マクロ記録でVBA
セルの結合

Excelマクロの自動記録を使って、エクセルVBAの初心者向け入門解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2013-09-04

第23回.セルの結合


はい、セルの結合をやります。


では、マクロの記録から


1.マクロの記録

2.A1~B2を選択

3.セルを結合して中央揃え

4.記録終了


作成れたマクロは・・・


Sub Macro1()
  Range("A1:B2").Select
  With Selection
    .HorizontalAlignment = xlCenter
    .VerticalAlignment = xlCenter
    .WrapText = False
    .Orientation = 0
    .AddIndent = False
    .IndentLevel = 0
    .ShrinkToFit = False
    .ReadingOrder = xlContext
    .MergeCells = False
  End With
  Selection.Merge
End Sub


うーん、長いですよね、省略できるところは省略しちゃいましょう。




Sub Macro1()
  With Range("A1:B2")
    .HorizontalAlignment = xlCenter
    .Merge
  End With
End Sub


必要なのは、これだけですね。


.HorizontalAlignment = xlCenter
横位置を中央揃えに指定しています。


.Merge
セルの結合です。



では、2007から追加された横方向に結合をやってみましょう。


1.マクロの記録

2.A3~B4を選択

3.横方向に結合

4.記録終了


作成されたマクロは・・・


Sub Macro2()

  Range("A3:B4").Select
  Selection.Merge True
End Sub


これも以下に省略できますね。




Sub Macro2()

  Range("A3:B4").Merge True
End Sub


.Merge True

この、Trueが、横方向に結合の指定です。


このマクロは、2003でも動作します。

標準では、ツールボタンになかっただけで、

ユーザー設定では追加できたのです、知ってましたか?



では、結合を解除してみましょう。


1.マクロの記録

2.A1~B4を選択

3.セル結合の解除・・・再度、セルの結合でも良いです。

4.記録終了


作成れたマクロは・・・


Sub Macro3()
  Range("A1:B4").Select
  Selection.UnMerge
End Sub


これも以下に省略できますね。




Sub Macro3()
  Range("A1:B4").UnMerge
End Sub


.UnMerge

これが、セル結合の解除です。


一番最初のマクロ、セルを結合して中央揃えの時のマクロで、
.MergeCells = False
とあったのですが、覚えていますか、忘れた・・・もう一度、上に戻ってみて下さい。

これも実は、セル結合の解除なのです。


つまり、

Sub Macro3()
  Range("A1:B4").MergeCells = False
End Sub


これでも、セル結合が解除されます。


さらに、

Sub Macro3()
  Range("A1:B4").MergeCells = True
End Sub


これでも、セルが結合されます。


使い分けは・・・うーん、特に無いと思います。


少し難しい話をすると、


Merge、UnMergeは、メソッドです。

MergeCellsは、プロパティです。

MergeCellsプロパティ

Trueを代入した場合は、Merge

Falseを代入した場合は、UnMerge

と同じことになります。


ただし、そのセルが結合されているかは、

MergeCellsの値を確認します。


If Range("A1").MergeCells = True Then

  '結合されている

Else

  '結合されていない

End If


のように判定します。



この辺で、オブジェクト、プロパティ、メソッドについて、簡単に説明しておきます。


オブジェクトとは

オブジェクトは、objectであり、物・物体のことです。

VBAで何か操作をしようとする対象となるものがオブシェクトです。
ブックやシート、そしてセルなどを指します。


プロパティとは

プロパティは、propertyであり、財産・資産のことです。

オブジェクトの持つ財産・資産のことであり、オブジェクトの性質を表すデータです。

セルの持つ値や書式は全て、セルのプロパティです。


メソッドとは

メソッドは、methodであり、方法。方式です。

オブジェクトに対する動作・操作を指定します。

セルを選択する、セルを削除する等です。


第2回.セルに文字を入れる

前回の復習、ちゃんとやりましたか(笑) もう一度だけ書きます、これでお終いです、覚えて下さい。では、前回作成したマクロの中身をみてみましょう。SubMacro1()''Macro1Macro' 'ActiveCell.FormulaR1C1= "マクロの記録で覚えるVBA"ActiveCell.Characters…

ここでは、

「.」の後ろが動詞で、その後ろには何もない場合は「を」です。

「.」の後ろが名詞や形容詞で、その後ろに「=」がある場合は、「の」になります。

つまり、

○○○.△△△は、○○○を△△△する

○○○.△△△ = □□□は、○○○の△△△に□□□を入れる


このように説明しました、ですから、

Range("A1:B4").UnMerge
は、Range("A1:B4")をUnMergeする。

Range("A1:B4").MergeCells = False
は、Range("A1:B4")にFalseを入れる。


ここでの、○○○オブジェクトです。

○○○を△△△する、この△△△がメソッドです。

○○○の△△△に□□□を入れる、この△△△がプロパティです。


オブジェクトとプロパティについて、もう少し詳しい話は、

オブジェクトとプロパティの真実

オブジェクトとプロパティについて、解説をします。対象は、VBA中級以上になると思いますが、初級の方でも、VBAって奥が深いんだなーと感動位は出来ると思います。(笑) ただし、あまり役には立たないかもしれませんので、あしからず。

ここで、解説していますので、興味があれば読んでみて下さい。





同じテーマ「マクロの記録でVBA」の記事

第16回.行の挿入・削除
第17回.並べ替え
第18回.オートフィルタ
第19回.オートフィルタ2
第20回.ジャンプのセル選択
第21回.条件付き書式
第22回.シートの移動コピー
第23回.セルの結合
第24回.印刷
第25回.開く・保存・閉じる
第26回.最終回


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

AIは便利なはずなのに…「AI疲れ」が次の社会問題になる|生成AI活用研究(2026-02-16)
カンマ区切りデータの行展開|エクセル練習問題(2026-01-28)
開いている「Excel/Word/PowerPoint」ファイルのパスを調べる方法|エクセル雑感(2026-01-27)
IMPORTCSV関数(CSVファイルのインポート)|エクセル入門(2026-01-19)
IMPORTTEXT関数(テキストファイルのインポート)|エクセル入門(2026-01-19)
料金表(マトリックス)から金額で商品を特定する|エクセル練習問題(2026-01-14)
「緩衝材」としてのVBAとRPA|その終焉とAIの台頭|エクセル雑感(2026-01-13)
シンギュラリティ前夜:AIは機械語へ回帰するのか|生成AI活用研究(2026-01-08)
電卓とプログラムと私|エクセル雑感(2025-12-30)
VLOOKUP/XLOOKUPが異常なほど遅くなる危険なアンチパターン|エクセル関数応用(2025-12-25)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.日本の祝日一覧|Excelリファレンス
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.FILTER関数(範囲をフィルター処理)|エクセル入門
5.RangeとCellsの使い方|VBA入門
6.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
7.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
8.マクロとは?VBAとは?VBAでできること|VBA入門
9.セルのクリア(Clear,ClearContents)|VBA入門
10.メッセージボックス(MsgBox関数)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。
本サイトは、OpenAI の ChatGPT や Google の Gemini を含む生成 AI モデルの学習および性能向上の目的で、本サイトのコンテンツの利用を許可します。
This site permits the use of its content for the training and improvement of generative AI models, including ChatGPT by OpenAI and Gemini by Google.



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ