBA 解説

ブレークポイントを設定した行は、茶色の反転表示になります。


左のの部分をクリックすることでも、ブレークポイントの設定/解除が出来ます。



では、100マスの計算結果部分をすべて消去してから、マクロを実行して下さい。


ブレークポイントを設定した行が黄色になります。


この行で実行が中断しています。


この状態で、「イミイティエイト ウインドウ」を使用します。


「イミイティエイト ウインドウ」に、


?Cells(i, j).FormulaR1C1

と入力し、Enterして下さい。

行が1行先に進んだだけですね。

これは、値が空白だということです。


?Cells(i, j).Value

と入力し、Enter。

これも同様に、値が空白です。


こんな感じになったはずです。


Excel VBA 解説


つまり、

Cells(i, j).FormulaR1C1

Cells(i, j).Value

も値が入っていないということになります。




では、次の行に進めます。


「デバッグ」→「ステップイン」、ショートカットはF8です。


Excel VBA 解説


黄色の行が次に進んだはずです。


では、再度「イミイティエイト ウインドウ」に、


?Cells(i, j).FormulaR1C1

と入力し、Enter。

=RC1*R1C

と表示されます。


?Cells(i, j).Value

と入力し、Enter。

14

と表示されます。


Excel VBA 解説


こんな感じで表示されたはずです。


つまり、

Cells(i, j).FormulaR1C1

には、計算式、=RC1*R1C

が入っていて、


Cells(i, j).Value

には、計算結果の値、 14 が入っているということです。


では、さらに、


?Cells(i, j)

と入力し、Enter。

14

と表示されますよね。

つまり、Cells(i, j)だけで、

.Value.FormulaR1C1を省略した場合は、

.Valueになると覚えておいて下さい。



確認が終わったら、ブレークポイントを解除します。


ブレークポイントの行を選択し、F9


または、左のの部分をクリックします。


または、Ctrl+Shift+F9で全てのブレークポイントがすべて解除されます。


デバッグについては、今後も機会があれば紹介していきます。


.Value.FormulaR1C1の違いを理解できたでしょうか。





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