LOF関数
LOF関数は、開かれているファイルのサイズ(長さ)をバイト単位で取得するために使用されます。
これにより、ファイル全体のサイズを知ることができ、ファイル操作(読み込みや書き込み)の際に非常に役立ちます。
LOF関数の構文
filenumber (必須):
Open ステートメントで開かれた有効なファイル番号です。
- LOF 関数は、指定されたfilenumberで開かれているファイルの全長を、バイト単位でLong型の値として返します。
- この関数は、ファイル内の現在の読み取り/書き込み位置(ファイルポインタ)とは関係なく、ファイルのディスク上での実際のサイズを返します。
- Input、Output、Append、Random、Binaryのどのモードで開かれたファイルに対しても使用できます。
- 特にBinaryモードでファイルを読み込む際や、ファイル全体の内容をメモリに読み込む必要がある場合などに、事前にファイルのサイズを知るために頻繁に利用されます。
- 指定されたfilenumberが有効なファイルとして開かれていない場合、ランタイムエラーが発生します。
LOF関数の使用例
Sub LOF_SimpleSample()
Dim fileNum As Integer
Dim filePath As String
Dim fileSize As Long
filePath = ThisWorkbook.Path & "\LOFTest.txt" ' 一時ファイルパス
On Error GoTo ErrorHandler ' エラーハンドラ設定
' テストファイルを作成し、内容を書き込む
fileNum = FreeFile
Open filePath For Output As #fileNum
Print #fileNum, "これはテストファイルです。" ' 15バイト + 改行コード
Close #fileNum
' ファイルをBinaryモードで開き、LOF関数でサイズを取得して表示
fileNum = FreeFile
Open filePath For Binary As #fileNum
fileSize = LOF(fileNum)
MsgBox "ファイルのサイズ: " & fileSize & " バイト", vbInformation, "LOF 関数 例"
Close #fileNum
' テストファイルを削除
Kill filePath
Exit Sub
ErrorHandler:
MsgBox "エラーが発生しました: " & Err.Description, vbCritical, "エラー"
If fileNum <> 0 Then Close #fileNum
If Dir(filePath) <> "" Then Kill filePath
End Sub
- このコードは、テストファイルを作成し、内容を書き込んだ後、そのファイルをBinaryモードで開いています。
- LOF(fileNum) を使ってファイルの正確なサイズ(バイト単位)を取得し、メッセージボックスで表示しています。
- Binaryモードで開くことで、改行コードなども含めたファイルの実際のバイトサイズを正確に取得できます。
- エラーハンドリングと一時ファイルの削除も含まれています。
※本記事の作成にあたっては、生成AI(Gemini)を活用し一部の文章作成を行っています。最終的な内容は人間による確認・編集を経て掲載しています。
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