第4回.数値計算(四則演算)
Pythonは科学技術計算にも使われるプログラミング言語です。
科学技術計算向けの豊富なライブラリがあったりする訳ですが、ここでは基本の数値計算について説明します。
float型についてはコンピューターにおける小数問題も簡単に記しています。
complex型を例として、Visual Studioでのオブジェクトのプロパティ・メソッドのインテリセンスについても簡単に説明しておきます。
目次
算術演算子
+ | 足し算 |
- | 引き算 |
* | 掛け算 |
/ | 割り算 |
// | 割り算の商(整数に切り捨て) |
% | 割り算の余り |
** | べき乗 |
- | 単項、符号反転 |
+ | 単項、そのまま |

演算子の優先順位
**
単項(+ , -)
* , / , // , %
+ , -

2*3 , 4/25
1+6-0.16

int型とfloat型
float型は倍精度浮動小数点数を扱う型です。


モジュール(標準ライブラリ、拡張ライブラリ)を読み込む命令です。
mathは数学関数のモジュールです。
-1.7976931348623157e+308 ~ 1.7976931348623157e+308
しかし、結果が整数であっても、/はfloat型となります。


float型における小数点の問題

比較演算子については、次回詳しく説明します。
コンピューターが2進数で数値を表している以上避けて通れないものです。

round(number[, ndigits])
complex型:Visual Studioのインテリセンスについて
数値の後ろに、
j または J を付けて定義できます。

Visual Studioでは、オブジェクトに続けて.(ドット)を打つことで、そのオブジェクトが持つプロパティ・メソッドが表示されます。

その場合は、.(ドット)を一度消して再度.(ドット)を入れると表示されます。
しかし、もっと簡単に表示できるショートカットがあります。
.の直後の位置で、
同じテーマ「Python入門」の記事
第1回.Pythonの統合開発環境をインストール
第2回.対話モードの使い方とヘルプ
第3回.変数とデータ型
第4回.数値計算(四則演算)
第5回.if文とインデントによるブロック
第6回.for文とイテラブルオブジェクト
第7回.while文とデバッグ(ステップイン)
第8回.文字列操作(str型)
第9回.リスト(list型、配列)
第10回.タプル(tuple型、イミュータブル)
第11回.辞書(dict型)
新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る
シートコピー後のアクティブシートは何か|ツイッター出題回答 (2023-09-19)
Excel関数の引数を省略した場合について|ツイッター出題回答 (2023-09-14)
セル個数を返すRange.CountLargeプロパティとは|VBA技術解説(2023-09-08)
記号を繰り返してグラフ作成(10単位で折り返す)|ツイッター出題回答 (2023-08-28)
シートを削除:不定数のシート名に対応|VBAサンプル集(2023-08-24)
ランクによりボイントを付ける(同順位はポイントを分割)|ツイッター出題回答 (2023-08-22)
OneDrive使用時のThisWorkbook.Pathの扱い方|VBA技術解説(2023-07-26)
列幅不足による###表示や指数表示を判定する|VBA技術解説(2023-07-12)
シートを削除:不定数のシート名に対応|VBAサンプル集(2023-07-04)
シート関数のCOUNTIFS,SUMIFS,MAXIFSと同じ処理|Power Query(M言語)入門(2023-02-28)
アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る
1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.RangeとCellsの使い方|VBA入門
3.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
4.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
5.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
6.マクロとは?VBAとは?VBAでできること|VBA入門
7.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)|VBA入門
8.並べ替え(Sort)|VBA入門
9.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門
10.条件分岐(IF)|VBA入門
このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。