第33回.表示の固定
Google Apps Script で、シートの表示(スクロール)の固定を設定します。
方法 | 簡単な説明 |
getFrozenColumns() | 固定した列の数を返します。 |
getFrozenRows() | 固定した行の数を返します。 |
setFrozenColumns(columns) | 指定した数の列を固定します。 |
setFrozenRows(rows) | 指定した行数を固定します。 |
表示(スクロール)を固定する
function mySample33_1() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
sheet.setFrozenRows(2);
sheet.setFrozenColumns(3);
}

これで、2行目までが固定されます。
これで、3列目までが固定されます。
Excelでは、固定しない先頭を指定しますが、スプレッドシートは固定する位置を指定します。
Excelなら、D3セルを選択して固定すると、上記のようになりますが、
スプレッドシートでは、C2セルを選択して固定するという事になります。
表示(スクロール)の固定を解除する
function mySample33_2() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
sheet.setFrozenRows(0);
sheet.setFrozenColumns(0);
}
行数、列数に0を指定することで、固定を解除できます。
マイナスを指定するとエラーになります。
表示(スクロール)の固定の変更
getFrozenColumns()
これらのメソッドはありますが、使う事はほとんどないでしょう。
変更時は、後から実行した状態に設定される(上書きされる)ので、
特に、今現在の設定を意識する必要はありません。
スクリプトで、表示を固定することはあまりないと思います。
とはいえ、全くないわけでもなく、
スクリプトで新規シートを作成した時などは、表示の固定をしておくと使いやすいシートになります。
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