ExcelマクロVBAサンプル集
Excelファイルを開かずにシート名を取得

ExcelマクロVBAの実用サンプル、エクセルVBA集と解説
最終更新日:2017-03-22

Excelファイルを開かずにシート名を取得

Excelファイルを開くときは、ファイルサイズに比して、とても遅い場合があります、


ファイルを開かずに、Excelの情報を取得したいという要望は少なからずあるようです、

そこで、処理の基本となるシート名を取得する方法になります。

もちろん、開かないと言っても、厳密には必ず開いているわけですが、
Excelのブックとして開かないという事です。
また、
そもそも、ファイルサイズに比して読込が遅い場合は、本来は各種書式等を見直すべきではあります。
単なる文字数値が大量に入っていてサイズが大きいだけなら、それほど遅いとは感じないはずです。


ブックを開かずに、セル値を取得する方法としては、
ExecuteExcel4Macro
があります。
以下を参照してください。
ExecuteExcel4Macroについて
ExecuteExcel4Macroは、Excel4.0のマクロを実行します。つまり、昔のマクロを使うということです。VBAが使える前にあったものですが、最新バージョンのエクセルでも使用できます。とはいえ、積極的に使うようなものでもないですし、MSもVBAへの移行を勧めています。
ブックを開かずにセル値を取得(ExecuteExcel4Macro,Excel.Application)

この時、問題になるのがシート名になります。
ExecuteExcel4Macroでは、シート名を固定で記述しなければならないためです。

以下の方法と、ExecuteExcel4Macroを組み合わせることで、
任意のブックの任意のシートのセル値も取得できるようになります。


Sub getSheet()
  Dim objCn As New ADODB.Connection
  Dim objRS As ADODB.Recordset
  Dim sFile As String
  Dim sSheet As String
  Dim i   As Long
  
  sFile = Application.GetOpenFilename(FileFilter:="Excelファイル,*.xls*")
  If sFile = "False" Then
    Exit Sub
  End If
  
  With objCn
    .Provider = "Microsoft.ACE.OLEDB.12.0"
    .Properties("Extended Properties") = "Excel 12.0"
    .Open sFile
    Set objRS = .OpenSchema(ADODB.adSchemaTables)
  End With
  
  i = 1
  Do Until objRS.EOF
    sSheet = objRS.Fields("TABLE_NAME").Value
    If Right(sSheet, 1) = "$" Or Right(sSheet, 2) = "$'" Then
      If Right(sSheet, 1) = "$" Then
        sSheet = Left(sSheet, Len(sSheet) - 1)
      End If
      If Right(sSheet, 2) = "$'" Then
        sSheet = Left(sSheet, Len(sSheet) - 2)
      End If
      If Left(sSheet, 1) = "'" Then
        sSheet = Mid(sSheet, 2)
      End If
      sSheet = Replace(sSheet, "''", "'")
      Cells(i, 1) = sSheet
      i = i + 1
    End If
    objRS.MoveNext
  Loop
  objRS.Close
  objCn.Close
  Set objRS = Nothing
  Set objCn = Nothing
End Sub



※「参照設定」で「Microsoft ActiveX Data Objects 2.X Library」を追加して下さい。


※Excel2003以前の場合は、
.Provider = "Microsoft.Jet.OLEDB.4.0"
.Properties("Extended Properties") = "Excel 8.0"
こちらを使用してください。

結果の出力については、きわめて単純に、アクティブシートのA1から順に出力しています。
アクティブシートの初期クリアも入れていませんので、適宜追加してください。
さすがに、この手のVBAを使う人なら、このあたりはご自由にどうぞ、という事で記述しています。

実際に、ExecuteExcel4Macroと組み合わせて、
特定のシート名(シート名に○○を含む等)を見つけて、そのシートの特定セル値を取得するといった場合は、
ADOで取得したシート名を配列に入れて、ExecuteExcel4Macroで順に処理するといった事になると思います。
これは、シート名さえ取得できていれば、簡単に書けるものです。

ただし、
ExecuteExcel4Macroの記事にも書いていますが、基本的にはお勧めするような技術ではありません。
Excelファイルを適切に作成(無用な書式設定等はしない)し、適切なファイルに分割して管理する。
これが原則であり、そうなっていれば、このような方法をとる必要性はあまりないはずです。


※後日追記

シート名の変換に不足がありました。
VBAコードの赤字部分が追加の変換となっています。
さらに、
シート名に、!(エクスクラメーション)がある場合は、_(アンダースコア)に変換されてしまいます。
しかし、元々のシート名の_(アンダースコア)はそのままなので、両者の区別がつきません。

上記も含めて、本記事の応用として、
Excelファイルを開かずにシート名をチェック
多くのExcelファイルから、特定のシート名のデータを取得する場合、当該シートが存在してないブックがあるならば、ブックを開く前にシートの存在をチェックしたくなります。このような、ファイルを開かずにExcelの情報を取得したいという要望は多くあります。




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