第15回.いろいろな消去
セルの値や書式等を消去してみましょう、
では、マクロの記録です、
1.マクロの記録
2.A1~K11を選択・・・範囲は適当で良いです。
3.「Delete」
4.罫線で、枠なし
5.塗りつぶしで、塗りつぶしなし
6.フォントの色で、自動
7.セルの書式設定で、標準
8.記録終了
作成れたマクロは、
Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
'
'
Range("B2:K11").Select
Selection.ClearContents
Selection.Borders(xlDiagonalDown).LineStyle
= xlNone
Selection.Borders(xlDiagonalUp).LineStyle =
xlNone
Selection.Borders(xlEdgeLeft).LineStyle =
xlNone
Selection.Borders(xlEdgeTop).LineStyle =
xlNone
Selection.Borders(xlEdgeBottom).LineStyle =
xlNone
Selection.Borders(xlEdgeRight).LineStyle =
xlNone
Selection.Borders(xlInsideVertical).LineStyle =
xlNone
Selection.Borders(xlInsideHorizontal).LineStyle = xlNone
With
Selection.Interior
.Pattern = xlNone
.TintAndShade =
0
.PatternTintAndShade = 0
End With
With
Selection.Font
.ColorIndex = xlAutomatic
.TintAndShade =
0
End With
Selection.NumberFormatLocal = "G/標準"
End
Sub
Selection.ClearContents
セルの値、数式を消去します。
Selection.Borders
罫線は、やったばかりですね。
全ての罫線をxlNoneにしています。
Selection.Interior
ただし、ここでは、Color指定はしていません、塗らないのですから、色は無いです。
Selection.Font
.ColorIndex = xlAutomatic
つまりは、自動ということです。
色を指定する場合は、.Interiorと同じように、.Colorで指定できます。
Selection.NumberFormatLocal
表示書式の設定です。
見たとおりに、標準に設定しています。
設定する場合は、「セルの書式設定」の「表示形式」で設定する書式文字を指定します。
さて、消し込みは、さんざんやったので良いでしょう。
セルの状態を、初期状態、つまり何も指定していない状態にするのに、
いちいち、こんなことをしてられません。
シート操作なら、セルを削除するか、何も設定されていないセルを、
コピペで貼り付ける等で対処すると思います。
しかし、マクロには、便利な機能があります。
Sub Macro1()
Range("B2:K11").Clear
End
Sub
これだけで、すべてチャラ、何も設定されていないセルにすることができます。
マクロで、セルをいろいろ変更する場合、最初の状態が不明では、やりずらいですよね。
罫線を引こうにも、すでに罫線が引かれている場合は、
それぞれの罫線をxlNoneで指定しなければならなくなります。
上記で、すべて消去してから行えば、その必要が無くなります。
ぜひ、覚えて下さい。
また、このClear関連では、
ClearComments:コメントを消去
ClearFormats:書式設定を削除
ClearHyperlinks:ハイパーリンクを削除
ClearNotes:コメントを削除
ClearOutline:アウトラインを消去
等もあります、その場に応じて使い分けして下さい。
ただ、通常は、
ClearContentsか、Clearだけで、用が足りると思います。
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