Python入門
第6回.for文とイテラブルオブジェクト

Pythonの初心者向け入門解説、人気のプログラミング言語Python
最終更新日:2020-09-14

第6回.for文とイテラブルオブジェクト


Python for文 イテラブルオブジェクト

プログラムとは処理手順であり、突き詰めれば条件分岐しながら繰り返し処理を行うものです。
繰り返し処理はプログラミング言語に無くてはならない処理になります。
Pythonでの繰り返し処理のうち、今回はfor文の説明になります。


目次

for文の構文

for文は、文字列、リスト、タプル、その他の反復可能なオブジェクト内の要素に対して反復処理を行います。

for 変数 in イテラブルオブジェクト:
    繰り返す処理1
    if スキップ条件:
        continue
    if 終了条件:
        break
    繰り返す処理2
else:
    最後に一度だけ実行

continue
break
else:
これらは省略可能です。

for文では、イテラブルオブジェクトの要素が1つずつ順番に変数に代入され、要素の数だけ繰り返されます。
全ての要素が変数に代入され終わったらfor文は終了します。

イテラブルオブジェクトとは

range()、str、list、tuple、dict、その他、複数の要素が入った繰り返し処理可能なオブジェクトです。

イテレーターと呼ばれるメソッドが実装されています。
イテレーターによって、要素を1つずつ取り出すことができています。
イテレータは自身を戻り値とする__iter__()メソッドと次の要素を返す__next__()メソッドを持っています。

※今はまだ、そのようなオブジェクトだとそのまま覚えておけば良いと思います。
先々学習が進めば自然と理解が深まるものです。

range()関数

range()関数
range(stop)
0からstop-1までの連続数値を返します。
range(start, stop[, step])
startからstop-1までstep置きの整数を返します。
stepの省略値は0です。


for n in range(10):
    print(n)

Python for文 イテラブルオブジェクト


for n in range(1,10,2):
    print(n)

Python for文 イテラブルオブジェクト


str型

for文でstr型を扱うと、1文字ずつ取り出されます。
つまりstr型はイテラブルオブジェクトです。

for char in "aAbBあアア#()":
    print(char)

Python for文 イテラブルオブジェクト


list型/tuple型

list型

可変な配列を扱う型です。
listはカンマ区切りの値の並びを[]角括弧で囲んで作成します。
listの詳細については、後の章で詳しく解説します。

for word in ["python","range","list","tuple"]:
    print(word)

Python for文 イテラブルオブジェクト

tuple型

可変な配列を扱う型です。
tupleはカンマ区切りの値の並びを()括弧で囲んで作成します。
定義後に要素を変更できない点がlistとの違いです。
tupleの詳細については、後の章で詳しく解説します。

for word in ("python","range","list","tuple"):
    print(word)

Python for文 イテラブルオブジェクト


enumerate()関数

イテラブルオブジェクトの各要素とインデックスを同時に取り出すことができます。

for count,char in enumerate("Python"):
    print(str(count)+"番目の文字は"+char)

Python for文 イテラブルオブジェクト

print(str(count)+"番目の文字は"+char)
この部分は、
print("{}番目の文字は{}".format(count,char))
print(f"{count}番目の文字は{char}")
このように書くことができます。
これについては、文字列操作の時に詳しく解説します。

break文とelse節

else節はfor文が終了した時に1度だけ実行されます。
ただし、break文でforループを終了した時は実行されません。
頻繁に使われるものではないと思いますが、ぜひ覚えておきたい機能です。

for char in "else for break":
    if char==",":
        break
else:
    print("カンマで区切ってください。")

文字列に,カンマが含まれている場合は、breakでループを抜けるのでメッセージは出力されなくなります。
文字列に,カンマが含まれていなければ、最後にelse節が処理されるのでメッセージが出力されます。


continue文

continue文は、その行以降の処理をスキップして次のループ処理に進みます。

for char in ["break","123","else","continue"]:
    if char.isdigit():
        continue
    print(char)

Python for文 イテラブルオブジェクト

isdigit()はstrの組み込みメソッドです。
全ての文字が10進数字なら真、そうでなければ偽を返します。
str型には他にも多数の便利なメソッドがあります。
これについては文字列操作の時に詳しく解説します。




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