第30回.並べ替え
Google Apps Script で、スプレッドシートを並べ替えます、
行数と列数は、getLastRow()とgetLastColumn()で取得して並べ替え範囲を指定しています。
function mySample30_1() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
var lastRow = sheet.getLastRow();
var lastCol = sheet.getLastColumn();
sheet.getRange(2, 1, lastRow, lastCol).sort(2);
sheet.getRange(2, 1, lastRow, lastCol).sort(1);
}
B列(2)で昇順に並べ替え
A列(1)で昇順に並べ替え
結果として、
A列(1) > B列(2)
つまり、A列で昇順、その中で、B列で昇順になります。
この指定方法では、昇順・降順は指定できません、全て昇順になります。
昇順・降順を指定して1列ごとに並べ替える場合
function mySample30_2() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
var lastRow = sheet.getLastRow();
var lastCol = sheet.getLastColumn();
sheet.getRange(2, 1, lastRow, lastCol).sort({column: 2, ascending: false});
sheet.getRange(2, 1, lastRow, lastCol).sort({column: 1, ascending: true});
}
B列(2)で降順に並べ替え
A列(1)で昇順に並べ替え
結果として、
A列(1) > B列(2)
つまり、A列で昇順、その中で、B列で降順になります。
scending: true ・・・ 昇順
scending: false ・・・ 降順
昇順で複数列を並べ替える場合
function mySample30_3() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
var lastRow = sheet.getLastRow();
var lastCol = sheet.getLastColumn();
sheet.getRange(2, 1, lastRow, lastCol).sort([1,2]);
}
A列(1)で昇順、B列(2)で昇順に並べ替え
結果として、
A列(1) > B列(2)
つまり、A列で昇順、その中で、B列で昇順になります。
配列を使った記述になっているので、括弧の使い方に注意してください。
昇順・降順を指定して複数列を並べ替える場合
function mySample30_4() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
var lastRow = sheet.getLastRow();
var lastCol = sheet.getLastColumn();
sheet.getRange(2, 1, lastRow, lastCol).sort([{column: 1, ascending: true},{column: 2, ascending: false}]);
}
A列(1)で昇順、B列(2)で降順に並べ替え
結果として、
A列(1) > B列(2)
つまり、A列で昇順、その中で、B列で降順になります。
scending: true ・・・ 昇順
scending: false ・・・ 降順
A列を使用していない(B列から始まる)表の並べ替え
function mySample30_5() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
var lastRow = sheet.getLastRow();
var lastCol = sheet.getLastColumn();
sheet.getRange(2, 2, lastRow, lastCol).sort(3);
sheet.getRange(2, 2, lastRow, lastCol).sort(2);
}
A列を使用していない表なので、B列以降で並べ替えをしています。
この場合の列位置の指定でも、絶対列位置になります。
つまり、
B列が2、C列が3・・・
Google Apps Scriptで、データを下に追記していくような場合は、
この並べ替えは必須になってくるでしょう。
定型文になりますので、あまり理屈を考えずに、そのまま使えば問題ありません。
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