マクロ記録でVBA
オートフィルタ

Excelマクロの自動記録を使って、エクセルVBAの初心者向け入門解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2013-02-18

第18回.オートフィルタ


フィルタをやりましょう。


まあ、表計算らしい機能ではあります。



では、マクロの記録です、データは何でも良いでしょう。


1.マクロの記録

2.フィルタ

3.1のみ選択・・・たまたま1のデータを入れただけです。

4.記録終了


作成れたマクロは、


Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
'

'
  Selection.AutoFilter
  ActiveSheet.Range("$A$1:$C$4").AutoFilter Field:=1, Criteria1:="1"
End Sub


2003の場合は、

Selection.AutoFilter
Selection.AutoFilter Field:=1, Criteria1:="1"

と記録されます。


Selection.AutoFilter
これでフィルタが適用されます。


ActiveSheet.Range("$A$1:$C$4").AutoFilter Field:=1, Criteria1:="1"
Field:=1

は1番目のフィールドの指定

2番目のフィールドなら、Field:=2となります。


Criteria1:="1"
値が"1"のみフィルタ設定しています。

条件がAND等で複数になる場合には、2番目はCriteria2となります。

複数条件の指定は、次回にでもやります。



これ省略すると、




Sub Macro1()
  ActiveSheet.Range("$A$1:$C$4").AutoFilter Field:=1, Criteria1:="1"
End Sub


これだけで、フィルタが適用されて、1番目のフィールドが"1"のみ表示されます。


では、フィルタを解除するのは、


マクロの記録をしてみましょう。


Sub Macro2()
'
' Macro2 Macro
'

'
  Selection.AutoFilter
End Sub


あれ、フィルタを適用するときと同じですね。


そう、フィルタが適用されていなければ適用し、適用されていれば、解除します。


では、今どちらかわからないと困る場合がありますよね、


それには、




Sub Macro3()
  If ActiveSheet.AutoFilterMode = True Then
    MsgBox "適用されています"
  Else
    MsgBox "適用されていません"
  End If
End Sub


このように、

ActiveSheet.AutoFilterMode

で判断できます。



まだ、問題があります。


すでに、他のフィールドで絞り込みされていると、


ActiveSheet.Range("$A$1:$C$4").AutoFilter Field:=1, Criteria1:="1"

これだけでは、他のフィールドの絞り込みがそのままになってしまい、

予想外の結果になってしまいます。


この場合は、

1.一度、フィルタを解除してから行う。

2.全てのフィールドの絞り込みを解除する。

どちらかの方法になります。


1.一度、フィルタを解除してから行う


Sub Macro4()
  If ActiveSheet.AutoFilterMode Then
    ActiveSheet.AutoFilter
  End If
  ActiveSheet.Range("$A$1:$C$4").AutoFilter Field:=1, Criteria1:="1"

End Sub


ActiveSheet.AutoFilter
解除するには、

ActiveSheet.AutoFilterMode = False

でもできます。


2.全てのフィールドの絞り込みを解除する




Sub Macro4()

  Dim i As Long
  If ActiveSheet.AutoFilterMode = True Then
    For i = 1 To ActiveSheet.AutoFilter.Filters.Count
      If ActiveSheet.AutoFilter.Filters(i).On = True Then
        ActiveSheet.Range("$A$1:$C$4").AutoFilter Field:=i
      End If
    Next i
  End If

  ActiveSheet.Range("$A$1:$C$4").AutoFilter Field:=1, Criteria1:="1"

End Sub


えーと、ひょっとして、

For~Next

って、初めて出てきたかもしれませんね。


すでに説明している、

Do While~Loop

と同じです、


書き直すと、


Sub Macro4()

  Dim i As Long
  If ActiveSheet.AutoFilterMode = True Then
    i = 1
    Do While i <= ActiveSheet.AutoFilter.Filters.Count
      If ActiveSheet.AutoFilter.Filters(i).On = True Then
        ActiveSheet.Range("$A$1:$C$4").AutoFilter Field:=i
      End If
      i = i + 1
    Loop
  End If
  ActiveSheet.Range("$A$1:$C$4").AutoFilter Field:=1, Criteria1:="1"

End Sub


つまり、Forでは自分でカウントアップする必要がなくなります。


For i = 1 to 10

 ・・・

Next

i = 1

Do While i <= 10

 ・・・

 i = i + 1

Loop

これらは、10回繰り返し処理することになります。


ActiveSheet.AutoFilter.Filters.Count
これは、フィルタのフィールドの数です。

つまり、フィルタのフィールドの数分の繰り返し処理をしています。


ActiveSheet.AutoFilter.Filters(i).On = True

絞り込みがされている場合は、

True

絞り込みがされていない場合は、

False

になります。


ActiveSheet.Range("$A$1:$C$4").AutoFilter Field:=i
Criteria

を指定していないので、全て選択になります。



フィルタでは、表示形式によって抽出されますので注意が必要です。


特に、数値・日付の場合は、表示形式の違いで抽出されない場合があります。


これは、手作業でやっても同じことなのですが、マクロでは大問題です。


次回は、オートフィルタの続きとして、


表示形式の違いによる、注意点、対処方法等を紹介しましょう。





同じテーマ「マクロの記録でVBA」の記事

第15回.いろいろな消去
第16回.行の挿入・削除
第17回.並べ替え
第18回.オートフィルタ
第19回.オートフィルタ2
第20回.ジャンプのセル選択
第21回.条件付き書式
第22回.シートの移動コピー
第23回.セルの結合
第24回.印刷
第25回.開く・保存・閉じる


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

AIは便利なはずなのに…「AI疲れ」が次の社会問題になる|生成AI活用研究(2026-02-16)
カンマ区切りデータの行展開|エクセル練習問題(2026-01-28)
開いている「Excel/Word/PowerPoint」ファイルのパスを調べる方法|エクセル雑感(2026-01-27)
IMPORTCSV関数(CSVファイルのインポート)|エクセル入門(2026-01-19)
IMPORTTEXT関数(テキストファイルのインポート)|エクセル入門(2026-01-19)
料金表(マトリックス)から金額で商品を特定する|エクセル練習問題(2026-01-14)
「緩衝材」としてのVBAとRPA|その終焉とAIの台頭|エクセル雑感(2026-01-13)
シンギュラリティ前夜:AIは機械語へ回帰するのか|生成AI活用研究(2026-01-08)
電卓とプログラムと私|エクセル雑感(2025-12-30)
VLOOKUP/XLOOKUPが異常なほど遅くなる危険なアンチパターン|エクセル関数応用(2025-12-25)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.日本の祝日一覧|Excelリファレンス
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.FILTER関数(範囲をフィルター処理)|エクセル入門
5.RangeとCellsの使い方|VBA入門
6.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
7.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
8.マクロとは?VBAとは?VBAでできること|VBA入門
9.セルのクリア(Clear,ClearContents)|VBA入門
10.メッセージボックス(MsgBox関数)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。
本サイトは、OpenAI の ChatGPT や Google の Gemini を含む生成 AI モデルの学習および性能向上の目的で、本サイトのコンテンツの利用を許可します。
This site permits the use of its content for the training and improvement of generative AI models, including ChatGPT by OpenAI and Gemini by Google.



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ