エクセル雑感
コレクションの要素を削除する場合

ExcelマクロVBAとエクセル関数についての私的雑感
最終更新日:2020-09-11

コレクションの要素を削除する場合


ツイッターで出したVBAのお題(投票)です。


Collectionから要素を順に削除するVBAの正誤問題です。

問題を出したツイート

【VBA問題】
Dim c As New Collection
Dim i
For i = 1 To 100
c.Add i, CStr(i)
Next
For i = 1 To 100
c.Remove □
Next
四角に入れるもので間違っているものはどれでしょうか。
実行時エラーが発生するものを選んでください。
・1
・i
・101 - i
・i & ""


VBA マクロ コレクションの要素を削除
https://twitter.com/yamaoka_ss/status/1303882556459241472



解説のツイート

以下で一連の解説ツイートをしています。

https://twitter.com/yamaoka_ss/status/1304071254954053634

正解率が思ったより低かったですが、それでも2番手だったので良しとしましょう。
正解は2番目の「i」です。
4つの選択肢全てについて理解するには、
・コレクションを削除したときの挙動
・Collectionのkeyとは
この2点の理解が必要です。


コレクションは1つの要素を削除すると、それより後ろの要素が自動的に前に詰まります。
電車の11両編成の1両目を取ったら、、、
元の2両目が自動的に1両目になりますよね、そんな感じ、ちょっと違うかな(笑)
したがって、1番目を削除した時点で、それまでの2番目が1番目になります。


つまり、1番目を削除すると、
2→1,3→2,…100→99
そして50回削除した時点で、
残りは1,2,…50
51回目の削除では、51番目の要素は存在しないのでインデックスエラーになります。
したがって、
.Remove i
これは実行時にエラーが発生します。


では、最初の「1」はどういうことかというと、
1番目を削除すると、
2→1,3→2,…100→99
もう一度1番目を削除すると、さらに、
2→1,3→2,…99→98
常に1から要素数までが残ります。
つまり、1を削除し続ければすべてを削除することができます。



3番目の「101 - i」これは後ろから削除しています。
普通は、
For i = 100 To 1 Step -1
c.Remove i
Next
このように書くところですが、今回は同じForを使ったので「100 - i」とすることで、
100,99,98,…2,1
と変化させています。
シートでもセルの行・列でも、削除する時は後ろから!


最後の「i & ""」これに誤魔化された人が多かったようです。
Collection.Add item, key, before, after
keyは文字列です。
したがって最初に追加する時も、
c.Add i, CStr(i)
このようにkeyは文字列化しています。


そして、
Collection.Remove index
このように構文は書かれています。
このindexは、
数値型の場合はまさしくインデックス番号ですが、
文字列で指定した場合はCollectionに追加した時のキーを指定したことになります。
つまり、
「i & ""」これで文字列化しているのでキー指定で削除しています。


キー指定で削除しているので、削除する順番は関係ありませんので、正しく全て削除することができます。
これはシートでも同じです。
Worksheets(1).Delete
これは1番目のシートを削除します。
Worksheets(1 & "").Delete
これ「1」という名前のシートを削除します。
以上で解説は終わりです。


即興での解説となってしまいましたので、不行き届きの点があればご指摘ください。




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