マクロ記録でVBA
シートの移動コピー

Excelマクロの自動記録を使って、エクセルVBAの初心者向け入門解説
最終更新日:2013-02-18

第22回.シートの移動コピー


シートの移動、コピーをやってみましょう。


まずは、マクロの記録です。


ブックはBook1.xls、

シートは、Sheet1、Sheet2、Sheet3、があり、Sheet1が選択状態から。


1.マクロの記録

2.Sheet3をドラッグで先頭へ移動

3.Sheet3をCtrlを押しながら、最後にコピー

4.新規シートを最後に追加・・・Sheet5が作成される

5.Sheet5を新規ブックに移動

6.Book1.xlsを選択

7.記録終了


作成れたマクロは・・・


Sub Macro1()
  Sheets("Sheet3").Select
  Sheets("Sheet3").Move Before:=Sheets(1)
  Sheets("Sheet3").Select
  Sheets("Sheet3").Copy After:=Sheets(3)
  Sheets.Add After:=Sheets(Sheets.Count)
  Sheets("Sheet5").Select
  Sheets("Sheet5").Move
  Windows("Book1.xls").Activate
End Sub


これは読んだ通りです。


Sheets("Sheet3").Move Before:=Sheets(1)
Sheet3を、Sheets(1)、1番目のシートの前に移動します。


Sheets("Sheet3").Copy After:=Sheets(3)
Sheet3を、Sheets(3)、3番目のシートの後ろにコピーします。

Sheets.Add After:=Sheets(Sheets.Count)
シートを追加します。

Sheets.Count

は、シートの数です。

つまり、Sheets(Sheets.Count)は、最後のシートになります。

ですから、最後のシートの後ろに新規シートを追加します。


Sheets("Sheet5").Move
シートを新規ブックに移動します。

新規ブックにコピーする場合は、.Copyとします。


Copy

Move

Add

After

Before


この組み合わせで自由な位置に、移動、コピー、追加が可能になります。



では、シートを元の状態に戻してください。


Sheet1、Sheet2、Sheet3の順にして、他のシートは削除します。


では、上のマクロを再度実行して下さい。


「インデックスが有効範囲にありません」


エクセルが黄色い顔をして起こっていますね。


マクロは停止して下さい。


ブックにシートを追加した場合は、そのシート名は、自動でカウントアップされます。


従って、実行する度に、シート名が変化してしまうので、


"Sheet5"のような指定はエラーとなります。

Copy、Move、Add

の直後は、そのシートが選択されているので、

Activesheetと記述すればよいです。


Sheets("Sheet5").Select
Sheets("Sheet5").Move

は、単に、

Activasheet.Move

だけで良いです。


または、前回のようにオブジェクト変数を使用して、




Sub Macro3()
  Dim mySheet As Variant

  Set mySheet = Sheets.Add(After:=Sheets(Sheets.Count))
  mySheet.Move
  Windows("Book1.xls").Activate
End Sub


前回と似たような使い方です。


何度か使っているうちにわかってくるかも・・・




同じテーマ「マクロの記録でVBA」の記事

第16回.行の挿入・削除
第17回.並べ替え
第18回.オートフィルタ
第19回.オートフィルタ2
第20回.ジャンプのセル選択
第21回.条件付き書式
第22回.シートの移動コピー
第23回.セルの結合
第24回.印刷
第25回.開く・保存・閉じる
第26回.最終回


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

列全体を指定する時のRangeとColumnsの違い|ツイッター出題回答 (2023-09-24)
シートのActiveXチェックボックスの指定方法|ツイッター出題回答 (2023-09-24)
ByRef引数の型が一致しません。|ツイッター出題回答 (2023-09-22)
シートコピー後のアクティブシートは何か|ツイッター出題回答 (2023-09-19)
Excel関数の引数を省略した場合について|ツイッター出題回答 (2023-09-14)
セル個数を返すRange.CountLargeプロパティとは|VBA技術解説(2023-09-08)
記号を繰り返してグラフ作成(10単位で折り返す)|ツイッター出題回答 (2023-08-28)
シートを削除:不定数のシート名に対応|VBAサンプル集(2023-08-24)
ランクによりボイントを付ける(同順位はポイントを分割)|ツイッター出題回答 (2023-08-22)
OneDrive使用時のThisWorkbook.Pathの扱い方|VBA技術解説(2023-07-26)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.RangeとCellsの使い方|VBA入門
3.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
4.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
5.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
6.マクロとは?VBAとは?VBAでできること|VBA入門
7.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)|VBA入門
8.並べ替え(Sort)|VBA入門
9.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門
10.条件分岐(IF)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ